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【UFC】マッチメーカーのJ・シルバが“名誉の殿堂”入り

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2017/05/15(月)UP

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ジョー・シルバのUFC名誉の殿堂入りを報告するUFC作成のバナー

 UFCで長年マッチメーカー、つまり対戦カードを決める係を務めてきたジョー・シルバが“UFC名誉の殿堂”入りする。UFCが5月14日に発表した。

 シルバはUFCへの「貢献者」として、「2017年UFC名誉の殿堂」入りする。セレモニーは7月6日(木・現地時間)にラスベガスで行われ、その模様はUFCの会員制インターネット・チャンネル、UFC FIGHT PASSで生放送される。

「ジョー・シルバは、あらゆる格闘スポーツ史上、最高のマッチメーカーだ」とデイナ・ホワイトUFC社長は、シルバの功績を絶賛している。

 シルバは宇野薫がUFCライト級タイトルに挑んだ大会のマッチメークにも関わった。また、大赤字で瀕死の状態だったUFCを起死回生させ、世界中で大人気のスポーツに生まれ変わるきっかけとなったリアリティ番組『ジ・アルティメット・ファイター』のフォーマット作りや選手選択にも関わった。

 少年時代から熱烈な格闘技ファンだったシルバは、UFCがスタートした翌年の1994年、UFCのオフィスに直接電話し、どうしたら団体を改善できるか、頼まれてもいないのに、アドバイスした。

 当時のUFCオーナーだったSEG社の重役たちは、シルバの情熱と格闘技に対する豊富な知識に舌を巻き、この若者をUFCのコンサルタントとして雇うことにした。その後、彼はマッチメーカーとなり、副社長にまで出世することになる。

 シルバはあらゆる格闘技について調べ上げ、まだ生まれて間もないUFCを、選手とファン両方にとって、いかに魅力的な大会に出来るかを考え抜き、大きな貢献をしてきた。現在は昨年のWME-IMGによるUFC買収後、年内いっぱいで引退している。

 また、ジェフ・ブラトニック(ロス五輪レスリング金メダリスト。初期UFCで解説を担当し、UFCコミッショナーも勤めた。すでにUFC名誉の殿堂入り)やレフェリーの“ビッグ”・ジョン・マッカーシーとともに、最初の「UFCルールブック」を作るのにも参加。これは後に、「ユニファイドMMAルール」(2000年に制定され、現在も使われている北米における総合格闘技の統一ルール。単に「ユニファイド・ルール」と略されることも)の基礎となった。

 シルバは、「UFCに初期から関わることができ、UFCがこれほどメジャーになるのを見て来られたのは驚くべき体験でした」とシルバは言う。「僕は子どもの頃から格闘技に夢中でした。総合格闘技に、内部の人間として大きな影響を与えることが出来たのは、本当に素晴らしい体験でした。UFCの名誉の殿堂入り出来るのは大きな名誉だし、この素晴らしい旅路の締めくくりとして最高です」とコメントしている。

【コラム】名誉の殿堂入りを果たしたUFCの“縁の下の力持ち”J・シルバの功績

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