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【ボクシング】王者エルナンデスが減量苦か、坊主頭に

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2014/04/05(土)UP

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▲待ちきれずバナナをほおばるエルナンデス(左)と挑戦者・井上(右)

 4月5日(土)都内にて、6日(日)東京・大田区総合体育館で開催されるダブル世界タイトルマッチの公開計量が行われた。

 王者アドリアン・エルナンデス(メキシコ)が計量会場に姿を現すと、場内がざわついた。昨日の記者会見ではあった頭髪を剃り落とし、坊主頭になっていたのに加えて、直前まで動いていた様子で汗をびっしょりかいていたのだ。これは減量苦に違いないと計量結果に注目が集まったが、リミットいっぱいの48.9kgで見事クリア。

 挑戦者の20歳の天才ボクサー、“怪物”井上尚弥(大橋ジム)も同じく48.9kgで計量をパスし、両者とも秤を降りるとすぐに水分を補給。エルナンデスはバナナを片手にして撮影に応じ、「キミもどうだい?」とばかりに井上にバナナを差し出してニッコリ。

 その様子を見た井上は「(減量が)けっこうきついんじゃないですかね。坊主にして」と言いながらも、「別に有利になったとは思わない」と油断はしない。「ここからが最終調整。いい状態でリングに上がれるように気を抜かないで調整したい」と気を引き締めた。

 世界タイトルマッチが決まってからも常に冷静な態度を崩さず、淡々としていた井上は「注目を集める中でも冷静で落ち着いていられるのは、アマチュア時代の経験が自分のためになっている」と、その理由を語る。

 勝利の自信を改めて聞かれると「あります」と断言し、「100%? それくらいです」と微笑んだ。国内最速記録となるデビュー6戦目での世界タイトル奪取に期待がかかる。

☆前日の記者会見では頭髪があったエルナンデス 

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