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"ブッカーK"としてPRIDEやK-1に多くの外国人強豪選手たちをブッキング、 ヴァンダレイ・シウバを始めとして未知の強豪たちを発掘してきた川崎浩市が、独自の視点で格闘技界・選手たちの裏話を綴っていくコラム。

【連載】ブッカーKの格闘技の裏側 第14回 世界のMMAの今

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▲元K-1ファイターのレイ・セフォー(右)が代表を務めるWSOFには岡見勇信(左)も参戦した

■UFCよりもエキサイティングな試合内容

 世界のMMA(総合格闘技)の状況はUFCが誰もが認めるNo.1のイベントだ。ファンを熱狂させるのが一番良い試合だと思うが、およそ300人もの選手が生き残りを懸けて戦っているUFCの現状は、勝つことに徹する試合が多くなっている。

 UFC以外では、『BellatorMMA』をSpikeTVの親会社が潤沢な資金で運営し、ケーブルTVであるSpikeTVで放送。昨年はPPVも行った。SpikeTVは現在、立ち技格闘技のGLORYも放送している。もう一つの大手はK-1で活躍したレイ・セフォーが代表を務める『WSOF』で、アメリカ3大ネットワークNBC傘下のNBCスポーツで放送される大会だ。

 当然ながら選手にとって一番のファイトマネー、地位・名声を得ることが出来る場所はUFCだ。以前のBellatorMMAには、BellatorMMAでキャリアアップしてUFCへ行こうと考えている選手たちがいたが、エディ・アルバレスの様に契約で縛られなかなか移籍出来ない問題が知られた。

▲UFCからリリースされた選手がWSOFを新天地として選ぶこともある

 新興のWSOFはUFCからリリースされた選手と契約するケースが多く、UFCへの復帰を望む選手たちがいたが、それもアンソニー・ジョンソン以降の選手たちは認めないとのこと。

 BellatorMMAもWSOFもファイトマネーは決して悪い訳ではなく、UFC同様勝てば倍のギャラが貰える契約が基本ベース。日本では知られていない選手たちが多いが、上を目指すためにハングリーな選手が多くUFCよりもエキサイティングな試合内容も多い。 ・・・

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ブッカーKの格闘技の裏側 第14回 内容
■UFCよりもエキサイティングな試合内容
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■ロシア、PPV…後発団体の戦略

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