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【Krush】挑戦者・郷州征宜の想い「難聴の子供たちに夢を」

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2017/09/15(金)UP

ミット打ちを披露する郷州征宜

 10月1日(日)東京・後楽園ホールで開催される『Krush.81』にて、安保璃紅(あんぼ・りく/20=TRY HARD GYM)のKrush -60kg王座に挑戦する郷州征宜(ごうしゅう・まさのぶ/31=K-1ジム総本部チームペガサス)が、9月14日(木)都内で公開練習を行った。

 郷州は8月6日の『Krush.78』で行われた-60kg次期挑戦者決定トーナメント決勝にて、大沢文也に勝利して挑戦権を獲得。今回対戦する安保には4月の-60kg王座決定トーナメント準決勝で僅差の判定負けを喫しており、郷州にとってはベルトとリベンジが懸かった一戦となる。

「いつも通り、龍児さん(所属ジムの梶原龍児代表)やジムのプロ選手たちにアドバイスしてもらいながら、いい環境で練習できています」と、自信を覗かせる郷州。この日の公開練習では、所属ジムの梶原代表を相手に2分1Rのミット打ちを披露。ワンツー、ミドル、ヒザ蹴りをテンポよくミットに打ち込み、仕上がりの順調さをアピールした。

 安保について、郷州は「スピードがあって、改めて試合映像を見直すと相手の離れ際に攻撃するのが上手い。あれは見ている人の印象もいいと思います」と警戒。

 そのうえで、「今回の試合に向けてスピードの対策というか、前回のような戦い方はしないという風に周りと話をして練習を取り組んでいます。(前回の対戦は)負けは負けですし、見る人が見る人100人が100人勝ったと言われる試合をしないと文句を言われてしまいます。今回は誰が見ても自分の勝ちだと思われる試合を見せたいです」と闘志を燃やした。

 そんな郷州にはある想いがある。生まれつき難聴のハンデを持ってリングに立ち続ける自身と同じ境遇の子供たちに夢を与えるためにもベルトを獲ることだ。

「自分と同じ耳が聞こえない子供たちに夢や希望を与えることが僕の使命だと思っていますし、今はベルトを獲るという自分の夢に向かって一生懸命やってこれています。今回も子供たちを試合に招待していて、お母さんたちを通じて『絶対に勝ってね』という子供たちのメッセージをもらっています。

 絶対に勝たないといけないと思うし、もうこれは自分だけの試合じゃない。子供たちの夢や希望もかかっている試合なので絶対に勝ちます。僕自身、今回が3度目のタイトルマッチで、過去2回は悔し想いをしたので3度目の正直で絶対にベルトを獲りたいと思います」と、郷州は熱い想いを胸に、悲願の王座獲りを目指す。

PHOTOS (C)Good Loser

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