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【ボクシング】山中慎介が ダウンを奪う絶好調スパーリング

2018/02/02(金)UP

入念にスパーリングをこなす山中(右)

 ボクシングの前WBC世界バンタム級王者で同級1位・山中慎介(35=帝拳)が1日、東京・新宿区の帝拳ジムで6Rのスパーリングを披露。4Rに左ストレートでダウンを奪う絶好調ぶりを見せた。山中は31日、東京・両国国技館で王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)に挑むが、本番1か月を前に早くもパワーを全開。〝神の左〟を一段と進化させて王座返り咲きに自信をのぞかせた。

 先月23日から開始したこのスパーリング。〝仮想〟ネリに招聘したフィリピン人パートナーへタイミングのいい会心のダウンに「調子が出てきた」とトレーナーから笑みがこぼれた。王者ネリは山中よりも12歳年下で25戦全勝(19KO)無敗で勢いがある。昨年8月、山中がネリの出方を見ていた序盤に連打を浴び、セコンドがタオル投入。4TKO負けで王座陥落を許した。

昨年8月のネリ戦で神の左を出す山中。2Rにはネリをグラつかせた。

 浜田剛史代表は「これからというところで」と陣営にも無念の思いがあった。ネリに敗れるまで12連続防衛。具志堅用高氏の日本人世界王者の最多連続王座防衛記録の13度にあと1つと迫っていただけに残念だった。そこにネリの禁止薬物の陽性反応疑惑。WBCは再戦を条件に薬物疑惑を不問にしての直接リマッチとなった。

 山中のボクシングはディフェンス重視。中盤から終盤に見せ場を作るスロースターター。ネリ戦で序盤に様子を見ていたさなかのタオル投入だった。

  山中は「ネリに借りを返したいという思いだけで練習してきた」と負ければ引退の〝背水の陣〟で雪辱に賭けている。また、「ビデオはしっかり見た」とも。ネリ対策に下半身の安定を重視。歩幅や左右の足の運びを入念にチェック。打ち込み時の重心とバランスを意識した動きに余念がない。体重が乗った4Rのダウンは成果の表れだ。山中は新たな歴史を刻むとしたらネリの勢いをキャリアでいかに抑え込めるかがカギ。強化した〝左〟に期待したい。(山﨑照朝)

世界奪取の日本人最高年齢は長谷川穂積の35歳9ヶ月
 山中は次の再戦を35歳4ヶ月で迎える。これまで世界王座陥落から、再び世界王座に就いた日本人世界王者は多いが、10度以上防衛してのカムバックとなるとそういない。
 WBCのバンタム級を10度防衛し11度目の防衛戦で陥落も、階級をフェザー級に変え再び世界を獲った長谷川穂積がいるが当時は29歳。
 また、35歳の年齢での王座奪取となると、長谷川穂積が30歳で2度目の王座陥落後、階級をスーパーバンタムに変え35歳9ヶ月で再び王座奪取。3階級制覇を果たし、日本人世界王座奪取の最高年齢記録を塗り替えた。

 また2015年12月にWBA世界スーパーフェザー級を36歳で11度目の防衛した内山高志(ワタナベ)は4ヶ月後にコラレスに敗れ王座陥落。37歳になった2016年12月、王座奪取に挑むが失敗し引退している。山中が次戦に勝利すれば、長谷川に次いで2位の世界奪取最高年齢王者となる。

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・山中が4RでTKO負け、日本記録ならず

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