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【GLORY】ヒョードルとアリスターをKOしたシウバが最強王者と激突

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2017/10/05(木)UP

2009年1月に「戦極」参戦のため来日したシウバ

 10月14日(土・現地時間)中国・広州市の広州体育館にて開催される『GLORY 46』の全対戦カードが出そろった。

 欧州最大のキックボクシングプロモーション「GLORY」(グローリー)の中国初上陸となる今大会。ワンマッチが6試合の「GLORY 46 SuperFight Series」(スーパーファイト・シリーズ)と、タイトルマッチやトーナメントが6試合の「GLORY 46 China」との二部構成で行われる。

「GLORY 46 SuperFight Series」のメインイベントにはヘビー級(+95.0kg)のビッグマッチが決定。世界最高峰のMMA(総合格闘技)団体「UFC」のヘビー級トップファイターとして活躍した、“ビッグフット”ことアントニオ・シウバ(38=ブラジル)が、GLORYヘビー級王者リコ・ヴァーホーベン(28=オランダ)を相手に、キックデビュー戦を行う。

2009年1月の「戦極」で行われた中尾”KISS”芳広との一戦で、上から強烈なパンチを落とすシウバ

 シウバは松濤館流空手とブラジリアン柔術をバックボーンとし、エメリヤーエンコ・ヒョードルやアリスター・オーフレイムにKO勝ちしたこともある強打の持ち主。2013年5月にはUFCヘビー級タイトルマッチを経験した(当時の王者ケイン・ヴェラスケスにTKO負け)。

 また、特によく知られているのが、2013年12月にUFCで行われたマーク・ハント戦。シウバはハントとUFC史上に残る壮絶な殴り合いを繰り広げ、流血の大激闘の末にドローとなった。だが、シウバは試合後に薬物違反が発覚し、9か月間の出場停止処分を受け、試合結果はノーコンテストに変更された。

リコ(左)は2013年12月に日本で行われた『GLORY 13』に来日。ピーター・アーツ(右)の引退試合の相手を務め、勝利した

 その後は黒星が続き、昨年9月のロイ・ネルソン戦(ネルソンにTKO負け)を最後に、UFCからリリース(契約解除)されることに。さらに、ロシアのプロモーションでも2連敗を喫し、今回は心機一転、初のキックルールで試合に臨む。

 だが、対戦相手はキック初挑戦のシウバにとってあまりに強敵と言える。ヴァーホーベンは極真空手出身で、“ピーター・アーツ2世”とも呼ばれた、GLORYヘビー級の絶対王者だ。これまでにエロール・ジマーマン、グーカン・サキ、バダ・ハリといった元K-1強豪から勝利を収め、2014年6月には元IT’S SHOWTIMEヘビー級王者ダニエル・ギタからヘビー級王座を奪取。以後、5度の防衛に成功している。

 下馬評は圧倒的にリコが有利とされるが、脅威の一発を持つシウバはビッグアップセットを起こせるか。

「GLORY 46 China」のメインイベントでは、今年4月にミドル級(-85kg)王座返り咲きを果たしたサイモン・マルクス(30=カナダ)が、同級3位アレックス・ペレイラ(30=ブラジル)の挑戦を受けて、初防衛戦に臨む。

 また、日本からも「REBELS」などで活躍する久保政哉(24=PHOENIX)が、フェザー級(-65.0kg)王座挑戦者決定トーナメント予選に出場。本戦出場権を懸けて4選手が争う同トーナメントの1回戦(準決勝)で、久保は同級18位リー・チェンチェン(中国)と対戦する。

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