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 世界45カ国192 名が出場する4年に一度の空手オリンピック、11月4日(金)~6日(日)の3日間にわたって開催される極真会館『第10回オープントーナメント全世界空 手道選手権大会』に、松井章圭館長の推薦を受けて出場する鈴木。プロのリング(Krush)でも活躍する鈴木は今大会に「命を懸けて臨む」と言う。その決 意を語る。(2011年10月27日UP)写真提供/ワールド空手

PROFILE
鈴木雄三
(すずき・ゆうぞう)
1984年4月10日、埼玉県出身
1997年に極真会館東京城北支部に入門
1999~2001年全日本青少年大会三連覇
2006年、第23回全日本ウェイト制大会軽量級優勝
2007年、第24回全日本ウェイト制大会中量級優勝、史上3人目の二階級制覇
2007年、第9回全世界空手道選手権大会出場
2008年、第25回全日本ウェイト制大会中量級優勝、史上3人目の三連覇
2009年、第26回全日本ウェイト制大会軽量級優勝
2009年、第4回全世界ウェイト制大会軽量級優勝
無尽蔵のスタミナから繰り出される連打はマシンガンラッシュと呼ばれる
優れた文化活動と成績優秀な学生に贈られる早稲田大学学生文化賞授賞、早稲田校友会稲魂賞授賞
2010年10月31日、Krushでプロデビュー。戦績:2勝1分
身長168cm、体重68kg
国際空手道連盟極真会館東京城北支部所属

■キックボクシングをやる前の自分より今の自分の方が絶対に強い

ーーキックボクシングの試合に出場しながら、空手の稽古は並行して続けていたのですか?

「2009年8月の世界ウェイト制大会(軽量級優勝)から今年7月までの2年間は、ほぼキック一本に専念していました。空手は少年部や一般部を指導する時くらいでしたね」

ーーすぐに戻せるものですか?

「いや、最初は戸惑いました。再開して1カ月くらいは間合いを詰めてくる相手に対応が出来なかったんですが、10年以上やっていた空手ですからすぐに勘は戻り ました。さらに、キックで覚えた間合いは僕がキックを始める前には使っていなかった距離だったので、幅が広がった形になりましたね」

ーーキックをやってみて、空手に応用出来たことは他にありますか?

「まず間合い。それと相手をよく見るようになりました。今までの僕の組手は、松井館長や木山(仁)監督に 大会後の総評でよく言われていたんですが、自分本位の組手だったんです。相手の動きよりも、とにかく自分の動きで攻めすぎると。自分自身としては相手の動 きも見ているつもりだったんですが、キックの試合をやって相手の出方を俯瞰的に見て、そこへカウンターを合わせる練習をしたおかげで、相手の動きに対応す る動作が今までの自分には抜けていたことに改めて気付かされました。

 視点が変わったので、相手に合わせられるようになりましたね。カウンターであったり、受け返しの受けからすぐ攻めに転じたりとか、そういう駆け引きが前よりも数段に上手くなった実感があります」

ーー鈴木選手の代名詞である”マシンガンラッシュ”はもう蘇っていますか?

「それは、もう(笑)。昔の自分と今の自分が戦ったとしたら、今の自分の方が絶対に強いと思います。だから、試合をするのが楽しみですね」

ーーとは言え、鈴木選手よりもはるかに大きい外国人選手たちがひしめき合っているのが無差別の世界大会なわけですが。

「トーナメントに出場する全選手のデータを見たんですが、僕が一番軽いんですよ。今、僕は68kgなんですが60kg台は僕だけでした」

ーーそうなんですか!

「はい。最軽量です。でも ・・・

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