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 1月14日(月・祝)に開催される『Krush Grand Prix 2013』の初代 -67kg級王座決定トーナメントに、リザーブファイトからトーナメント本戦への緊急出場が決まったTaCa(triple-y)。しかも、1回戦の対戦相手は優勝候補の久保優太(Fighting Kairos)。TaCaはいかなる心境と状態でこの大一番を迎えるのか。そして、ダウンを量産するハードパンチの秘密を聞いてみたところ、意外な答えが……。(取材日:2013年1月8日)

PROFILE
TaCa
(たか)
1984年9月10日、熊本県出身
身長172cm、体重63kg(試合時)
2009年9月2日、北海道の「BOUT」でプロデビュー
RISE、J-NETWORK、ムエロークを渡り歩き、
2010年7月9日からKrushに参戦
ハードパンチを武器に倒すか倒されるかの試合を演じる
2012年10月8日、Krush -63kg WILDRUSH Leagueでは
逆転優勝の可能性があった塚越仁志からパンチでダウンを奪い、
塚越から勝利を奪って優勝戦線から脱落させる番狂わせを起こした
Krush/triple-y所属

ミラクルを引き寄せる自信はある、その根拠は?

ーー当初は-67kg級初代王座決定トーナメントのリザーブファイト出場が決まっていましたが、大会6日前に外国人選手の欠場を受けて急遽トーナメント本戦出場となりました。

「リザーバーというのは本戦に出場する選手に何かが起こったら、代わりにいつでも出られるためにいる者だと思っています。今回は1回戦が始まっていない時点で1人脱落したわけですが、僕はリザーバーとして、またプロとしてきっちりと(主催者との)約束を果たしてリングに上がりたいと思います。出るからには誰であろうと倒します」

ーーその1回戦の相手が、いきなり優勝候補の久保優太選手になったことについては?

「ビックリです。正直、実績も全く違いますし。お互いに63kgから階級を上げてくる者同士だから、体格差やパワー差はないと思いますが、相手はサウスポー。サウスポー対策は全くしていなかった状態なのでそれだけは不安です」

ーーどんな印象がありますか?

「左ハイキックが得意ですよね。試合が決まってから左ハイキックが得意な人とスパーリングをしたら、蹴りをもらって顔がちょっと切れてしまいました(笑)。左の攻撃は全体的に怖いですが、ハイキックだけはもらわなければ最後まで戦えてポイントも取れると思います」

ーー1回戦の久保戦に全力を尽くすのか、それとも優勝を狙っていくのか、どっちですか?

「僕はワンデートーナメントに出場したことがなく、1日に2試合以上やった経験がないので3試合を見据えるということが分かりません。だから目の前に決まっている1試合だけに命を懸けようと思います」

ーー当初のリザーブファイト出場からトーナメント本戦出場、そして優勝というミラクルを引き寄せる自信はありますか?

「あります。去年から練習環境を変えて、フィジカルトレーナーについてもらっています。そこで今までの自分にはこんなに足りないものがたくさんあったんだとやっと気付いて、今は練習でやっているものが表面に出始めた頃なんですよ。まだまだ伸びるところがあると思うと、早く試合がしたいし、早く試合を見せたいです。階級アップとともにいろいろ開放出来るところがあると思います」

ーーフィジカルトレーニングはいつから始めましたか?

「昨年10月8日の塚越仁志戦(TaCaがダウンを奪っての判定勝ち)の1カ月前くらいからです」

ーーそのトレーナーはどんな方なのですか?

「ボクシングの元世界王者オスカー・デラホーヤのチームにもいた、医学工学博士の池田充宏先生です」

ーー中島弘貴選手や日菜太選手のトレーナーも務めていた方ですね。

「そうです。池田先生にトレーニングを見てもらうようになり、僕は選手としてビックリするくらい基礎体力がないことを知りました(笑)。人並みになるだけでこんなに違うのかと感じるくらいだったので、これを超えていければもの凄いノビシロがあると先生から言われています。まあ、今はダメってことなんですが(苦笑)」

ーーどんなトレーニングをするんですか?

「800メートルを10本くらい走ったり、野球選手がやっているような地面にタッチしたり、身体の反応を早くするトレーニングをやっています。基本的には自分の身体を使って、器具はあまり使いません」 ・・・

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