【月間MVP】川尻達也が6月度のMVP！網膜はく離からの復帰戦で勝利

2015/07/09（木）UP
（最終更新：2015/07/09 18:02）

eFightの試合動画 試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

　UFCで2勝目をあげた川尻達也が、ゴールドジムプレゼンツ イーファイト6月度のMVPに決定した。

　これは格闘技情報サイトのイーファイトが毎月、最優秀選手を選定するもので、選考委員はFight＆Life、ゴング格闘技の各格闘技雑誌の編集長とイーファイトの全スタッフ。

　川尻は6月20日（土・現地時間）ドイツ・ベルリンで開催された『UFC FIGHT NIGHT』でデニス・シヴァーと対戦。

　相手の地元という不利な状況の中、得意のタックル＆テイクダウンを駆使して完封勝ち。昨年6月に3度目の網膜はく離という絶望的な状況に追い込まれ、一度は引退を決意するも1年2カ月ぶりの奇跡の復活を遂げた。

　今回が2度目のMVP受賞となる川尻は、「やっぱり嬉しいです。以前、UFCデビュー戦でいただいた盾も飾ってあります。今回もその隣に飾ります」と喜びを語った。

　なお今回受賞した川尻には、ゴールドジムからアルティメットリカバリーなどのサプリメント3種類とイーファイトより記念の盾が贈られる。

　前回の受賞時、川尻にサプリメントの摂取について聞くとプロテインしか飲んでいないとのことだったが、現在は鉄分＆亜鉛の錠剤を摂っているとのことだ。

「試合前に疲れて、息があがりやすいなって時期があったんです。その時にボクシングジムのトレーナーから、知り合いのプロレスラーが同じような症状で病院へ行って検査したら、鉄分が足りなくて貧血気味で、鉄分サプリを摂ったらよくなったという話を聞いたんです。もしかしたら川尻さんもその可能性があるので鉄分サプリを摂ってみてくださいって言われて、試しに摂ったら次の日にはもうだいぶ改善されていたんです（笑）。サプリって効果があるんだなって凄く体感しました。それからは気をつけて、こまめに補給するようにしています」

　激しい運動をする人は血管の破壊や汗によるミネラル損失などから鉄分の消費量が増え、普段の食事から鉄分が十分でないと運動性貧血が現れやすいと言われているので、これから夏にかけては特に格闘技プレーヤーは一段と体調管理が必要だ。

　なお、川尻の次の試合はまだ決まっていないが、「いつでもどこでもいい。出来ればアメリカでやりたいですね」と語った。

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