【パンクラス】V5戦の石渡伸太郎、最強挑戦者を「シンプルにぶっ飛ばしたい」
5月28日(日)東京・ディファ有明にて開催される『PANCRASE 287』で、5度目のタイトル防衛戦に臨む第2代パンクラス・バンタム級王者の石渡伸太郎(CAVE)の公開練習が、10日(水)都内で行われた。
石渡は3分2Rのミット打ちを披露。時折、笑顔を見せながらリラックスした様子で、鋭くコンパクトなパンチをテンポ良く打ち込み、順調な仕上がりをうかがわせた。
2011年12月の初戴冠から、石渡は赤井太志朗、齊藤曜、ビクター・ヘンリー、ジョナサン・ブルッキンズという国内外の強豪を退け、王座を守り続けてきた。しかし、今回の挑戦者であるパンクラス・バンタム級1位のハファエル・シウバ(ブラジル)は、UFCに次ぐ規模を誇るアメリカのMMA団体『Bellator』で、2013年にバンタム級トーナメントを制した実績を持つなど、過去最強レベルの相手だ。
「最強の挑戦者ですね。穴が少なくて本当に強い」とシウバを警戒する石渡。しかし、「世界的に見ても有名な選手ですが、シンプルにそいつをぶっ飛ばしたいというのがモチベーションです」とニヤリ。
そんな最強挑戦者を迎えての大一番に向けて、トレーニングでは「すべての基本を一から見直しました。パンチや蹴りの打ち方、ステップの踏み方、立ち方や歩き方など、基本が崩れるとすべてが崩れるので。そこをひたすら調整しています」と基本を徹底してきたと言う。
また、3月には3週間タイに赴き、ムエタイのサシプラパージムで武者修行を敢行。「ひたすら走ってひたすらサンドバックを蹴っていました。多い日は1日20kmくらい走りましたね。もちろん、打撃は強化されているので、僕はできれば立って打撃で戦いたいです」と、得意の打撃にはさらに磨きがかかっているようだ。
4度目の防衛を果たした昨年7月のブルッキンズ戦以来、約10カ月ぶりとなる試合。UFCファイター育成番組「TUF」のトーナメント優勝者でもあるブルッキンズを下した後にはUFC参戦を目標に掲げたが、「日本の中でも世界に向けても存在感を示したいですね。(今回は)両方に向けて示せる相手だと思うので。試合から遠ざかっていたので、みんなも忘れてるでしょうから(笑)」と再び国内外に向けてアピールを狙う。
国内ではRIZINのトーナメント開催発表など盛り上がりを見せるバンタム級だが、石渡は「この試合のレベルを見とけよって感じですね」と一言。最強挑戦者超えに向けて、「チャンピオンとして『お前より強いぞ』というところを見せつけてやろうと思います」と闘志を燃やしている。
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