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【Krush】K-1で活躍した山本優弥が引退「その時々で一生懸命やってきた」

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2016/04/05(火)UP

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山本は2009年のK-1 WORLD MAX世界トーナメントで、ドラゴを破るなどして第3位入賞。一躍時の人となった

 4月10日(日)東京・後楽園ホールで開催される『Krush.65』にて、引退セレモニーを行う山本優弥(Booch Beat)のコメントが主催者を通じて届いた。

 山本は2001年9月、17歳で全日本キックボクシング連盟においてプロデビュー。その後、全日本キック第23代ウェルター級王座戴冠を始め、『K-1 WORLD MAX』では2009年と2011年の日本トーナメントで準優勝、2009年には同世界トーナメントにも進出し、世界第3位の戦績を残すなど、中量級戦線を大いに盛り上げてきた。しかし、首の負傷でドクターストップがかかり、約14年半にわたる現役生活にピリオドを打つことを決意。

「周りからは『寂しい』や『もっと見たい』と言ってもらえることが多いのですが、僕としてはあまり“選手”という意識がなかったので、引退を発表してからもそんなに変わることはなかったですね。僕はキックボクシングが好きでやっているので、選手として試合をしようがしまいが同じなんです。この間(3・20「Krush.64」)の寺戸(伸近)君のセコンドについたように、ああいう役目の方が自分には向いているのかなと思います」と、元々指導者志望だっただけに引退に関して感傷的になることはないようだ。

70kg世界最強と謳われたジョルジオ・ペトロシアンと世界トーナメント準決勝を争った

「ただひとつ言えるのは、いつもその時々で一生懸命やっていたということです」と、山本は自分自身でベストバウトを選びたくないと言うが、周りの人たちからは「やっぱりドラゴとやった試合(2009年7月、K-1MAX)ですね。あの試合は地上波でも放送してもらえたし、いろいろな人から『あの試合は何回も見たよ』や『元気がない時にはあの試合を見る』と言ってもらえることが多いです」という。

 これまで格闘技界を引っ張ってきた立場から、これからの若い世代のファイターたちには次のようなメッセージを送る。

「人に試合を見てもらえなかったら、僕らの存在価値なんてないわけですよ。じゃあ人に見てもらうためにはどうすればいいのか? 見てよかったと思える試合をすること。それが何かと言うと人の心を動かす試合で、人の心を動かすには自分の心が動かないといけないんです。勝つためには平常心でいなきゃいけないから難しいんですけど、自分の心が動いて人の心を動かす試合をしなきゃいけないのかなと思います」

 引退セレモニーに関しては、「来てくれた方に試合を見せられないのは申し訳ない気持ちですが、僕の感謝の気持ちや思っていることを言葉にさせてもらおうかなと思います。自分自身どんな言葉が出てくるか、どう振る舞うかはその時にならないと分からないし、僕も楽しみにしています。僕は事前に言うことを考えたり、用意することが出来ない人間なので、その時の素直な気持ちを伝えたいと思います」としている。

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