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 7月20日 (土)東京・後楽園ホールで開催される『RISE 94』にて、WKN豪州スーパーバンタム級王者ダニエル・ウィリアムス(オーストラリア)と対戦するDyki。ベルトを獲得し、グローリーで勝利をあげ、今回は初めてアジア以外の選手と対戦する。出演しているテレビ番組『テラスハウス』で知名度を上げたDykiのさらなるステップアップとは?(取材日:2013年7月9日)

PROFILE
Dyki(だいき/本名は宮城大樹)
1990年1月23日、神奈川県出身
身長167cm、体重55kg
TARGET所属
※詳細は選手名鑑へ→

■第1章 飛んできたところをカウンターで倒すのが理想

ーー暑い夏がやってまいりましたが、コンディションの方はいかがですか?

「タマダーっす」

ーーはい? 何ですか、それは。

「タイ語で“普通”という意味です(笑)。タイ人のコーチから教わりました」

ーー夏は得意ですか?

「僕、夏に負けたことがないんです。最初に負けたのがROOKIES CUPの決勝戦で10月、次がタイトルマッチで11月、それと1月の試合ですから。つまり今回は勝てます」

ーー凄いポジティブシンキングですね。

「僕は常にポジティブですよ」

ーー前回のグローリーでの試合は見事なKO勝ちでした。

「あれは自分でもビックリしました。でも逆に、普段から試合を見てくれている人からすれば“Dykiやったじゃん”ですけれど、格闘技を観ていない人、テラスハウスしか観ていない人には“あれヤラセじゃないか”と言われていたのがちょっとショックでした」

ーーああ、鮮やかすぎてですね。しかし、これで2試合もフジテレビで放送されたわけですよね。この時代に貴重です。

「本当にありがたいですよ」

ーーテラスハウスに出演した甲斐がありましたね。

「残っていた意味がありました。元カノに感謝です(笑)」

ーーそう言えば別れてしまったんですね。話は戻りまして、今回の相手はオーストラリアの選手になりましたが、アジア人選手以外と対戦するのは初めてですね。

「はい。僕は外国人選手とは韓国人選手としか対戦経験がないので。軽量級でアジア以外にもいるんだ、と驚きました。白人選手は大きいイメージがありますからね。どんな選手なんだろうと思って映像を見たら、めっちゃアグレッシブで噛み合いそうなタイプでした」

ーー白人選手はフィジカルの強さが日本人とは段違いと言いますが、そこはどう考えていますか?

「映像を見たら、飛んでパンチやキックをやっているんですが、全然軸がブレていないんですよ」

ーー飛んでくるんですか?

「はい。飛んでミドルキックとか飛びヒザ蹴りとか、飛び技をどんどん仕掛けてくるんです。派手でしたね。その飛んできたところを“スポーン!”とカウンターで倒すのが僕の今の理想です(笑)。この試合に勝ったら、またワンステップ成長できるかなって思います」

ーーDyki選手は日本人の中ではフィジカルに自信がある方ですか?

「いや、僕はないですね(笑)。けっこう攻撃したあとに軸がブレることがあるので、イコール、フィジカルが足りないということだと思います。でも、KO出来ているので芯の筋肉はあるんじゃないですか。フィジカルは改善しなければいけないな、と思っている部分です」

ーー同門の神村エリカ選手がフィジカルトレーニングをしていましたよね?

「僕も以前は一緒にやっていたんですが、トレーナーがブラジルに帰ってしまったんですよ。そのトレーナーからメニューが送られてきて選手各々でやっているんですが、僕は寂しがり屋なので一人では出来ないんです(笑)。叱ってくれる人がいないと。すいません、わがままで」

ーーしかし今後、外国人選手との対戦が増えてきたらフィジカルトレーニングは必須ですよ。

「実は別なところでやっています。最近は行ってなかったんですが、来月からまた行きます。空手の選手が多く通っているジムなんですが、グローリーの試合前はずっと通っていたんですよ。でも、グローリーの試合後はちょっと遊びすぎてしまいまして(笑)」

ーー遊びすぎちゃったんですか!

「3月末と5月頭で試合が続いたじゃないですか。その反動で遊んでしまいました」

ーー階級を上げることも考えているんですか?

「今のところ考えていませんが、55kgで相手がいなくなってしまったらいる意味が無いので上げるかもしれません。でも、55kgと決めてしまうと範囲が狭くなってしまうじゃないですか。だからフェザー級くらいまでは戦えるようになりたいと思っています」
・・・

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