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【K-1】木村ミノル、城戸戦を乗り越えて”一皮剥ける”

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2017/11/11(土)UP

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今回も下馬評を覆すと燃える木村

 11月23日(木・祝)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN~初代ヘビー級王座決定トーナメント~』で、K-1 WORLD MAX 2008日本トーナメント王者・城戸康裕(谷山ジム)と対戦する、木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Team Philip/GSA/WSR)のコメントが主催者を通じて届いた。
 
 城戸の試合を中学生の時から観ているという木村は、このオファーを受けた時の心境を「試合の話をもらって最初はビックリしましたけど、“面白い”って思ったのが先に来ちゃって、気がついたらもう『やります』っていう返事をしていました。

9月、元同門の先輩であり兄貴分的な存在の久保優太(右)に挑むも、敗れた木村

 前回、(元同門の先輩である)久保選手とはやっぱりやってよかったし、すごく成長できた試合で、僕の中で次の相手が来たとき自分がどう感じるかで成長の度合いが分かると思ったんです。すごい相手と組まれて“やばい”って怯んじゃうのか。でも城戸選手でも怯まない自分がいました。変わらずできる、“俺はできる”っていう自分がいたのでスゴい試合ができそうです」と語る。
 
 続けて「ずっと昔から見ていた選手なので(対戦出来て)嬉しいです。テレビでK-1を見ていた中学生ぐらいの自分に教えてあげたいくらい(笑)。城戸選手がK-1のトーナメントに出る前、キックボクシングの団体でどっちがK-1に出るか?っていう最終選考の試合(城戸康裕vs白須康仁)をしたんですけど、実はその大会に僕はアマチュアで出てたんですよ。

カード発表記者会見には「ウェルター級に殴り込みに来た」と、チンピラ風の衣装で参加した城戸

 で、その試合も会場で見ていたので『同じ団体の選手がテレビに出るんだ』みたいな感覚でした。しかもそのトーナメントで城戸選手が優勝したので嬉しかったです。“同じリングに上がっていた選手が獲った”っていうのを覚えています。だから子どもながらに見ていた選手なので特別に嬉しいです」と、対戦できる嬉しさを話す。

 これまで木村は不利だと思われていた試合で番狂わせを起こして勝ち上がってきた。そして、今回も城戸有利と予想されているが「今まで下馬評を覆して勝ってきたので、今回は安心しています。この間、久保選手との試合でリングに上がった自分は僕にとって結構強い自分だったので、今回も自分を信じてます。“絶対自分が勝つ”っていうのが心にあるので、その自信は今回相当デカいです」と、力強くコメント。
 
 最後に「ここ数年でいろんなことがあって、スタイル的には絶対進化しているはずなのに結果が出なかったり、噛み合ってない部分が出てしまっていますけど、これからそれ(進化)が出てくる時期だと思います。

6月のスーパーウェルター級トーナメント決勝戦では、世界的強豪のチンギス・アラゾフ(右)と大激闘を演じた城戸

 そこで城戸選手っていうトップの選手はハードルが高いですけど、それでこそファイターは一皮剥けるのかなって思うので、すごく楽しみな一戦です。たぶん爆発できると思います。
 
 自分自身全てを懸けて戦った(9月の)トーナメントで敗退してしまいましたけど、もう1回這い上がるチャンスをもらったので、またこれを乗り越えてベルトに向かっていく姿を見守ってもらいたいです」とファンへメッセージを送った。
 

 

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