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【Krush】初防衛戦の寺戸伸近、挑戦者ボンジョバーニに宣戦布告「手ぶらで帰ってもらう」

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2016/09/29(木)UP

計量を終えたKrush王者・寺戸伸近(左)と挑戦者チャールズ・ボンジョバーニ(右)

 9月30日(金)東京・後楽園ホールで開催の『Krush.69』の公開計量が、29日(木)13:00より都内にて行われた。

 タイトル初防衛戦に臨む第5代Krush -55kg王者・寺戸伸近(Booch Beat)はリミットちょうどの55.0kg、挑戦者のKings of Muay Thai -61kg王者チャールズ・ボンジョバーニ(フランス)は54.7kgでそれぞれ計量をクリアーした。

リミットちょうどの55.0kgで計量をパスした寺戸

 計量後にはタイトル調印式と記者会見が開かれ、両選手が試合に向けた意気込みを語った。

 36歳の寺戸はこれまでにISKA世界バンタム級王座や全日本バンタム級王座などのベルトを獲得した実力者で、今回が49戦目となるベテラン。3月のKrush後楽園大会で堀尾竜司を下して第5代Krush -55kg王座に就いた。

リミット300gアンダーので54.7kg計量をパスしたボンジョバーニ

 そんな寺戸は開口一番、「初防衛戦の相手として強い選手が来てくれました。でも、(ベルトを)海外に流出させる気はさらさらないので、今回は手ぶらで帰ってもらいます」とさっそく宣戦布告。「試合まで割りと長く時間があったので、しっかりと準備することが出来ました。その成果は試合で分かると思います」と自信を見せる。

 さらに「自分には激しく熱い試合が期待されていると思いますが、それを裏切るつもりはありません。勝負が一瞬でついてしまうかもしれないので、目を離さないようにしてください」と激闘を誓った。

 

 対するボンジョバーニは18戦17勝(7KO)1敗の戦績を誇る強豪。唯一の敗戦は昨年11月のK-1 WORLD GP スーパー・バンタム級(-55kg)タイトルマッチで武尊に喫したものだが、その試合では武尊から左ストレートで先制ダウンを奪っており、強打を見せつけた。また後日、武尊戦は左の拳と足の甲の負傷が癒えていない状態で臨んでいたことを明かしている。

ともに激闘を予告したKrush王者・寺戸伸近(左)と挑戦者チャールズ・ボンジョバーニ(右)

 そのボンジョバーニは「非常にやる気に満ちています。心身ともにとても良い状態なので、明日は皆さんを楽しませたい」とコンディションは問題ない様子。寺戸に対しては「偉大なチャンピオン」と敬意を表すが、「ベルトを持って帰るためにここに来ました。いつも通りのやる気を持って自分の試合をすれば勝てると思います」と王座奪取に自信を見せる。

 試合に向けて、「お互い積極的に前に出るファイトスタイルなので、明日はパワフルな良い試合がお見せ出来ると思います」と、こちらも激闘を予告した。

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