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  3月30日(土)東京・新木場1st RINGで開催される2013年第一弾大会『女子総合格闘技ジュエルス23rd RING』で長野美香と対戦する富松恵美。2008年のWINDY智美戦で大怪我(打撲による腹膜炎および腸管損傷)を負いながらも3年8カ月のブランクを経て復帰を果たした。その後の連勝記録は途絶えたが、打撃面を強化するなど、まだまだ進化の途中。富松が戦い続ける理由とは!?(取材日:3月21日)

PROFILE
富松恵美(とみまつ・えみ)
1982年4月13日、神奈川県出身
身長156cm、体重50kg
2006年10月20日、G-SHOOTOの吉田正子戦でプロデビュー
2007年9月6日、スマックガールで開催されたThe Next Cinderella Tournament 2007 ライト級 決勝戦でV一(現在のV.V.Mei)に敗れ準優勝
2008年1月30日、パンクラスに初参戦。WINDY智美戦で負傷し戦線離脱。
3年8カ月ぶりの復帰を果たすと総合3連勝。
2012年7月にV.V.Meiに敗れ、連勝記録はストップした。
戦績:10戦5勝5敗
パラエストラ松戸所属

■第1章 試合で出したい技はあの選手が使っているローキック!?

 ――ジュエルスの看板選手である長野選手との一戦が決定しました。最初オファーがあったと きはどういう心境でしたか。

「えっ、私が看板選手なのでは!? まぁ冗談ですけど(笑)、以前から対戦したい選手だったのでやっと来たなという心境です」

――どうして長野選手だったのでしょうか。

「試合を重ねていけば、あとは長野選手しかいないなという感じだったので……」

――長野選手とはジュエルスのDVD発売イベントのゲストで一緒だったこともありましたが、ビジュアル面で意識していたことは?

「全然してないですよ(笑)。長野選手は単独でDVDを出すほどの人気選手ですよね。私がDVD を出したところで売れるわけがないでしょうし(笑)。もちろん私が倒してジュエルスの顔になろうとも思っていません。試合が決まったからには倒すことしか考えてないですね」

――長野選手は腕十字を得意技にしていますが、極められない自信は?

「私は柔術茶帯なので極めさせないですよ。試合で寝技を出したことはありませんが(苦笑) 、今回秘密兵器もあります。寝技で負ける気はしません」

――試合ではスタンドでの攻防が多いですよね。今回はどういう試合展開になりそうですか。

「スタンドで勝負できたらスタンドでいきます。本当は●●で勝負を決めたいと思っています

――今回練習で強化していることは?

「今、打撃を強化していて、キックボクサーのマグナム酒井選手(MA日本キックボクシング連盟ヘビー級王者)が使っているローキックを、CAVEで一緒に練習している石渡伸太郎さん(パンクラス・バンタム級王者)に教わりました。CAVEのスポンサーとマグナム酒井さんのスポンサーが同じでして、その流れで伝わってきました。マグナムローを喰らうと、悶絶級ですよ。喰らったら『あはっ~』となります(笑)」

――ちょっとその表現では痛さが伝わりにくいですね(笑)。昨年7月にV.V Mei選手に負けて以来の総合の試合になります。

「その試合で私は後半疲れてきたときに両腕を突き出すパンチを出していたみたいで、練習仲間から『キョンシーのようなパンチを出していて、あれではまずい』と指摘を受けました。それからボクシングジムに通うようになりました」

――ボクシングの成果を試したいというのもあって、昨年12月のジュエルスではシュートボクシング(以下SB)ルールに挑戦したのでしょうか。

「そうですね。ボクシングジムに通っていなかったらSBルールには挑戦していなかったと思います。手応えとしてはまだまだでしたけど……」 ・・・

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