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【RISE】村越優汰が打倒・那須川へ闘志「何が何でもベルトを取り返す」

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2016/09/14(水)UP

得意のミドルキックで快音を響かせた村越優汰

 9月25日(日)東京・後楽園ホールにて開催される『RISE113』にて、RISEバンタム級王者・那須川天心(TARGET)に挑戦する前王者・村越優汰(湘南格闘クラブ)が、14日(水)神奈川県内の所属ジムで公開練習を行った。

「すごく良い練習が出来ているので、自信しかないですね」と絶好調をアピールする村越。公開練習ではシャドーボクシング後にミット打ちを披露。ワンツーから得意のミドルキックを叩き込み、ジム内に快音を響かせた。さらにこの後、パンチのみのミット打ちも行うと、気合いの入った表情でワンツー、フック、連打を次々と打ち込み、仕上がりの良さをうかがわせた。

磨きをかけたというパンチを叩き込む村越

 昨年5月に行われたRISEバンタム級タイトルマッチでは、村越が王者、那須川が挑戦者という今回とは逆の立場で対戦。村越は那須川にKO負けを喫し、王座を奪われた。しかしその後、今年3月のRISEバンタム級次期挑戦者決定トーナメント準決勝では有松朝を得意の三日月蹴りでKO。続く7月の決勝では右ミドルと前蹴り、膝蹴りで小笠原瑛作のボディを集中攻撃、計3回のダウンを奪ってTKO勝利を収め、那須川への挑戦権を獲得した。

 約1年4カ月の時を経て王座奪還&リベンジのチャンスを手にした村越。「前回は自分が王者だったのでプレッシャーもありました。今回は挑戦者なので、気を楽にして臨めるところはあります」と気負いもなく、リラックスした様子。しかし、現在の心境を聞かれると「自分がもともと持っていたベルトなので、何が何でも取り返すという気持ちです」と言葉に熱がこもる。

 次期挑戦者決定トーナメントを制した後には、リング上で「この戦い方では(那須川に)勝てないのでさらに強くなってきます」と話していた村越だが、今回の再戦に向けて「基本をしっかりやり直した」という。「自分がもともと得意なミドルキックやヒザを含め、全体的にいろいろ練習してきました。蹴りだけと思われるのも嫌なので、パンチもしっかりと練習しています。パンチでもいけるぞという気持ちはあります」と手応えを口にする。

 村越から王座を奪った那須川は、順調に勝利を積み上げ、昨年8月にBLADE FC JAPAN CUP 2015 -55kgトーナメントで優勝、今年3月にはISKA世界バンタム級王座を獲得。ここ2戦は海外選手に圧巻のKO勝利を収め、デビュー以来勢いと実力は増すばかり。

 そんな那須川について、村越は「自分が前回試合した時よりもさらに強くなっていると思います。今も無敗ですし、ベルトも3本獲っています」とその実力を評価。そのうえで、「自分的にはありがたいという感じですね。相手がそれだけ勝っていてくれて、もっと上の位置にいてくれた方が、自分が倒した時の意味は大きいので」と、那須川の活躍によりモチベーションがさらに高まっている。

「ここ何試合かはボディへの攻撃が当たって、ボディでしっかり倒せるようになってきています。理想はボディで倒せることですが、今回はしっかり倒して勝つとは言わずに、何が何でも泥泥になっても勝つという気持ちで臨みます」と、かたちにはこだわらず全身全霊で勝負を挑むと闘志を燃やした。

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