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 10月6日(日)宮城・仙台にあるゼビオアリーナで開催される、タイで人気のムエタイ・ビッグイベント『MAX MUAYTHAI(マックス・ムエタイ)』に出場する森井。直前になって対戦相手が変わってしまったが、いつも通り強打でKOを狙っていく試合をやることに変わりはない。12月に決まっている駿太との大物日本人対決、そして今一番やりたい相手にあのムエタイ戦士の名をあげた!(取材日:2013年10月3日)

PROFILE
森井洋介
(もりい・ようすけ)
1988年7月30日、長野県上田市出身
身長170cm
藤原ジム所属
※詳細は選手名鑑へ→

第1章 3日前に対戦相手変更、名前も分からない

ーー大会3日前になって、対戦相手がナーカー・ゲーオサムリットからムンファン・ポー.ポンサワンに変更となったことが発表されました。

「僕も今さっき知ったところです(苦笑)。対戦相手については何とも言えませんが、集中力を切らさないようにしっかりと維持したいです」

ーーでは、対戦相手のことは何も知らない状態ですか?

「全然分かりません。右構えか左構えかどころではなく、名前も分からない状態なんです(笑)」

ーーそんな状態で大丈夫なんですか!?

「大丈夫です。でも、何か知りませんか?」

ーー残念ながら……新日本キックのディファ有明大会と沖縄のK-SPIRITに出場して、日本で2勝していることくらいしか分かりません。

「元ラジャダムナンスタジアムのフライ級王者、元ルンピニースタジアムのバンタム級2位と聞いたので、テクニックは持っていると思うんですよね。油断しないで集中力を保ちたいです」

ーータイでは対戦相手が変わることは珍しくないと言われるじゃないですか。森井選手もその心構えは持っていましたか。

「いやぁ、さすがに今回は直前すぎます。ちょっとキツイですけれど、もうそんなことも言っていられないので頑張ります」

ーーしかし、改めて森井選手の戦績を見たんですが、タイ人相手に強いですね。3勝1敗2分で負けた試合はルンピニースタジアムでやった試合だけです。

「現役のタイ人は自分よりも強いという意識があるので、挑戦する気持ちで行けるんです。負けたくない気持ちが強くなるのでそれが大きいですね。自分は強い相手とやった方が、勝つにしろ負けるにしろいい試合が出来ると思っています。

 それでポンサネー戦のあと、これからは強いタイ人とやっていきたいと言っていたんですが、そう上手くはいかなかったですね。でも、上に行くためにはもっと精神的にも強くならないといけないので、そうではない相手にもしっかりと勝たないといけないと思っています」

ーーやはり強いムエタイ選手とやる時は意識が違いますか?

「緊張感や怖さが日本人の相手とは全く違います。モチベーションが上がりますね」

ーー『MAX MUAYTHAI』という大きな大会に出ることに関してはどうですか?

「会場も大きいですし、モチベーションがもの凄く高まっていました。最初の相手も強いと聞いていたので」

ーー過去形ですね。大会がタイに衛星生中継されることで、森井選手の試合も放映されるかもしれないじゃないですか。

「実はそれも楽しみにしていたんですが、自分の試合はまさかの最終試合だったので中継に入るかどうかが微妙です。相手も変わってしまいましたからね」
※ムエタイでは最終試合がメインイベントではなく、中盤くらいにメインが組まれる

ーーでも、日本的に考えると大会の最終試合ですから森井選手がメインイベントですよ。

「一番盛り上がる試合をして、見に来てくれたお客さんの一番印象に残る試合をやりたいと思っています。相手がどういう選手か分かりませんが、どちらにしてもいい試合をして最後は倒したいと思います」

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