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第15回「あらゆる立ち技格闘技の前に立ちはだかってきたムエタイの強さは首相撲にある!」

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「ムエタイの魅力、語りまくります」の第15回。今回はムエタイの技術について触れてみたい。“立ち技最強”の名をほしいままにし、キックボクシングはもちろんのこと、K-1、シュートボクシング、空手などあらゆる立ち技格闘技の前に立ちはだかってきたムエタイの強さとは?

 ムエタイが強いというのは昔からの定説だ。キックボクシングは打倒ムエタイをテーマに掲げ、故・大山倍達総裁も著書で空手の最強の敵はタイ式ボクシング(昔はこう呼ばれていた)だと述べている。

 ところが、なぜムエタイが強いのか、という部分にはあまり言及がされてこなかったように思う。ボクがゴング格闘技編集部にいた頃も、みんなただ漠然と「ムエタイが一番強い」と言っていただけで、その理由までは語られることはほとんどなかった。

 よく言われる「タイ人は子供の頃からムエタイをやっているから強い」「タイ人は100戦以上やっているから強い」というのは、確かに強さの大きな理由ではあるが、それだけではないはず。プラスしてやはり優れた技術があると思うのだ。

 正直なところ、ムエタイの技術についてボクが真剣に考え始めたのはここ数年のこと。それまではただ漠然と「ムエタイは強い」としか考えていなかった。その理由のひとつとして、ムエタイをとことん追い詰める日本人キックボクサーがしばらくいなかったことがあげられる。

 ボクが真剣に考えるきっかけとなったのは、駿太が打倒ムエタイ路線を突き進み始めたことだった。駿太はムエタイとギリギリのところで争い、在日タイ人(元ランカーや元チャンピオン)には勝つが、現役にはあと一歩のところで負ける、という試合をやっていた。

 ここで注目したのが“距離”だった ・・・

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