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【訃報】極真空手伝説の男・大山茂 逝去

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2016/02/15(月)UP

1986年、空手人気の上昇とともに写真集が出版された大山茂氏

 極真空手創成期の猛者として知られ、創始者の故・大山倍達の高弟であり、国際大山空手道連盟総主の大山茂氏が、日本時間15日午前3時ごろ死去した。79歳だった。

 大山茂総主は10年以上前から体調を崩し、近年は心臓を患い手術を受けるなどして入退院を繰り返していた。

 アメリカ・ニューヨークの自宅で療養中に容態が急変、搬送されたが病院で息を引き取った。

 1936年7月7日生まれ。幼少の頃から武道に励み、極真会館の前身である大山道場に入門。 

70年代、国内外の大会で真剣白刃取りを披露した大山茂氏(左)
写真:ゴング格闘技

 リーチのある前蹴りと威力のある突きで頭角を現し1960年黒帯取得、極真会館創立後の1966年にニューヨーク支部長を任され、“熊殺し”の異名で知られるウィリー・ウイリアムスを育て、漫画「空手バカ一代」(71~77年)や映画「地上最強の空手」(76年)などに度々登場した。 

 また、頭上に振り下ろされる日本刀を両手で挟み取る「真剣白刃取り」の演武の達人としても知られた。

 長年にわたって大山倍達の右腕として活躍したが、1984年に極真会館より独立し国際大山空手道連盟を設立。弟・泰彦(現・最高師範)と共にアメリカを中心に空手の普及に務めた。レーガン元大統領の息子ロンやアーティストの故・尾崎豊も門下生だった。

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