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格闘技名勝負列伝 第7回 城戸康裕vs宍戸大樹

MA日本キックボクシング連盟/東金ジム
「BREAK DOWN-5~打破~」
2007年6月10日(日)東京・後楽園ホール

▼団体交流戦 70kg契約 3分5R
城戸康裕(谷山ジム/MA日本ミドル級王者)
判定3-0 ※50-48、49-47、50-47
宍戸大樹(シーザージム/SB日本ウェルター級王者)

≫この動画は記事の最後にあります。

■「潰しに行く」と城戸、「全力で倒しに行く」と宍戸

 城戸は2008年に「K-1 WORLD MAX日本代表決定トーナメント」で優勝し、世界トーナメントにも出るなどK-1の舞台で活躍。現在もKrushで-70kg級王座に君臨し、日本トップレベルの実力を誇っている。

 その城戸の出世試合となったのが、2007年6月10日にMA日本キックボクシング連盟のリングで行われたシュートボクシング(以下SB)との対抗戦、宍戸大樹戦である。

 それまでの城戸はRISEのトーナメントで2度の1回戦負け、初出場したK-1のオープニングファイトで山本優弥に負けるなど、ここ一番に弱いイメージがあった。

 当時、宍戸はすでにSBを代表するトップ選手で、SBの世界トーナメントS-cupで準優勝、SB日本ウェルター級王座を保持し、城戸よりも先に「K-1 WORLD MAX日本代表決定トーナメント」に出場を果たしていた。

 さらに、MAのリングでは2戦して2勝しており(そのうちの1戦はK-1MAXにもレギュラー参戦していた白須康仁にTKO勝ち)、MA日本ミドル級王者の城戸には当然、宍戸に一矢報いる期待がかけられていたのである。

 対戦前、城戸は「宍戸選手は自分がプロデビューする前からスター選手なので、僕の実力が試されると思います。リングに上がれば敵なので潰しに行きたいと思います」と挑発的なコメント。

 対する宍戸も「伝統あるMAキックのリングに上がれて光栄です。強敵の城戸選手と戦うことになりました。お互いのプライドを懸けて全力で倒しに行きます」と意気込んだ。

■ダウンを奪われた宍戸が猛反撃、城戸も必死の応戦

 試合は対抗戦らしい白熱の攻防となった。宍戸は試合開始ゴングの直後、いきなり奇襲攻撃を仕掛けて城戸を脅かす。しかし、2Rに城戸のヒザ蹴りが顔面にヒットし、宍戸はダウンを喫してしまう。

 見どころはここからだ。逆転を狙う宍戸は攻撃のペースを上げ、城戸も必死の応戦。現在の得意技であるハイキック、バックブローも繰り出す。試合終了のゴングが鳴ると、城戸は思わずマットに座り込んでしまったほど全力を尽くしての戦いだった。

 この年の12月、城戸は白須も破ってリング上から「K-1のオープニングファイトで2勝1敗と勝ち越して、昨年の日本トーナメント出場者の宍戸選手と白須選手の2人に勝ったので、そろそろトーナメントに出してください」とK-1MAX参戦をアピールし、後日、翌2008年の日本トーナメント出場が決定。そのトーナメントで優勝し、現在に至る。まさに城戸にとっての出世試合だ。

 一方の宍戸はこの城戸戦で、長いキャリアの中で2回目の2連敗となってしまったが、次のTATSUJI戦で復活。現在もトップクラスの実力をキープし、昨年のS-cupではMMA(総合格闘技)王者ジュシアス・カバウカンチを破っている。宍戸はあと数戦での引退を口にしており、SBを極めたいとしていることから、Krushに上がっている城戸との再戦はもうないだろう。

 日本人大物同士による最初で最後の激突、名勝負である。

★このコラムの動画がここに! 完全ノーカットで公開!

▼団体交流戦 70kg契約 3分5R
城戸康裕(谷山ジム/MA日本ミドル級王者)
判定3-0 ※50-48、49-47、50-47
宍戸大樹(シーザージム/SB日本ウェルター級王者)

 

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【インタビュー】城戸康裕がチャンピオンで居続けたい理由

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