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【ライズ/M-1】恐るべきコリアンモンスターが新王者に!裕樹をまさかのローキック葬

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2013/01/06(日)UP

▲“コリアンモンスター”ソンヒョン(左)がついにベルトを強奪!

RISEクリエーション/M-1MC
「RISE 91/M-1MC ~INFINITY.II~」
2013年1月6日 (日)東京・後楽園ホール

▼第15試合 RISEライト級(-63.0kg)タイトルマッチ 3分5R無制限延長R
○イ・ソンヒョン(韓国/仁川ムビジム/挑戦者)
TKO 4R1分58秒 ※レフェリーストップ
●裕樹(ANCHOR GYM/王者)
※ソンヒョンが第2代王座に就く。裕樹は2度目の防衛に失敗。

 裕樹は今年3月24日の後楽園ホール大会にて、渡辺理想の挑戦を退けて初防衛に成功した。しかし、次の6月2日TDCホール大会では-64.0kg契約(ライト級は-63.0kg契約)でソンヒョンに判定負け。

 ソンヒョンはその後、渡辺理想、麻原将平、ブアカーオ・ウィラサクレックを撃破して“コリアン・モンスター”ぶりを発揮しており、今回最強の挑戦者として裕樹の前に立ちはだかる。

 国内最強のローキックを持つ“キング・オブ・ローキック”裕樹がリベンジして2度目の防衛に成功するか、それともソンヒョンが返り討ちにして初のRISEタイトル海外流出となってしまうのか!?

 1R、ジャブを基点とした回転の速いパンチを繰り出すソンヒョンに、裕樹は得意の左ロー。ソンヒョンも強いローを蹴り返し、得意のボディストレートを狙う。

 裕樹はジャブから左ロー、ソンヒョンのストレート系のパンチ対策か、前に腕を出してのガード。それに対してソンヒョンはボディを狙ってくる。

 ロー、ボディブロー、顔面へのストレートと攻撃を散らすソンヒョン。裕樹は左ローを蹴るが、やや押され気味。

 2R、ソンヒョンはヒザ蹴りでもボディを狙い、左右のストレートにつなげてくる。裕樹の前ガードに対してはサイドからの右フックを狙い撃ち、祐樹は左ローを蹴り続ける。

 ソンヒョンは裕樹のボディを徹底的に攻め、そこからアッパーも突き上げる。左ローを警戒し始めたソンヒョンに裕樹は右ロー。ソンヒョンはフックとストレートでボディ攻め、さらに左右の連打で裕樹のガードをこじ開けてパンチをヒットさせる。裕樹も負けじと右フック。

 3R、裕樹は得意のノーモーションの右ストレート、ソンヒョンは左右フックを返して前蹴り、ヒザ蹴りでボディを攻める。裕樹も左ボディから左フック、右フックから左ロー。

 裕樹の左ローでソンヒョンが下がり始め、裕樹は右ローで追い討ち。ソンヒョンもボディを打つ。裕樹が左ローから左フック、ソンヒョンもローを蹴り返してヒザ蹴り。ソンヒョンは急に左ローを連発して裕樹が足を上げてガードすると、足払いで転倒させる。

 4R、ローを蹴り合う両者。裕樹は足払いで転倒させられる。ソンヒョンの右ローを蹴る回数が極端に増え、裕樹はまたも足払いで転倒。そして、この右ローで裕樹がまさかのダウン! さらに足払いで倒され、立ち上がれないため2度目のダウンが宣告される。

 裕樹は左ミドルを蹴るが、足の痛みに耐えかねてまたも倒れる。ここでレフェリーストップが下り、ソンヒョンがTKO勝ち! ローキックを得意とする裕樹をローで倒し、RISEのベルトが初めて海を渡ることになった。

 満面の笑顔でベルトを巻いたソンヒョンは、「こんにちは。RISE 63kgチャンピオンのイ・ソンヒョンです。僕の名前を覚えてください。そして愛してください」とマイクアピールした。

