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"ブッカーK"としてPRIDEやK-1に多くの外国人強豪選手たちをブッキング、 ヴァンダレイ・シウバを始めとして未知の強豪たちを発掘してきた川崎浩市が、独自の視点で格闘技界・選手たちの裏話を綴っていくコラム。

【連載】ブッカーKの格闘技の裏側 第10回 アメリカでキックボクシングが流行のきざし

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▲ラスベガスで開催されたLion Fightには大和哲也(左)が出場

■アメリカでキックイベントが続々と開催される

 古くは空手からプロ空手、そしてキックボクシングと、ブルース・リーの友人でもあったチャック・ノリス(ブルース・リー主演映画ドラゴンへの道にも出演)らがアメリカで発展させ、ベニー・ユキーデ、ドン・星野・ウィルソンらが人気を博したアメリカのマーシャル・アーツ(通称・全米プロ空手。ヒジ打ち、ヒザ蹴り、首相撲、ローキック禁止のアメリカン・キックボクシングのこと)。

 かなり昔だが、アメリカのマーシャル・アーツ=キックボクシングというイメージがあった。K-1が一時期、世界の舞台で一番になったが、それと共にアメリカでのキックボクシングは低迷していったように思う。

 一時期ロシア人でアメリカに住んでいる人物が、DRAKA(ドラッカ)という大会を大々的に開催したが、出場選手が試合後に亡くなり継続出来なくなった。

 大きな大会は無くなってしまったものの、全米に立ち技格闘技の道場は多く、またUFCに参加している選手の多くは打撃を必ず学び、アメリカ在住のキックボクシング・トレーナーたちは重宝されている。

 新生『K-1』は市場をアメリカに見出し、ロサンゼルス大会等を開いたが、FEGからの負の遺産が大き過ぎた。同じく昨年新たに発進した『GLORY』も市場をアメリカに見出そうとしている。デル・クック(アメリカを代表する元キックボクサー)の協力の元、昨年アメリカ大会を開催し、今年もニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴで開催している。

 また、アメリカの『Lion Fight Promotion』というキックボクシングプロモーションもラスベガスで頑張っている。9月には日本からK-1 WORLD MAX 63kg日本トーナメント優勝者の大和哲也や元Strikeforce王者であり、女子格闘技団体・INVICTA FCの現王者クリス・サイボーグを参戦させたりと話題を呼んだ。
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ブッカーKの格闘技の裏側 第10回 内容
■アメリカでキックイベントが続々と開催される
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■UFCも達成出来ていないことをGLORYが……

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