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【新日本キック】欧州王者シェーハン「世界王者・志朗との実力差は無い」

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2016/05/14(土)UP

ISKA世界王者・志朗(左)と対戦相手のISKA欧州王者ライアン・シェーハン(右)

 5月15日(日)東京・後楽園ホールで開催される『WINNERS2016 2nd』の前日公開計量&記者会見が、5月14日(土)15:00より都内にて行われた。

 会見後、トリプルメインイベント最終試合で対戦するISKAムエタイ世界バンタム級王者・志朗(治政館)とISKAムエタイ・ヨーロッパ・バンタム級王者ライアン・シェーハン(アイルランド)がそれぞれコメントを述べた。

会見に臨んだ志朗

 会見では「ヨーロッパチャンピオンと世界チャンピオンの違いを見せる」と力強く宣言した志朗だが、相手の試合映像は3試合ほど確認し「すごく打たれ強い」という印象を持ったという。戦略については「既に何パターンか倒し方を考えています」と油断は無い。

 また、3月に渡英した際に、現地のプロモーターからヨーロッパの55kg級で一番強い選手としてシェーハンの名前が挙がっていたことも明かし、「海外にアピールをするにはちょうど良い相手ですね。知名度もありますし、モチベーションも上がります」と、この一戦を海外進出に向けた布石としたいようだ。

欧州王者シェーハンは、世界王者・志朗との実力差は無いとコメント

 一方のシェーハンは、会見での志朗の発言を受けてか「僕は世界王者もヨーロッパ王者も実力は全く同じだと思っています」と志朗に対抗心をのぞかせた。

 シェーハンの自信の裏には、イギリスやアメリカなどの海外大会の出場経験の豊富さに加え、所属ジムの会長が年3回、2,000人規模の大会を主催しており、その大会ではほぼ毎回、メインイベントでタイのチャンピオンクラスの選手と対戦しているという実績もあるようだ。

 試合の戦略については「通常はヒジ・ヒザを中心に試合をしていますが、明日の試合はパンチと蹴りのパーセンテージを高くして、勝ちに行きます」とシェーハンは冷静に述べ、打倒世界王者に向け、既に戦闘モードに入っているようだ。

 世界王者とヨーロッパ王者のプライドがぶつかり合う一戦から目が離せない。

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