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【Krush】前王者・中島、新鋭に苦戦も光明あり「倒しにいく試合ができた」

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2017/01/16(月)UP

会見に出席した前Krush -70kg王者・中島弘貴

 1月15日(日)東京・後楽園ホールにて開催された『Krush.72』の一夜明け会見が、16日(月)都内で行われた。

 セミファイナルで、21歳の新鋭・和島大海(月心会・チーム侍)に判定2-0で勝利した前Krush -70kg王者・中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット)が出席。試合後の心境と今後の目標を語った。

 キャリア35戦の王座経験者として、キャリア3戦の和島を迎え撃った中島。対戦が決まった際には、「どうして俺なのかな」と納得がいかない様子も見せていた。しかし、試合では3戦連続KO勝ちの実力と勢いで攻め込む和島に苦しむ場面が見られた。

和島(右)に打点の高いヒザ蹴りを突き刺す中島(左)

 そんな昨日の一戦について「最低限、勝てたことだけが良かったです。求められてたのはKOだったと思うので」と反省から切り出した中島。しかし、「自分としては、勝ちにいくという試合ではなく、倒しにいく試合が久しぶりにできました。結果としては倒せなかったですが、倒しにいくスタイルの方が自分に合っていると確認できました」と成果も口にする。

 和島に対しては「攻撃力も日本人の中ではある方でした。まだ3戦しかしていないのに強かったです。これから-70kgの新世代として上がってくる選手だと思いました」と、その実力を高く評価した。

 また、王者ジョーダン・ピケオーが廣野祐の挑戦を退けて2度目の防衛を果たしたKrush -70kgタイトルマッチにも触れた中島。ピケオーは中島から同王座を奪った相手だが、「ピケオー選手も廣野選手も強かったです。でも、次にピケオー選手と戦えば、勝てる自信はあります。自分の感覚で、もうちょっと経験を積んで、倒しにいく試合をすれば、勝つところまでしっかり持っていけると思います」とリベンジに向けて自信を見せた。

 2017年の初戦を勝利で飾った中島。次なる目標について聞かれると、「K-1のスーパーウェルター級の王座も空位なので、そこを狙って今年は勝負をかけたいです」と、K-1のベルト獲得に向けて闘志を燃やした。

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