 裕樹は、以前に痛めた左足内側靭帯を一発目のローを蹴った時に再度痛めてしまったことを打ち明けたが、「でもローを効かされたのは事実。完敗です。相手がローを蹴ってくるのは分かっていたが、自分が(ローで倒そうとするのを)急ぎすぎてしまったのかもしれない」と敗因を分析。そして、「今まで戦ってきた相手とは明らかに質が違う。身体も攻撃も堅かった。強いと認めざるを得ない」とソンヒョンのモンスターぶりを評した。

 一方、新王者ソンヒョンは「前の試合もローで勝ったから自信があった。先に足を攻撃する作戦でした。足払いは普段は使わないのに自然に出ましたね」とローで戦うのは作戦だったとし、「このベルトを守り抜きます」と宣言。

 次回の試合は2月に韓国・ソウルで開催される予定のK-1 WORLD MAXで70kg級トーナメント出場が決まっているという。RISEライト級より7kgも上の階級となるが、「普段は77kgあるし、以前は70kgで戦っていたから大丈夫。アジアの中では自分が一番強いと思う」と語った。

 RISEライト級を完全制圧したコリアンモンスターを、ストップ出来る日本人選手はいるのか!?


 


▲梅野(左)が左ミドルキックでKO勝ち

▼第14試合 RISEルール -60kg契約 3分3R延長1R
○梅野源治(PHOENIX/WPMF世界スーパーフェザー級王者)
KO 3R1分4秒 ※左ミドルキック
●キム・スンヨル(韓国/Team CHIBIN/大韓格闘技協会ジュニアライト級王者)

 梅野は10月14日に両国国技館で開催された『K-1RISING 2012 WORLD GP FINAL 16』で、得意のヒジ&首相撲を封印してK-1ルールに初挑戦。しかし、チャンヒョン・リー(韓国)に最終ラウンドでダウンを奪われ、屈辱の敗北を喫した。

 再起戦となる今大会ではRISEルール(K-1ルールとの大きな違いは片手で相手をつかんでのヒザ蹴りが一発だけ認められる)に初挑戦。

 対戦相手の大韓格闘技協会ジュニアライト級王者のスンヨルは、K-1やREBELSに来日した“韓国の英雄”イム・チビン率いるTeam CHIBIN所属。

 1R、梅野は左ミドルと右ロー、スンヨルは左右フックで突っ込んでいく。梅野は左ミドルと前蹴り、そしてパンチにつなぐ。

 蹴りでイニシアチブを握る梅野だが、片手でつかんでのヒザ蹴りを連発してしまい(許されているのは一発のみ)イエローカードが提示される。

 梅野が右ストレートからの連打、スンヨルは転倒。終盤はスンヨルも左右フックを放ち、右フックの相打ちとなる。

 2R、梅野は左ミドルの連打とヒザ蹴り、スンヨルは左右フックで接近戦を挑む。梅野は首相撲でスンヨルを転倒させ、スタンドに戻ると左ミドルと右ロー、さらに右フック。

 スンヨルのパンチをもらう梅野は組み付く場面が目立つ。スンヨルのローがローブローとなり、梅野は悶絶。リングに這いつくばってしまう。スンヨルにはイエローカードが提示された。

 再開後、梅野は怒りの左ミドル連打と右ストレート。左ミドルから左右フック、スンヨルが左右フックで突っ込んでくるとヒザ蹴り。顔面前蹴りの連打からパンチで梅野が前へ出る。

 3R、梅野が左右ミドルから左右フック、スンヨルがパンチで前に出てくると梅野は首相撲で崩してのヒザ蹴り。さらに左ミドル、前蹴りで崩してのパンチと梅野が攻勢。梅野の左ミドルでスンヨルが戦意を喪失したかのように手を下げて後ろへ下がり、レフェリーはダウンを宣告。再開後も梅野が左ミドルで攻めるとスンヨルは逃げ、レフェリーがストップ。梅野のKO勝ちとなった。

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