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8月度ベストファイターは勝次、劣勢に追い込まれても逆転できる理由

勝次を支えるポジティブシンキング

 勝次は2014年にも、各団体のトップクラスが参戦した『BLADE FC JAPAN CUP -61kgトーナメント』に出場している。会場は同じ大田区総合体育館。しかし、この時は準決勝で敗退している。

「あれだけ期待を背負っていて結果を残せなかったので。その経験は間違いなく今生きていますね。ただ、あの時とは心境が違うんですよ。BALDEの時は出る前にタイトルマッチで負けてチャンピオンではなかったんです。負けた段階でもう新日本キックボクシング協会の代表ではないと心の中で思ってしまっていたので、自信満々ではなかったと思うんですよね。

 チャンピオンのまま出たかったという気持ちがあったので。今回は新日本のチャンピオンとして、代表として、協会を背負って出ていると心の底から思えているので、自信を持っています」

 それにしても、2試合連続で先制のダウンを奪いながらもダウンを奪い返され、そのまま逆転されそうなピンチに陥ったところでKO・TKO勝ちをもぎ取るという勝次のこの勝負強さの理由は何なのだろうか。

「ダウンを奪い返された時の心境は“あ、喰らっちゃったな”くらいでした。全てのダウンを見てもらえれば分かるんですが、僕は背中をマットに着けていないんです。失神はしていないので、意識がある状態でダウンした瞬間に立っているんですよ。立った時はフラフラしていますが、今まで練習してきた自信と試合前に決心が固まっているので、何の不安もなくしっかりカウント8まで休んでから試合を再開します。

 ヤバい、負けるとは思わないですね。それは普段の生活からポジティブ思考に切り替えて、自己対話っていう自分の頭の中の考え方を全部プラス思考に変えているので。試合のイメージトレーニングも全ていいイメージで、ポジティブなイメージでやっています。勝てると本当に心の底から思って自信を持って挑んでいるので焦りや不安は全然ないです。

 そういうポジティブシンキングになったのは今年に入ってからですね。KNOCK OUTのトーナメントが発表されていない段階で。出たいなと思っていて、そのあたりからKNOCK OUTに出ている自分の姿をイメージしていました。どうせ出られないではなく、実力次第で出られると全て前向きに捉えていたんです。いろいろな人からも聞くんですが、“思い描くことは必ず叶う”んです。イメージ出来ないということは叶わないと思っているからなので、いい方向にイメージしてそれが叶うって強く思っています。

 だから、僕の心を折るのは誰にも無理なんじゃないかって思います。僕の心は絶対に折れないです。超ポジティブなので」

 トーナメント決勝戦は、12月10日に東京・両国国技館で開催されることが発表された。決勝の相手は10月5日の後楽園大会で行われる森井洋介vs町田光の勝者となる。

「どっちが上がって来てもいいです。相手が決まってから集中する感じで行こうと思っています。国技館は大きい舞台ですよね。もちろん頭の中のイメージは、僕がメインイベントです。そして僕が勝ってベルトを巻き、会場が大爆発する。応援団もみんな感動していて、その後の祝勝会で応援団の皆さんと勝利の喜びを分かち合う。そこまでイメージがもう出来上がっています」

 どこまでもポジティブな勝次。「大きい期待を背負った方が、力を出せるタイプなんだって自分で気づきました」とプレッシャーを力に変え、人生を懸けた大一番に臨む。またしても名勝負が生まれるのであろうか。その期待が、勝次にさらなる力を与えるのだろう。

●受賞者・勝次が喜びを語る

 今回のベストファイター受賞について勝次は、「格闘技全般を扱うイーファイトさんで、1カ月間の中でとはいえベストファイターに選ばれるのは光栄なことです。それだけ注目されるような選手になったんだなって自分でも驚いているのと同時に、今後さらに上を目指して向上心を持って頑張っていきたいと思います」と語った。

 なお今回受賞した勝次には、イーファイトより記念の盾と、ゴールドジムからアルティメットリカバリーなどのサプリメント3種類が贈られる。

 勝次にサプリメントの利用方法について聞くと、「アミノ酸だけは練習前と練習後に摂っています。1回1回の練習に集中力を高め、疲労を感じずに全力で挑めるようにという目的です」と答えた。

関連リンク
・ゴールドジム Web site
・試合レポート「勝次がまたもダウン応酬の大激闘の末にKO勝ち」
・過去のMVP&ベストファイター選手一覧 



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