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【掣圏真陰流】桜木裕司がまたも秒殺KO勝利、全試合相撲なみの短期決着

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2011/12/06(火)UP


真剣での演武を披露する初代タイガーマスクこと佐山サトル(掣圏真陰流興義館総監)

掣圏真陰流本部 興義館
「新生武道『武道 掣圏』第二回武術大会」
2011年12月6日(火)東京・後楽園ホール
開場18:00 開始19:00


▲色増幸作(下)を抑え込んで制圧からの正拳突きを連打する桜木裕司

▼第十一試合 無差別級
○桜木裕司(掣圏真陰流)
総合1本 1回戦37秒 ※顔面への正拳突き
●色増幸作(=IRO関/フリー)

 初代タイガーマスクこと佐山サトル(掣圏真陰流興義館総監)が創建した新武道『武道 掣圏』の第二回武術大会。

  ルールは、打撃や投げによるKO、関節技・絞め技が極まれば完全決着1本となり、その時点で勝敗がつく。場外への押し出しと3秒間の制圧(抑え込み)でもそれぞれ1本となり、こちらは2本先取で総合1本となる。

  前大会で元・大相撲関脇の若翔洋をわずか9秒で倒した桜木が最終試合を務める。今回の対戦相手である色増はかつて「IRO関」のリングネームで、パンクラ ス(1戦1ノーコンテスト)、DEEPなど総合格闘技に参戦。相撲歴10年のキャリアを持ち、全国高校選抜相撲大会2位&国体出場の実績を持つ。

 桜木が後ろ蹴りからの左フックで色増をなぎ倒す。

  しかし、色増はすぐに立ち上がっての押し出しへ。 これをこらえた桜木がパンチを見舞い、背後から連打された色増は場外へ落ちる。

 場外一本を奪った桜木が左右フック、組み付きに行く色増だが、桜木のパンチを浴びて座り込み、桜木がバックから抑え込んで制圧からの正拳突き連打。総合一本勝ちを収めた。

  桜木は「今まで何人もKOして来たパンチが決まったのに、相手は倒れず2回くらい押し込んで来たので驚きました。勉強になりましたね」と見た目ほどは一方 的な勝利ではなかったことを明かし、「この武道 掣圏で倒されない足腰を鍛えて海外へ乗り込みたい。来年の4月にはロシアへ行って来ます。自分では格闘技を卒業したつもりだったんですが、国内では後進の 指導をし、個人的な思いとして海外で修行を積んでいきたいと思っています」と語った。



▲長井満也(右)のヒザ蹴り一発で竹嶋健史が失神

▼第十試合 97kg級
○長井満也(ドラディション)
完全1本 1回戦3秒 ※ヒザ蹴り
●竹嶋健史(スポルティーバエンターテイメント)

  長井は修斗、シュートボクシング、リングスを経てK-1やキックボクシングにも参戦。全日本プロレスと新日本プロレスにも出場し、現在はドラディションと いう団体に所属するプロレスラーだ。43歳にして武道 掣圏に挑戦する。対する竹嶋はレスリングがバックボーンだという。

 開始と同時にタックルに来た竹嶋に、長井がカウンターのヒザ蹴り! 肩の辺りに当たったかのように見えたが、この一発で竹嶋は倒れ込み、長井が秒殺の完全一本勝ちを奪った。



▲大相撲のぶつかり合いが展開され、若翔洋(右)が勝利した

▼第九試合 無差別級
○若翔洋(フリー)
総合1本 1回戦24秒
●柴田正人(STYLE-E)

 元大相撲関脇の若翔洋が前回に続いての登場。前回は桜木にわずか9秒でKO負けを喫したが、今回は相撲技を活かせるのか? 対する柴田はUWFスタイルのプロレスラー。巨漢同士の対決となった。

 パンチを見舞ってきた柴田を若翔洋が押し出して速攻の一本。続けて押し出しに行った若翔洋だが、転倒したところを上から抑え込まれて制圧による一本を柴田に奪い返される。一本を取り合ったところで若翔洋が意地の押し出し! 総合一本で若翔洋が白星を獲得した。



▲寝技に持ち込んでの抑え込みで優位に試合を進めた佐藤光留(上)

▼第八試合 90kg級
○佐藤光留(パンクラスMISSION)
完全1本 1回戦28秒
●竹村光一(COREジム)

 佐藤はパンクラス、竹村はDEEPに出場していたともに総合格闘家。竹村は初出場だが、佐藤はこれまで武道 掣圏で3戦全勝を収めている。

 いきなり飛び蹴りを見舞った竹村を受け止め、佐藤が寝技に持ち込んで抑え込み。そのまま関節技(ストレートアームバー=相手の腕を伸ばし、両足で固める技)を極めて完全一本を奪った。



▲場外への押し出しで勝利した斎藤彰文(左)

▼第七試合 85kg級
○斎藤彰文(掣圏真陰流)
総合1本 1回戦24秒
●山本裕次郎(チーム太田章)

