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【MA日本キック】5大王座戦は激戦連続!モハン、武田が王座防衛、勇児、大野、宮元が新王者に

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2012/01/22(日)UP


▲(左から)MA日本フライ級王者・勇児、MA日本バンタム級王者・大野貴志、MA日本スーパーバンタム級王者・宮元啓介、橋本敏彦理事長、MA日本スーパーウェルター級王者・武田一也、MA日本スーパーライト級王者モハン・ドラゴン

MA日本キックボクシング連盟/士道館
「FIGHT FOR PEACE III 5大タイトルマッチ
BREAK-22 ~士道館新春正月興行~」

2012年1月22日(日)東京・後楽園ホール
開場16:45 開始17:00

 

▼スペシャルメインイベント5(第10試合) MA日本スーパーライト級タイトルマッチ 3分5R
○モハン・ドラゴン(ネパール/士魂村上塾/王者)
KO 5R2分40秒
●田中秀和(橋本道場/挑戦者・同級1位)
※モハンが初防衛に成功。

 2010年11月にネパール人初のキック王者となったモハンが初防衛戦。試合は昨年7月の巨輝戦以来、約半年ぶりとなる。今回の試合に向けて母国の山で入念な走り込み特訓を行ってきたという。

  対する田中は昨年5戦して全勝。8月にムエマラソンJAPAN2011王者スアレックを右ヒジでKOする快挙も果たした。

 1R、ゴングと同時にダッシュを仕掛けるモハン。冷静に受け止めた田中に対し、モハンは大振りの左右フック。さらに踏み込みの深いローを出す。モハンの右ストレートがクリーンヒットするも、田中はすぐに組み付いて危ない場面を回避する。

 2Rも、ゴングと同時に飛び込みながらモハンが攻撃を仕掛ける。モハンが右ストレートを打つと田中は組み付く。

  モハンの蹴り足を掴んで田中はこかす。両者は慎重になり様子をうかがう展開が目立つ。田中はこつこつとロー。

 3R、お互いに単発の攻撃。田中はカウンター狙いで自分から攻撃を出さない。モハンのパンチの打ち終わりを狙って、田中は右ミドル。モハンは左右フックで前に出るが、後が続かない。

  ここまでのラウンドの判定結果は30(モハン)-29、29(田中)-28、29-29と互角の展開となった。

 4R、モハンは大振りの左右フックからローで前に出る。冷静にさばく田中は右ロー。打ち合いの展開になると、田中のパンチがヒットしモハンは鼻、口から大量の出血。ドクターチェックの後に再開する。田中はパンチを当てていくが、モハンもパンチを当て一歩も退かない。

  5R、大勢のネパール応援陣の声援に応えるように、モハンは先手先手で攻撃を仕掛ける。下がる田中にモハンの強烈なフックがヒットし、モハンが遂にダウン奪取! 立ち上がる田中は足元がふらつく。モハンはラッシュを仕掛けると、田中が2度目のダウンを喫し、レフェリーが即座に試合をストップ!

  KOで初防衛に成功したモハンは「(村上竜司)塾長と(添野義二)館長のおかげで勝つことが出来ました。今年はドラゴン(辰)の年です。私はK-1よりも強いので、日本の63~65kgのチャンピオン達を一人残らず倒します」と今後の目標を語っていた。


▼スペシャルメインイベント4(第9試合) MA日本フライ級タイトルマッチ 3分5R
○勇児(HOSOKAWA/UKF日本同級王者/挑戦者・同級1位)
判定2-0 ※48-48、48-47、49-48
●加藤竜二(橋本道場/WPMF日本フライ級王者、WBCムエタイ日本フライ級王者/王者)
※勇児が第16代王座に就く。加藤は2度目の防衛に失敗。

 加藤は昨年7月に優希を2RKOで下し、初代WPMF日本フライ級王者に。10月のWBCムエタイ・ジャパンでは大槻直輝との再戦を制し、WBCムエタイ日本フライ級王者となり、現在三冠王。対する勇児は、昨年6戦5勝1分けと負けなし。9月にはUKFキックボクシング日本フライ級タイトルを獲得し、加藤に負けじと波に乗っている。両者はこれまでに2度対戦しており、加藤の2勝。

  加藤が返り討ちにし、2度目の防衛なるか。それとも、3度目の正直で勇児がリベンジ成功、二冠王となるのか。

 1R、加藤がロー、ミドルと蹴り技中心の攻撃。勇児は積極的に攻撃を仕掛け、パンチから蹴りにつなげる。勇児は強烈な右ミドルで加藤のボディをえぐる。一瞬後退した加藤だが、組み付いてこかす。加藤は右ハイを当てるも、勇児は下がらない。

 2R、お互いに蹴り合う攻防。勇児が右ミドル、すぐに加藤は右ローを返す。加藤はハイ、後ろ回しと蹴り技主体の攻撃で前へ。打ち合いではヒジも交ぜていく。勇児もハイ、ミドルを返していく。お互いに組み合い、勢いで倒れる展開が多い。

 3R、パンチ、ミドルで前に出る勇児。加藤はミドル、ハイ、三日月蹴り。左ストレートをクリーンヒットする加藤だが、勇児は下がらない。

  攻め疲れか、急に加藤は失速し両腕を下げる場面が目立つ。ここまでのジャッジは30-29で加藤に一票、残り二票はドロー。

 4R、手数の減らない勇児がガンガン前に出る。加藤は前蹴り、三日月蹴りで突き放す。さらに加藤は右ハイ、組み付きからの回転蹴りを放つもクリーンヒットはしない。

 5R、お互いにもつれあって倒れる展開が続く。勇児がパンチ、ミドル。加藤は焦りからか大振りのフック。お互いに決定打はなくフルラウンドが終了。僅差の判定で勇児が勝利! 十二林稔に続いてHOSOKAWAジムが2本目のベルトを獲得した。

 嬉し涙を見せた勇児は「強い相手だったのでしょぼい試合になってしまいました。僕はランドセルを背負って入場(リング上で勉強させていただくという意味からランドセルを背負っていた)しますが、これで卒業証書を授与することが出来ました」とアピールした。

【関連リンク】

≫マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟公式サイト

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