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 毎月イーファイトが取材した大会の中で、最優秀選手を決める月間MVP。2014年4月のMVPは、4月29日(火・祝)ディファ有明にて開催された『RISE 99』で、元K-1日本王者の天田ヒロミにKO勝ちし、RISEヘビー級王座の初防衛に成功した清水賢吾に決定!(2014年5月7日UP)

PROFILE

清水賢吾(しみず・けんご)
1983年11月17日、東京都出身
身長186cm、体重90kg
極真会館所属
※詳細は選手名鑑へ→

選考理由
1、「ハイキックによる大逆転KOで盛り上げる」
2、「強敵をKOして初防衛に成功」
3、「重量級で世界での活躍が期待できる」

選考委員
Fight&Life、ゴング格闘技の各格闘技雑誌の編集長とイーファイトの全スタッフ

受賞された清水選手には、ゴールドジムより以下の賞品(プロカルシウム 300粒 1個マルチビタミン&ミネラル 1個アルティメットリカバリー ブラックマカ&テストフェン+α 240粒 1個)と、イーファイトより記念の盾が贈られます。

プロカルシウム 300粒

骨の形成に必要なコラーゲンやカルシウムなどミネラルを含むプロテタイトに、骨の成長を考えたカルシウム、乳果オリゴ糖、CPPなどを配合しました。
マルチビタミン&ミネラル

100%自然素材を使用したビタミン&ミネラルサプリメント。着色料、香料、保存料は一切使用しておりません。
アルティメットリカバリー ブラックマカ&テストフェン+α 240粒

選び抜かれた8種類の成分。トップアスリート達が使用する回復系サプリメントです。
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贈呈:ゴールドジム

MVP記念インタビュー 
「日本人の強さを世界に見せつけたい」

■前半攻められるのは作戦通りだった

 ヘビー級の醍醐味は一撃必殺にある。大男同士が戦うだけでも他の階級にはない迫力があるが、一撃で試合を終わらせることが出来るパワーのある攻撃はヘビー級ならではのものだ。一撃で相手をKO出来るからこそ、どんな劣勢に追い込まれても試合から目を離すことは出来ない。一撃で試合の流れをひっくり返すことが出来るからこそ、エキサイティングな逆転劇も生まれるのだ。

 4月29日に行われたRISEヘビー級タイトルマッチは、そのヘビー級の魅力が詰まった一戦となった。

 王者・清水は極真空手で培った一撃必殺の蹴り技を持ち、14勝中13KOと脅威の破壊力を持つ。2013年5月には世界最大のキックボクシング組織であるGLORYで行われた日本人トーナメントで優勝し、国内重量級トップクラスに君臨するファイターである。RISEヘビー級王座は2012年10月に獲得し、今回が初防衛戦。

 その清水の前に立ちはだかった挑戦者は天田ヒロミ。K-1の日本人ファイターとして武蔵らとともに活躍し、2004年のK-1 JAPANトーナメントで優勝。ミルコ・クロコップ、ジェロム・レ・バンナ、マーク・ハントらと拳を交えてきた歴戦の強者である。40歳となった今でも若いヘビー級ファイターたちの追随を許さず、2012年6月から10戦してわずか1敗という強さを発揮している。

「王座を防衛するという経験が今までなかったので、普段の試合とは全く違うプレッシャーがありました」と言う清水だが、それ以上に重くのしかかったのは現在の日本ヘビー級を牽引している立場としてのプレッシャーだった。もし天田に負けるようなことがあれば、日本のヘビー級は10年前からレベルが変わっていないということになってしまう。

「それは意識していました。だから、天田選手に引導を渡すつもりで試合に臨んだのです。もう清水には絶対に勝てない、これ以上は上に行けないと天田選手が感じるくらいの圧勝をしようと考えていました」

 しかし、試合は予想外の展開となった。1Rから天田が距離を詰めてパンチの連打を浴びせ、清水を後手に回らせたのだ。2Rになると天田はさらに勢いを増し、清水は鼻から出血。天田のフックをもらってヨロめく場面もあった。

「天田選手の試合は映像で見て研究していたのですが、想像よりもはるかにパンチの回転力、スピードがありました。今回は凄い練習をしてきたと事前のインタビューで語っていましたが、本当に強かったです」

 清水にとって苦しい展開が続いているように見えたが、実はこれは作戦通りだったという。

「スタミナは絶対に若い自分の方があるので、打ち合わずに最初は攻められていても耐えようという作戦でした。タイトルマッチは3分5Rなので(RISEの通常の試合は3分3R延長1R)、後半になってからが勝負だと考えていました。試合後、みんなから“危なかったね”と言われましたが、パンチはブロックしていたので自分としては冷静でした」

■この軌道で蹴れば絶対に入るという線が見えた

 天田の厳しい攻めを受けながらも、清水はブロックしてある事を考えていた。それは、ハイキックをカウンターで入れるタイミングだ。

「天田選手のコンビネーションにはパターンがあるので、それを研究していました。右ストレートを出す時に右ハイキックが入ると確信していたので、そのタイミングを図っていたのです。ただ2Rで、自分としては完璧に入るタイミングだと思って蹴った右ハイキックがブロックされて驚きました」

 それでも清水は作戦を変更しなかった。後半のラウンドになれば、必ず疲れで集中力が途切れてくる。そこでもう一度狙おうと考えていた。そして“その時”は3R中盤に訪れる。

 3Rも変わらず天田がパンチで攻め立てる展開だったが、天田が右ストレートを繰り出した瞬間、狙っていた清水の右ハイキックがクリーンヒット。この一撃で天田は崩れ落ち、もう立てないことを見て取ったレフェリーが清水のKO勝ちを宣言。大逆転KO劇に場内は大きく沸いた。

「ハイキックには絶対の自信があります。以前にも右ハイキックで逆転KO勝ちしたことがあるのですが、その時にこの軌道で蹴れば絶対に入るという線のようなものが見えたことがあるのです。それ以来、このタイミングとこの軌道で蹴れば絶対に当たってKO出来るという感覚をつかみました。これはおそらく、サンドバッグやミットを何千本、何万本蹴っても身に付くものではなく、試合の中で1回倒すことによって身に付く感覚だと思います」

 最強の挑戦者を破り、完全に世代交代を果たした清水が今後目指すのは世界の舞台だ。7月12日に大田区総合体育館で開催されるRISEの100回記念大会『RISE 100』では、外国人強豪選手との対戦を希望している。

「K-1で有名だった選手と戦いたいですね。日本選手とは一通り戦ったので、これからは世界を目指して外国人選手との試合を希望しています。目標はGLORYの世界チャンピオン。自分はヘビー級としては身体が小さいので、ライトヘビー級(85kg)で挑戦したいですね。日本人の強さを世界に見せつけたいと思っています」

 フィジカル面では明らかに欧米の選手に劣る日本選手が、フィジカル差が大きく影響する重量級で勝ち残っていくのは至難の業。それは格闘技の歴史が証明している。しかし、文字通り“一撃”で相手を仕留めることが出来る必殺のハイキックを持つ清水なら、歴史を塗り替えることが可能かもしれない。そんな期待を抱かせる今回の大逆転KO劇であった。

 
関連リンク

・ゴールドジム Web site
・試合レポート「極真・清水が大逆転のハイキックで王座防衛」

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