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【UFC】B.J.ペンが10月フィリピン大会で復帰戦

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2016/08/17(水)UP

約2年3カ月ぶりの復帰戦に臨むB.J.ペン

 10月15日(土・現地時間)フィリピン・マニラのモールオブアジアアリーナで開催される『UFC FIGHT NIGHT 97』の対戦カードが発表された。

 元UFCライト級&ウェルター級の二階級王者B.J.ペン(アメリカ)の約2年3カ月ぶりとなる復帰戦が決定。メインイベントでフェザー級4位リカルド・ラマス(アメリカ)と対戦する。

 現在37歳のペンはUFCで2004年にウェルター級、2008年にライト級を制覇した人気ファイター。ブラジリアン柔術黒帯に裏打ちされた高い寝技技術とボクシングテクニックを併せ持ち、28戦16勝10敗2分のMMA戦績を収めている。過去には五味隆典や宇野薫ら日本人強豪ファイターにも勝利した。

2005年に後のUFCライトヘビー級王者リョート・マチダ(右)と日本で対戦したB.J.ペン(左)

 ペンは2011年10月に1度引退したが、2012年12月に引退を撤回して復帰。2014年7月に2度目の引退を宣言していたが、再び復帰を表明。6月の『UFC 199』で復帰戦が行われる予定であったが、アンチドーピング方針の禁止事項に違反したことが発覚し、9月25日まで出場停止処分を受けている。当初、11月に開催されるUFC初のニューヨーク大会で復帰戦が行われるのではと見られていたが一足早まった。

 対する34歳のラマスはレスリングのバックボーンに加え、ブラジリアン柔術黒帯の持ち主。また、ペンを同じように打撃でもKOを狙えるファイターだ。これまでにカブ・スワンソンや日沖発、ディエゴ・サンチェスといった強敵を下しており、2014年にはUFCフェザー級タイトルマッチも経験している。今年6月に約7カ月ぶりとなる試合に出場したが、若き実力者マックス・ホロウェイに判定負けを喫し、今回が再起戦となる。

 ようやく復帰を果たすことになった元UFC二階級王者ペンと上位ランカーのラマスが激突する好カード。果たして勝利を手にし、タイトル争いに絡んでいくのはどちらか。

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