【シュートボクシング】引退試合の金井「15年の全てを出す」

2015/09/18（金）UP
（最終更新：2015/09/18 22:34）

eFightの試合動画 試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

　9月19日（土）東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2015～SB30th Anniversary～act.4』の公開計量＆記者会見が、18日（金）都内にて行われた。

　第8試合で引退試合を行う元SB日本スーパーウェルター級王者・金井健治（シーザージム新小岩）、その相手となる現SB日本スーパーウェルター級王者・坂本優起（シーザージム）はともにリミットちょうどの70.5kgで計量をパスした。

　シーザー武志SB協会会長は、「金井がラストマッチとしてエキシビションマッチをやりたいと言ってきたので、どうせやるなら練習して今のチャンピオンに今の自分がどれだけ見せられるかやってみればいいじゃないかと言ったところ、ガチンコでやらせてもらえますかと希望してきました。坂本もぜひやらせていただきたい、決着をつけさせてもらいます、これだけ力の差があるところを見せたいと受諾しました。

　金井は頑張ってきてくれたので、こういう終わり方の方が彼にとっていいと思います。もしかしたら坂本が倒れるかもしれない。勝負はやってみないと分かりません」と、今回の試合が実現した経緯を説明した。

　金井は「引退試合でこのような大舞台を用意していただいたので、力を出し切って坂本チャンピオンを倒したい」と意気込む。

「引退は2年前に網膜はく離の手術を受け、治ったんですがそこで心が折れかかって試合から遠ざかりました。でも完全には折れていなくて、試合が出来たらと思っていました。最近の若い選手たちの試合は物足りない、もっと動けるのにと思い、自分が体現して若い選手たちの勉強になったらと思いました」と、金井はラストマッチを行うことにした理由を語る。そして、「15年のSBを全て出し切って終わりたい」という。

　坂本は「8月にSBチャンピオンとして不甲斐ない試合をしてしまって、いつも以上に気合いが入っています。淡々と攻めて行きたい。引退試合なので誠心誠意、敬意を込めて全力でぶっ倒したい」と、引退試合だからといって容赦はしないと宣言した。

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