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 11月15日(土)東京・後楽園ホールで開催される『NJKF 2014 8th』にて、元ラジャダムナンスタジアム認定フェザー級王者ジョムピチット・チュワタナ(タイ)とWBCムエタイ世界スーパーフェザー級王座決定戦を争う梅野源治。タイのスター選手であるシントンノーイと互角以上の戦いを演じ、梅野がつかんだものとは? そしてK-1優勝を果たした宿敵ゲーオについて語る。(取材日:2014年11月7日)

PROFILE
梅野源治
(うめの・げんじ)
1988年12月13日、東京都出身
身長178cm
PHOENIX所属
※詳細は選手名鑑へ→


第1章 対戦相手が変わっても強い相手であることに変わりはない

ーー対戦相手がWBCムエタイ世界スーパーフェザー級3位&ルンピニースタジアム認定同級6位ヨックウィッタヤ・ペッチシームエン(タイ)から、元ラジャダムナンスタジアム認定フェザー級王者ジョムピチット・チュワタナ(タイ)に変わりました。

「気にしていませんね。タイプが同じテクニシャンですし、同じオーソドックスなのでそんなに影響はありません。フィームー(テクニシャンタイプ)がムエカオ(首相撲&ヒザ蹴りのタイプ)に変わったとか、ムエカオがムエマッド(ファイタータイプ)に変わるほどではないので、基本的な攻め方は変わらいから大丈夫かなと」

ーーすでにジョムピチットに関するリサーチは相当進んでいるようですね。

「チャンピオンやランキングに入っている選手は、大体どんな試合をするかは分かっています。相手が決まったら改めてトレーナーや自分でも映像を見て確認しただけですね」

ーー最初から知っていたんですか?

「知っていました。有名な選手ですから。スーパーレックなどのトップ選手ともやっていますし、軽い階級の時からタイトルマッチを何度も経験している選手ですね。ネットで探すとトレーニング映像もいっぱいあります」

ーーでは、対戦相手が変わっても相手にとって不足無しですね。

「日本で名前は知られていませんが、強いですからね。強いというか上手い」

ーー特に気をつけたいのは?

「どの技が重いとか一発で倒す武器はありませんが、ミドルキックが速いのとタイミングがいい。相手の攻撃が来るところを待って合わせるミドルでポイントを取る。組んでも上手くいいポジションを取って相手を突き放して、またミドルを蹴るとか。

 とにかく離れて蹴りで戦う選手なので、僕が蹴りだけで戦うのは難しいので、距離を意識しながら戦おうかなと思っています。ミドルを腕で受けすぎないように気をつけます」

ーーヨックウィッタヤよりもやりやすいタイプ、と言われていましたね。

「いや、やりやすくはないです。上の方の選手になるとどの選手でもラクな相手はいません。どっちがやりやすいとは言えないですね。ただ、ヨックウィッタヤよりジョムピチットの方が気持ちが強いです。トレーナーもヨックウィッタヤとの試合が決まった時に、“あいつは気持ちが弱い”と言っていたので。

 でも、両選手とも実際に戦ったことがないですし、映像でしか見ていないので、タイプが似ているっていうこと以外は分からないですね」

ーー梅野選手が得意とするフェイントに引っかかってくれそうな相手じゃないですか。

「そうですね。フィームーなので相手の動きを見ながら戦うタイプだと思います。ポンサネーのようにガンガン前に詰めてくるタイプはあまりフェイントに引っかかってくれませんが、それよりはジョムピチットのような、フィームーで相手の動きを見ながら戦う選手の方がフェイントに引っかかりやすいので、こっちとしてはやりやすいかな、と」

ーーより強い相手に変わったと見て良さそうですね。

「はい。ここまでのレベルに来るとどの選手も強いので、あとは相性などの問題になってきますね。ラジャダムナンやルンピニースタジアムの1位と10位が戦って、必ずしも1位が強いかというとそんなことはないですし。タイでは1位の選手が勝ったとしても、僕とやったらどうなのかって相性の問題もありますからね。

 ランカークラスはどの選手が来ても強いです。そういう強い選手とどんどんやっていっていって、ひとつひとつ自分がどれくらいのレベルに行っているかを確認していきたいです」 ・・・

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