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【テコンドー】全日本選手権で王者江畑に敗退の菊野、決勝戦で右拳骨折していた

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2018/01/24(水)UP

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江畑(左)のハイキックをもらう菊野(右)。決勝戦まで勝ち進んだが、トップ選手からの洗礼を受けた

 1月21日(日)千葉県総合スポーツセンターで開催された全日本テコンドー協会主催『第11回 全日本テコンドー選手権大会』に初出場、準優勝を収めた総合格闘家・菊野克紀(36=チームKIKUNO)が決勝戦の試合中に右拳を骨折していたことを明かした。

 菊野は主戦場としている『巌流島』の公式サイトにコラムを執筆。テコンドー全日本大会挑戦について振り返っている。

強い突きを武器に勝ち上がって来た菊野だが決勝で右拳を骨折する

「一回戦は突きの距離を作ることが出来たので効かすことが出来、場外や転倒など相手の反則を10回取ることで勝つことが出来ました(打撃により押し出された相手は反則として1点減点)。

 準決勝は距離をガッチリ潰されました。その対策を練習していたのですが経験不足で余裕がなく、上手く実行することが出来ませんでした。距離がない状態ではプロテクター越しに効かすまでの威力は出せず、一進一退の攻防に。最後は1ポイント差の薄氷を履む勝利でした」と、対戦相手が菊野の戦い方を研究してきたため、苦戦を強いられたことを明かす。

突きの距離を徹底して潰しにきた江畑(右)が、菊野に持ち味を発揮させずに作戦勝ち

 決勝戦では身長197㎝で、この大会-80kg級を2連覇している絶対王者の江畑秀範(25=大阪/株式会社ヤマト)と対戦。菊野のハイキックがミドルキックとなってしまう身長差(菊野は169cm)から、蹴りによるポイントを取るのは諦め、「効かして倒すか、相手の反則を10回取って勝つしかない」と決めて挑んだ。

 しかし、「残念ながら江畑選手の距離の潰し方は徹底していました。途中何度も“これアリなの?”と戸惑うところがありましたが、競技とはルールであり、ルールを研究し尽くしギリギリのところで闘うことこそがトップ競技者の証です。見事に距離を潰されて効果的な突きを打てず完敗でした」との言葉通り、江畑に近距離からのハイキックを何度も入れられて66対3の大差で敗れた。

左の突きで勝負をかけた菊野だったが…

 この決勝戦の最中、菊野は右拳を骨折。大会後、医師からは全治2カ月を言い渡された。

 それでも菊野は「9月巌流島、11月テコンドー東日本大会、1月巌流島と今回のテコンドー全日本大会と全力疾走してきて少し疲れたのでちょうど良かったです」とあくまでもポジティブ。「テコンドーのグローブは握り棒のようなものが付いていて、いつものようにしっかり握れなかったのが骨折の原因かなと」分析し、「来年の秋までにオリンピックテコンドー日本代表に選ばれるだけの実力と実績を得るために、このテコンドーという素晴らしい競技を勉強していきます」と前向きにコラムを締めくくっている。

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・東京五輪目指す菊野克紀が全日本準優勝に「距離問題を克服する」

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