【K-1】日菜太が絶好調「パンチでも倒せるし、ローで足を破壊できる」
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ジム内には日菜太（左）が打つパンチの快音が鳴り響いた。かなり重そうな一発
2月25日(土) 東京・国立代々木競技場第二体育館にて開催される『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ～初代ライト級王座決定トーナメント～』のスーパー・ウェルター級スーパーファイト（ワンマッチ）で、松倉信太郎（TRY HARD GYM）と対戦するREBELS 70kg級王者・日菜太（クロスポイント吉祥寺）の公開練習が、8日（水）都内の所属ジムで行われた。
今回、日菜太は得意の蹴りではなくパンチのみのミット打ちを披露。コンビネーションを回転させ、快音をジム内に鳴り響かせた。
「凄くいい練習が出来ているので、コンディションはいつも通りですね。今日パンチを見せたのはボクシングが凄く調子がいいからです。僕のパンチは今日重かったし、新K-1で見せたいひとつの武器だと思います。今日は試合用グローブでミットをやりましたが、このグローブなら当たったら倒れるパンチが打てている」と日菜太。
パンチは以前から教わっているボクシングジムのトレーナーに加え、クロスポイントにて元日本バンタム＆日本スーパーバンタム級王者の名ボクサー・高橋ナオトから指導を受けている。
では、今回は蹴りよりもパンチに比重を置いた戦い方を見せるのかとの質問には「時と場合によりますね。パンチで打ち合っても十分に通用するレベルにあります。自信を持つのは嫌だけれど、それだけいい練習が出来ているので膠着しない試合がしたい。至近距離になったらテクニックを見せます」と言い、「ミドルはもちろん、テンカオ（相手をつかまないヒザ蹴り）も効かせられるし、ローも足を壊せる」と全ての武器で倒せるという。
対戦する松倉からはたびたび挑発的なコメントが飛び出しているが、日菜太は「凄くいいこと。そうなった方が面白くなる」とむしろ歓迎ムードだが、松倉の「ずっとK-1・Krushでやってきた自分と、いろいろな団体を渡り歩いてきた日菜太選手は相容れない考え（だから負けたくない）」との発言については反論した。
「いろいろな選手が出てヒジなしルールで一番を決めるのがK-1。本当に強いヤツが集まってきて一番を競うのがK-1でしょう。昔からやってきたからとかは関係ない。僕は2017年のK-1を今までで一番面白くするためにやって来たんだから」
今回の試合には、観客席の10分の1を埋めることになる350人もの大応援団が訪れるという日菜太。
「今年は－70kgのトーナメントがあると聞いたので、今回しっかり勝ってK-1ファンに僕を知ってもらいたい。そしてトーナメントの時はセンターで扱ってもらえるようになりたい。－70kgは外国人天国と言われているが、そこに自分が入ってそんなことはないのを証明したい。
今年で30歳なので大きなことを成し遂げたいんです。K-1と名の付くベルトが本当に欲しいので、それを持っていろいろなことにチャレンジしたい」と、この試合が様々なやりたいことへのスタートだと語った。
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