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【K-1】初の中国人王者ルイ「早く防衛戦をやりたい」

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2017/02/26(日)UP

K-1初代ライト級王座のベルトとともに、一夜明け会見に登場したルイ

 2月25日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催された『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ライト級王座決定トーナメント~』の一夜明け会見が、26日(日)都内で行われた。

 トーナメントを制してK-1史上初の中国人王者となったウェイ・ルイが会見に出席。身振り手振りを交えながら、丁寧に前日の試合を振り返った。

 ルイが「危険な試合でした」と口にしたのは、準決勝のクリスチャン・スペトゥク(ルーマニア)との一戦。「相手のパンチが非常に強いことは事前に分かっていましたが、まさにその通りでした。距離を取りながら相手のリズムを崩すという作戦が当たり、自分が勝つことができました。しかし、もしも距離感が狂って相手の間合いに入ってしまえば、私がKOされる可能性もありました」と話した。

身振り手振りを交えながら、ルイは丁寧に試合を振り返った

 この試合について、記者席にいた元K-1 MAX日本王者・佐藤嘉洋からは「スペトゥクのパンチをスウェー(顔面へのパンチを、上体を後ろへ反らしてかわす防御法)して右ジャブを返していたのを観て、ムエタイだけでなくボクシングのスキルも素晴らしいと感じました。ボクシングの練習もしているのですか?」との質問が。

 ルイは「おっしゃる通り、私は2年間ボクシングを練習したことがあります。キックの蹴りとボクシングのパンチを身に付けているので、非常にパーフェクトなスタイルになっていると思っています」と、自身の憧れの選手であるという佐藤に対して嬉しそうに答えた。

 また、決勝で拳を交えた平本蓮(K-1ジム総本部チームペガサス)については、「18歳と若い選手ですが、テクニックもパワーもあり、とても強かったと思います。パンチが非常に重かったです」と高く評価。

記者席からルイに質問する元K-1 MAX日本王者・佐藤嘉洋

「私の右目が腫れていますが、1Rに(平本の)左ジャブをもらい、それがけっこう効いてしまいました。2Rは距離を取って戦いました。3Rは平本選手が打ち合ってくると考え、自分も手数で勝らないといけないと思ったので、打ち合いました」と明かした。

 トーナメントで対戦することができなかったWPMF世界スーパー・ライト級王者ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ)と初代K-1 WORLD GP スーパー・フェザー級王者・卜部功也(KREST)とも、機会があれば試合をしてみたいと言うルイ。

 今後の目標について聞かれると、「K-1のベルトの誇りを持って自分の実力を世界に示したいです。日本で早い時期に防衛戦をやりたいと考えています。相手は強い選手なら誰でも構いません。いつでも戦う準備ができています」と力強く答えた。

※2・25「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN」全試合結果  

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