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【レベルス】超新星エナッシ来襲、居合いパンチは「怖いと思わない」

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2016/11/28(月)UP

バックハンドブローをミットに打ち込むエナッシ

 11月30日(水)東京・後楽園ホールにて開催の『REBELS.47』に出場するオランダの超新星イリアス・エナッシ(オトマニジム)が、28日(月)都内で公開練習を行った。

”居合いパンチャー”ことREBELS 60kg級王者・町田光(橋本道場)と対戦するエナッシ。20歳にして24勝(10KO)1敗の戦績を持ち、今年5月にはヨーロッパのキックボクシングイベント『ENFUSION』(エンフュージョン)の世界-60kg王座を獲得。10月にはKO勝ちで初防衛を果たしている。

 この日の公開練習ではミット打ちを30分近く披露。トレーナーが檄を飛ばす中、鋭いパンチと蹴りのコンビネーションをミットに叩き込み、快音を響かせた。また、真剣な面持ちで連打のパターンやディフェンスなどもトレーナーと入念に確認するなど、試合に向けたモチベーションの高さをうかがわせた。

「コンディションはとても良いよ。今すごく強いと思う」と好調をアピールするエナッシ。対戦相手の町田については、「少しビデオで確認したけれど、良いファイターだと思う」と評価。しかし、「正直、あまり相手の映像を確認するのは好きではないんだ。自分は自分の試合をやって、彼は彼の試合をやる。それでどちらが勝つかということになるね」と、相手云々ではなく、あくまで自分のスタイルを貫くことが勝負を決めると言う。

居合いパンチ対策か、エナッシ(右)はトレーナー(左)からフックにストレートを合わせるよう念入りに指導を受けた

 その町田は居合い抜きの動作を応用した必殺技“居合いパンチ”をはじめとする数々の必殺技を持ち、レベルスとINNOVATIONの両団体で王座を獲得したエース。昨年9月にはムエタイのWPMF世界スーパーフェザー級王座に就き、今年10月には初防衛に成功するなど好調だ。

 町田の必殺技である居合いパンチについては「知っているよ。怖いとは思わないね」とニヤリ。トレーナーも「あのパンチを放つ時にけっこう隙があるから、そこにストレートを一発ガツンだな」と自信満々だ。

 そんなエナッシは、実は今回が2度目の来日。18歳の時に2014年11月の『KICKBOXING ZONE』に出場したが、森井洋介に1R2分40秒でKO負けを喫している。ただ、この試合は1週間前に決まった代打出場であったことから、本領発揮とはいかなかったようだ。

 それから2年が経ち、「ずいぶん変わったよ。フィジカルはもちろん、距離感も向上しているし、経験も積んで来た。何より、自分がどういう試合をやりたいのか、自分のスタイルが分かって、それを試合で実践出来るようになったと思う」と確かな自信を口にする。

 また、ヨーロッパの選手とは試合を重ね、王座を獲得するなど結果を残したことから、今度はさらなる強豪を求めてアジアの選手たちと戦いたいと話すエナッシ。「この60kgや61kgの階級で強い選手が集まっているのが日本だと思う。そういう選手たちと戦って、良い試合が見せられるようになりたい。自分の進化をしっかりと見せて、このチャンスを活かしたいね」と意気込んだ。

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