 山本は総合格闘技歴13年、柔道4年の経験を持ち、Bルールトーナメント2011優勝の肩書きを持つ。対する斎藤は武道 掣圏で1勝1敗。

 蹴りから組み付いた山本を斎藤が逆に場外へ押し出して一本。打撃から組み付いた斎藤が粘る山本を場外へ押し出し、総合一本で決着をつけた。



▲場外へ投げて押し出し一本を奪った間下隼人(右)

▼第六試合 87kg級
○間下隼人(掣圏真陰流)
総合1本 1回戦23秒
●和地康彦(スーパータイガージム田中塾)

 間下は佐山総監の弟子でプロレスラー、和地はナイスミドル初代ヘビー級王者の肩書きを持つ。

 開始早々、和地の蹴りが急所に当たり、試合は中断となる。再開後、フックからのローで組み付いた間下を和地が場外へ投げたが和地も場外へ出てしまい無効に。

 間下が組み付いて場外へ投げて押し出し一本を奪い、続いて和地の蹴りをキャッチしてそのまま場外へ押し出し。間下の総合一本勝ちとなった。



▲押さえ込んで制圧二本で勝利した金森道

▼第五試合 77kg級
○金森道(フリー)
総合1本 1回戦26秒
●山根聖也(竜司チーム)

 レスリング全日本キック学生選手権グレコローマンスタイル74kg級3位、全日本ジュニアオリンピックカップ76kg級3位の実績を持つ金森と、アマチュアボクシング東北大会優勝の山根が対戦。

 山根がパンチで前に出ると、金森はタックルを決めて抑え込み、すぐに制圧一本を奪う。再開後、再び左右フックで前に出た山根だったが、金森にテイクダウンされて抑え込まれ、金森が制圧で一本。総合一本で勝ち名乗りを受けた。



▲力強い投げで優位に試合を進めた岡田鉄平(右)

▼第四試合 71kg級
○岡田鉄平(キングダム立川)
総合1本 1回戦35秒
●那須晃太郎(STYLE-E)

 岡田はキングダムで2戦2勝の戦績、那須は総合格闘技3年の格闘技歴を持つ。

 右フックを繰り出した那須に組み付いた岡田はそのまま持ち上げて、那須を場外へ豪快に放り投げる。これは両者とも場 外と見なされて無効となったが、那須のタックルを上から潰した岡田が那須を抱えて持ち上げ、バランスを取ろうとした那須の胸を突き飛ばして場外へ押し出 し、一本を奪う。首を抱えた岡田が反り投げを繰り出し、再び場外一本を奪って総合一本勝ちとなった。



▲右ミドルで大西健史(右)を追い込む久保田真樹

▼第三試合 58kg級
○久保田真樹(スーパータイガージム田中塾)
総合1本 1回戦2分22秒
●大西健史(截空道京都総本部)

 久保田はプロ修斗で1敗1分、大西はアマチュアキック1勝1敗で第一回武道 掣圏に出場するも引き分けに終わっている。

 パンチの打ち合いから久保田が押し出しを狙うが、大西はこらえてフロントチョークの体勢に。これは極まらずブレイ ク。再開後、組みに行った久保田が再び押し出しに行くが、大西は土俵際で粘る。久保田がパンチから組み付き、タックルで倒してそのまま抑え込み制圧による 一本を奪った。

 パンチを当てて前に出る久保田は再びタックルからの抑え込みで制圧一本を奪い、総合一本で久保田が勝利した。



▲加藤秀朋(手前)が投げを放つと、山北紘幸が腕から着地してしまい負傷した

▼第二試合 75kg級
○加藤秀朋(チーム・タイガー)
総合1本 1回戦27秒
●山北紘幸(截空道京都総本部)

 加藤はレスリングで沖縄国体準優勝の実績を持ち、山北は武道 掣圏の前身となるアルティメットボクシングで1勝2敗の戦績。

 打撃戦から加藤が組み付き、背後を奪うがこれはブレイク。左ストレートをヒットさせた加藤がテイクダウン、そのまま抑え込んで制圧で一本を奪う。すると山北は投げで腕を痛めたらしく、立ち上がることが出来ず加藤の投げによる総合一本と判断された。

 敗れた山北だが、腕が折れても最後まで礼儀を尽くしたということが評価され、敢闘賞を受賞した。



▲首絞めで勝利した吉間順一(上)

▼第一試合 60kg級
○吉間順一(MAXジム)
総合1本 1回戦28秒
●百々拳人(実武道会館)

 吉間は武道 掣圏で1勝1敗、百々は第6回オープントーナメント空手拳法選手権大会で優勝の実績を持つ。

 開始早々、組み付いた吉間が押し出しで一本を奪う。続いても押し出しに行き、百々がこらえると吉間はバックドロップから背後に回っての首絞め。吉間が総合一本を奪った。


<優秀選手>
技能賞 佐藤光留
敢闘賞 山北紘幸
最優秀立ち振る舞い賞 加藤秀朋
最優秀武士道賞 桜木裕司
最優秀選手賞 長井満也

※次回大会は2012年6月を予定

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