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【パンクラス】鹿又敗れ、僅か2戦目でタクミが新王者に!注目の中井りんはドロー

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2011/09/04(日)UP


▲パンクラスに参戦して僅か2戦目でフェザー級暫定キング・オブ・パンクラスに就いたタクミ(右から3番目)

パンクラス
「PANCRASE 2011 IMPRESSIVE TOUR」
2011年9月4日(日)東京・ディファ有明
開場14:30 開始16:00
観衆=1,800人(満員)

▼メインイベント(第9試合) フェザー級暫定キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分3R
○タクミ(パラエストラ大阪/同級3位)
判定3-0 ※三者とも30-28
●鹿又智成(パラエストラ八王子/同級1位)
※タクミがフェザー級暫定キング・オブ・パンクラスに

 現フェザー級王者のマルロン・サンドロ(ブラジル)が海外プロモーションのトーナメント参戦中のため防衛戦が行えず、上位ランカーの鹿又とタクミが暫定王座決定戦で激突。

「ベルトを巻くために、パンクラスに参戦することにしました」と、2009年6月15日のパンクラス初参戦会見で語った鹿又はその後パンクラスで9戦6勝3分と2年間負けなし。今回ついにベルト獲りにチャレンジする。

 対するタクミは元KOTC王者。今年4月3日に初参戦し、当時3連勝中と勢いのあった川那子からキッチリ一本勝ちして貫禄を見せ付けた。そしてタクミも目標は「ベルトを巻くこと」と答えた。

  約3年ぶりのフェザー級キング・オブ・パンクラスタイトルマッチを制すのは果たしてどちらか。

  1R、ゴングが鳴るとお互いに打撃を交錯させることなく組み合う。コーナーでの差し合いとなり、バックを取るようにしてテイクダウンしたのはタクミ。その ままバックからチョークを狙う。これで勝負ありかと思われたが、鹿又は必死にディフェンスして極めさせない。体を捻りながら正対に戻し、上のポジションを 取った鹿又がパウンドを落としたところでゴング。

  2R、打撃戦の後に、鹿又の蹴り足をキャッチしたタクミがバックに付く。

  そのままグラウンドに移行すると、再びタクミがバックからパンチを落としながらチョークを狙う。これも極めきれず。

  3R、鹿又の左ミドルをキャッチしたタクミがテイクダウンし、上のポジションを奪う。一度は立ち上がった鹿又だが、再びグラウンドへ。鹿又が上のポジショ ンを取るムーブに合わせて、タクミが三角絞め! 鹿又は何とか回避すると、お互いに足の取り合いへ。最後にタクミがアンクルホールドを仕掛けたところで終 了。

  グラウンドで終始、優位に試合を進めたタクミが勝利! マイクを握ると「西のハイブリッドボディことタクミです。今まで他のプロモーションでやってきたに も関わらずタイトルマッチに抜擢してくれ、そして鹿又選手という強い選手とやらせてもらえて嬉しく思います。今日はベルトを巻かせていただき光栄です。で すが、まだ暫定といういらない文字が付いているのでサンドロ選手と早くやらせてもらいたいと思います」とサンドロとの王座統一戦をアピールした。


▼セミファイナル(第8試合) ミドル級 5分2R
○大山峻護(フリー/Martial Combatライトヘビー級王者)※初参戦
KO 1R11秒
●ソン・ギュウソク(韓国/パンクラスコリア/TEAM MAX)

  PRIDE、HERO’S、DREAMとメジャー団体を渡り歩いてきた大山が、プロデビュー10年目にしてパンクラス初参戦。試合は昨年9月16日、シン ガポールで開催された『Martial Combat 10』でブライアン・ガサウェイに一本勝ちし、同大会ライトヘビー級王座に就いて以来となる。本来、対戦相手は身長183cm、戦績が4勝4敗というパ ク・チョンギョ(韓国)だったが、急遽ソン・ギュウソク(韓国)に変更。

 1R、ゴングと同時に激しい殴り合いを展開する両者。大山の左ストレートがクリーンヒットし、ソンがダウン気味に腰を落とす。

  立ち上がったソンは再び打ち合いに行くと、大山のフックがソンのアゴを打ち抜き、そのままKO! パンクラス初参戦でインパクトを残す勝利となった。


▼第7試合 バンタム級 5分3R
△赤井太志朗(ノヴァウニオン・ジャパン/同級1位)
ドロー 判定1-0 ※30-30、30-30、30-29
△大石真丈(フリー/第2代修斗世界フェザー級王者・同級4位)

  昨年の9月大会でバンタム級タイトルに挑戦するものの、王者・井上学(U.W.F.スネークピットジャパン)に判定で敗れた赤井。その後、ケージフォース での試合も含め、2勝1分と無敗をキープしており、バンタム級1位の座に君臨している。対する大石は、パンクラスデビュー戦では判定負けを喫したが、その 後はパンクラスで2勝1分と無敗。ランキングでも4位に入っている。実力者同士の一戦だけにハイレベルな試合が期待できそうだ。

 1R、グラウンドを得意とする大石を警戒してか、赤井はこれまでと違い、慎重に打撃を出す。サウスポーの赤井は右に周りながら右ジャブ。大石は潜り込むようにしてワンツーを繰り出す。

 2Rも赤井が周りながらジャブを打ち、大石はじっくりと待ちながらカウンターでパンチを合わせる。大石が組み付く場面もあったが、すぐに離れる。赤井がパンチの連打を出したところでゴング。

 3R、赤井は徹底してほぼ左ジャブを出すのみ。アウトボクシングの赤井に対し、大石はひたすら待ちワンツーを合わせる。残り時間僅かとなり、両者は足を止めて打ち合いへ。激しく拳を交錯させたところでゴング。決定打はなく、ドローに終わった。


▼第6試合 ライト級 5分3R
○小谷直之(ロデオスタイル/チームZST)
一本 1R1分44秒 ※腕ひしぎ十字固め
●井上克也(和術慧舟會RJW/第2代ライト級&第2代ウェルター級キング・オブ・パンクラシスト)

  5・3ディファ有明大会からスタートした「PANCRASE ライト級GP 2011」。その優勝候補と言われていたのが、第2代ライト級&第2代ウェルター級チャンピオンの井上だった。しかし、井上は1回戦で岡澤弘太にまさかの 敗退。早々にトーナメントから姿を消した。

  一方の小谷は井上の対抗馬として名前があがっていたが、計量をパスできずに失格負け。戦わずしてトーナメントから姿を消した。元王者・井上が再びタイトル 戦線に名乗りをあげるか、それともZST無冠の帝王・小谷がパンクラスで初勝利をあげることが出来るか!?

  1R、お互いにスタンド勝負で激しい打撃戦を繰り広げる。小谷は右ストレートを出しながら組み付くとテイクダウン。あっという間にマウントポジションを奪うと、マウントパンチ連打! 腕十字に移行し、僅か104秒で一本勝ちした。

 勝利した小谷はマイクを握ると「前回は(減量で)失敗して申し訳ないことをしたと思うけど、まぁーねぇー、ちゃんと試合すれば、こんなもんだって」とアピールした。

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