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  毎月GBRが取材した大会の中で、最優秀選手を決める月間MVP。2011年11月のMVPは、11月23日(水・祝)TOKYO DOME CITYホールで行われたRISEクリエーション主催『RISE 85 ~RISE HEAVY WEIGHT TOURNAMENT2011~』で初代RISE QUEENの座を奪取したRENAに決定!(2011年12月3日UP)

PROFILE
RENA
(れーな)
1991年6月29日生、大阪府出身
身長160cm、体重50kg
2007年7月1日、J-GIRLSでプロデビュー
2009年8月23日、シュートボクシング「Girl’s S-cup 2009」優勝
2010年8月29日、「World Girl’s S-cup 2010」優勝で二連覇を達成
2011年11月23日、「RISE85」で当時13連勝中の神村エリカに判定勝利し、初代RISE QUEEN王者となる
及川道場所属

選考理由
1、「13連勝の神村エリカを破り、初代RISE QUEENの座を獲得」
2、「注目度の高い最強女王対決を制した」
3、「女子格闘技の顔として2012年の活躍が期待される」

受賞されたRENA選手には、ゴールドジムより以下の賞品(プロテタイトカルシウム 1個マルチビタミン&ミネラル 1個アルティメットリカバリー ブラックマカ&テストフェン+α 240粒 1個)と、GBRより記念の盾が贈られます。

プロテタイトカルシウム

プロテタイトという新素材を配合し、「骨質改善効果」を考え、各種栄養素を配合したサプリメント。スポーツや格闘技を行う方、成長期の子供たち、そして中高年の栄養補給におすすめです。
マルチビタミン&ミネラル

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贈呈:ゴールドジム


MVP記念インタビュー 
「ドン底の人生から最強女王になるまで」

■神村さんに会った瞬間から『いけるな』と感じた

 RENAと神村は4月のシュートボクシング(以下SB)のリングでエキシビションマッチとして初めて拳を交え、RENAは神村からダウンを奪われてしまう。それ以降、もう一度拳を交えるまで二人の差は大きく開くばかりだった。

 6月、RENAは獲って当然と思われたSBクイーンの座を争う高橋藍との一戦で敗れた。続く8月のサーサ・ソーアリー戦では2RKO勝利したものの、9 月のジェシカ・ペネ戦では延長2回の末に判定負けを喫してしまう。Girls S-cupニ連覇という昨年の栄光からドン底を味わったRENAに対し、神村は好調をキープ。8月に開催されたSBの女子立ち技格闘技最強決定トーナメン ト『Girls S-cup2011』に神村は他団体ながら乗り込み、初挑戦のSBルールで優勝を果たすと、10月にはデニス・メラーを1RKOで下しWBCムエタイ・イ ンター王座を獲得。連勝記録は13に伸ばしその勢いは止まるところを知らなかった。

  2011年11月23日TOKYO DOME CITYホールにこの二人がリングイン、下馬評では神村有利の声が多い中、この一戦のゴングが鳴った。 神村の前進を前蹴りで止めるRENA。距離をとっ てはRENAが的確に前蹴り、そしてパンチを当てる。神村は徐々に冷静さを欠き、2Rに入るとRISEルールで禁止となるクリンチを仕掛けてしまい神村に イエローカード。3R目にも再びクリンチがあり、神村にレッドカードで減点1。焦る神村をリードし、そのままRENAは判定勝ちで初代RISE QUEENのベルトを巻いた。

 あれから1週間……RENAを直撃するとそれまでの苦しい道のり、勝利の裏側を大いに語ってくれた。

 RENAは「神村さんに勝てば、GBRさんの今月のMVPは私だと思っていましたよ」と笑う。試合のことを振り返ってもらうと、早い段階から勝利を確信していたという。
「前日計量のときに神村さんに会った瞬間から『いけるな』と感じましたね。こういうのをあんまり感じたことはないんですけど、彼女からはオーラが感じられませんでした。それで計量したら、神村さんは100gオーバー。何だか試合に集中していないなというのを感じたんです。

  実際に試合では、1R目を戦った段階で勝てると確信しました。私がやりたいことは全て出来ていたし、私が主導権を握っていました。自分の階級での試合(※ SBでの試合は今回の48kgよりも1~3kg重い階級でやることが多かった)だったのでスピードもキレも動きもよく、スタミナも問題ありませんでした。 対策は色々とありましたよ。

 今回の作戦は、まず神村さんの蹴り、パンチの距離を研究して、その距離で戦わないことでした。自分が前に出たり逆に引い たり、前蹴りで突き放したりと色々と考えていました。作戦は基本的にダムさん(セコンドについたシーザージムのタイ人トレーナー)が考えてくれまして、及 川先生とは微調整という感じで詰めてきました。吉鷹(弘)さんからは『前回の神村とのエキシビション戦ではパンチを打ったときの引きが遅いから神村のパン チをもらってしまった』と言われましたので、そこも意識して修正する努力をしました。

