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2011年5月度MVP 加藤大喜

 毎月GBRが取材した大会の中で、最優秀選手を決める月間MVP。
 2011年5月度のMVPは、5月28日・29日に行なわれた新極真会「第28回全日本ウエイト制空手道選手権」で準優勝した加藤大喜選手に決定!
(2011年6月7日UP)

選考理由
1、「2回戦・3回戦秒殺一本勝ち(KO)、4回戦は一昨年の全日本中量級チャンピオン相手に後ろ蹴りで一本勝ち(KO)を果たした」
2、「準優勝し世界大会日本代表に選出」
3、「まだまだ期待できる19歳という若さ」

PROFILE
加藤大喜(かとう・だいき)
1992年6月1日、愛知県出身
身長175cm・74kg
2008年11月24日、第23回全関西大会一般男子中量級優勝。
2009年5月23日・24日、第26回全日本ウエイト制大会中量級ベスト8。
2010年4月4日、第15回全関東大会一般男子中量級優勝。
2010年9月12日、第18回全中部大会一般上級優勝。
2011年5月28日・29日、第28回全日本ウエイト制大会中量級準優勝。
新極真会愛知山本道場所属

■常に先手を取って自分のペースで試合をする

 男子軽量級で3連覇を成し遂げた前田優輝をはじめ、10代の若手が大躍進を遂げた新極真会「第28回全日本ウエイト制空手道選手権」。その中でも優勝を逃しながら、大きなインパクトを残したのが、男子中量級で準優勝を果たした愛知山本道場の19歳、加藤大喜だ。

  決勝こそ島本一二三(かずふみ)に最終延長で敗れた加藤だが、2回戦は12秒で上段廻し蹴りによる一本勝ち、3回戦で前関西チャンピオン・安村哲に47 秒、上段回し蹴りによる秒殺一本で勝ち上がる。そして4回戦では一昨年の全日本中量級王者である吉田富和をレバーへの後ろ蹴りによる一本勝ちで下す大金星 を挙げた。

  試合から約一週間、加藤は「全日本ウエイト制大会に出るのは今回が3度目で、一昨年はベスト8、昨年も4回戦で負けてしまって、すごく悔しい思いをしまし た。今まで他のユースの選手たちに比べて、成績で劣っていた部分があったので、自分の実力で日本代表に選ばれたことは本当に自信になりました。今回は技を つなげられたことが良かったと思います。練習でやってきたことが体に染み付いていて、今回はそれが自然と試合で出せました」と大会を振り返る。

  ハイライトとなった吉田との4回戦は「試合をしていても本当に強くて、たまたま勝てたようなものです」と謙遜しつつも「相手のペースにならないように自分 から先に手を出して、常に先手を取って逆に自分のペースで試合をしようと思っていました」と勝利のポイントを分析した。

道場での練習のない日は自宅で父と練習を重ねる。

 加藤が空手を始めたのは小学4年生の時、友達が先に空手を始めていたのを見て、自分も やってみたいと思い、愛知山本道場に入門した。空手を始めた当初は「正直、あんまり練習が好きではなかったです」という加藤だが「5年生の時に出た交流試 合で負けた、それが本当に悔しかったんですね。その負けをきっかけに真剣に空手をやろうと思いました」と本格的に空手の道を進むことになる。

  実家を改装する際に練習するスペースを設け、道場での練習がない日には、自宅で父の指導を受けて練習している加藤。加藤の父は空手・ボクシングの経験者で、加藤と一緒に試合の映像を見ながら技を研究し、指導しているという。

  今大会では多彩な蹴り技が目を引いたが、それは普段から加藤の研究熱心さにある。
「試合をたくさん見て、技を研究しています。意識して色んな技を練習し、たくさん技を覚えることを心がけています」という姿勢で練習に取り組み、「一本で 勝つことに憧れていて、見ている人たちもその方が面白いと思います」という意識で試合に臨んでいるからこそ成せる業である。

  そしてその礎となっているのが道場の山本健策師範だ。
「山本師範の試合は一本勝ちが多くて、見ていて楽しい試合が多かったので、僕も山本師範のような試合をしたいと思っています。そして師範からはたくさん技を出せと指導してもらっています」

 実は吉田を沈めた後ろ蹴りも「あれは山本師範の試合のビデオを見て、山本師範を真似して練習していました。実際に師範からも色々とアドバイスをしていた だきました」と山本師範の真似をして練習したもの。また加藤は左右どちらでも後ろ蹴りを蹴れることが大きな武器となっているが「最初から両方できるように 練習していましたね。どちらかの足だけよりも、両足で蹴れた方が相手にとって嫌だと思いますし、得意な方だけを練習するのではなくて、ずっと両足で蹴れる ような練習をしていました」という。

■夢について

  将来はどんな選手になりたいかと聞くと、加藤は「見ている人に感動を与えられる選手ですね。ただ勝つだけではなくて、見ていて楽しい、そういう選手になり たいと思います」と明確な理想像を掲げる。目前には世界大会出場が控えており、今はそれが大きな目標だ。

 「今の目標は世界大会で結果を残すこと。出場するからには自分の力を出し切って、優勝するつもりで頑張ります。また楽しみな気分と恐怖心の両方があるの ですが、世界大会で戦うことがどういうものなのかも体験してみたいです。今回の決勝では(優勝した島本と)体のパワーに差を感じたので、これからはそこの 部分も強化するような練習も必要だと感じています」

  強さはもちろん、多彩な技で見るものを魅了する加藤大喜。19歳のニューヒーローが世界大会でどんなインパクトを見せてくれるのか、非常に楽しみだ。

〈試合動画(youtube)〉

▲加藤大喜3回戦(vs安村哲)動画 47秒上段廻し蹴り一本勝ち

 

▲加藤大喜準々決勝動画(vs吉田富和) 延長1回 22秒後ろ蹴り一本勝ち
 
写真提供:新極真会

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