    また、神村選手を焦らせるのも作戦の1つでしたので、作戦通りに戦えていたと思います。判定の結果を聞く前は、ダムさんは『勝った!』と喜んでくれました が、アウェーの厳しさをわかっている及川先生やマサ先生(ナグランチューン・マーサM16)からは『もう1Rあるぞ、気を抜くな』と言われました。だから 私も、判定を聞くまでは油断しないようにしようとずっと深呼吸している状態でしたね。延長になったとしても、スタミナ面も心配はなかったので大丈夫でし た。今回は負けることを一切考えませんでした。試合前にも、勝ったらこうなるんだろうなとか1人で妄想ばっかりしてて、『自分はホンマにこれで大丈夫か な?』って思っていたぐらいでした(笑)」

■ドン底を味わった人生。立ち上がることが出来た1つの歌との出会い

 「今回は勝つことが出来ましたが、自分の中では試合内容には満足してません。でも、私の周りの人たちが凄く喜んでくれ て、凄く笑顔になってくれました。そういうのを見ていると、『私は勝ったんだ』って嬉しくなりました。それで最近になって実感が芽生えてるんです。何だか 不思議な気持ちです」と、今の心境を語ってくれたRENA。高橋戦での敗戦後、ドン底を味わったRENAだが、ここまで立ち上がることが出来た背景には1 つの歌との出会いがあった。

悲しみや苦しみの先に それぞれの光がある
さあ行こう 振り返らず走り出せばいい
希望に満ちた空へ…

誰にも見せない泪(なみだ)があった
人知れず流した泪があった

いくつもの日々を越えて
辿り着いた今がある
だからもう迷わずに進めばいい
栄光の架橋へと…
終わらないその旅へと
君の心へ続く架橋へと…

 これは2004年アテネオリンピックの日本代表選手団公式ソングになったゆずの名曲「栄光の架橋」の歌詞の一部である。RENA自身、「これまでの道のりとまさにこの歌詞が似ていると感じた」という。

 高橋に敗れ、現役引退を考えるまでかなり落ち込んでいたRENAは「もうダメだと思いましたね。何で戦うのか、何のために頑張るのかがわからなくなって しまって。こんなことばかり考えているようだったら、いっそのこと(格闘技を)辞めようと思ったんです。8月に入ってからも2ヵ月間はずっとモンモンして いて、練習もほとんどしていない状況でした」と当時を振り返る。

 そんなときに出会ったのが、ゆずの「栄光の架橋」だったのだ。
「昔から仲良くさせていただいていている元女子格闘家の方がいて、私が落ち込んでいたときには凄く支えてもらいました。一緒に話をしたり、辛いときは一緒 に泣いてくれたり。ある日、『この歌はいいよ、ちょっと聴いてみて』とCDを持ってきてくれたんですよ。以前から知っていた歌ではあったのですが、歌詞を 改めて見たら凄くいい歌で、泣けてきたんです。自分の今までの戦いと重なるものがあって、昔のことを凄く思い出しました。『そうやねんな~、そうやねん な~そういうことがあったな~』とか思いながら聴いていましたね(笑)。

  練習でくじけそうになって弱い自分が出てきそうになったら、この曲を聴いて『まだまだ頑張らなアカン。ここで辞めたらアカン』と思ったりもしました。ここ で辞めたら自分も後悔するなというのが正直あったので頑張ろう、と。神村戦の前にリングチェックしてるときも1人で口ずさんでたんですよ。入場曲で使おう とも思ったんですけど、リングに向かう前にあまりにも泣きそうで、しんみりしちゃう感じだったので止めちゃいましたけど(笑)」

 神村戦の前には、今まで一緒に練習してきた及川道場の仲間たちとも離れ、約2ヵ月にも及ぶ東京・浅草にあるシーザージム での猛稽古。「1人でやらないといけない、誰にも甘えられない、普通にしゃべったり、じゃれあったりすることも出来ない」孤独感のある苦しい毎日を送って きたRENAだったが、そんなときでも支えになったのがこの歌だった。

■RENAの今後…目指すはセンチャイ、そしてアンディ・サワー

 最強女王決定戦を制し、RENAが今後目指すべきところとは一体どこにあるのだろうか? 高橋へのリベンジか。神村とのリマッチもあるだろう。

「神 村さんを倒して立ち技女子の軽量級では1番になったという自負はありますが、私はまだまだだと思っています。もっともっと強くうまくなりたい。誰々に勝っ てチャンピオンになりたいとかそういうことよりも、自分が相手をコントロールして思い描いた通りの攻撃で相手を倒せるような、センチャイ選手(神技を使う として知られるムエタイ界の頂点に君臨するスーパースター)のような動きが出来て、アンディ・サワー選手のように圧倒的なKOを量産できる選手になりたい ですね。そう、神の領域を目指したいんです(笑)」

「栄光の架橋」にあるように、“終わらないその旅”に向かうRENAの戦いはまだまだ続く。

関連リンク

・ゴールドジム Web site
・試合レポート「最強女王決定戦はRENAが勝つ 」

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