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【J-NETWORK】水落洋祐がタイ人総合格闘技王者に競り勝つ

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2012/06/17(日)UP


▲パンチで前に出続けた水落(右)がヨーユット(左)から勝利を奪った

J-NETWORK
「J-KICK 2012~NEXT J-GENERATION~3rd」
2012年6月17日(日)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始17:30

▼メインイベント(第12試合) 63kg契約 3分5R
○水落洋祐(はまっこムエタイジム/WPMF日本ライト級王者)
判定2-1 ※49-48、48-49、49-48
●ヨーユットBFN(タイ/B-FAMILY NEO/元ルンピニースタジアム認定フェザー級4位、TRIBELATE MMAバンタム級王者)

 水落は4月15日に開催されたREBELSでWPMF日本ライト級王者となり、王座獲得後初の試合を迎える。対するヨーユットは元ルンピニースタジアム認定フェザー級4位のムエタイ戦士で、これまでに駿太、大和哲也といった日本人トップ選手を相手に連戦連勝した記録を持つ日本人キラー。最近では総合格闘技にも挑戦し、今年4月28日のTRIBELATEでは同団体のMMA(総合格闘技)バンタム級王座に就いた。

 桜井洋平や尾崎圭司をマットに沈め、23勝の内13がKO勝ちのハードパンチャー水落か、それとも総合もこなすヨーユットか?

 1R、ヨーユットは短期決着が狙いか、いきなりヒジ打ちを繰り出してくる。水落はロングの距離からパンチとローキック。ヨーユットは水落のパンチにヒジのカウンター、さらに回転ヒジ打ちまで繰り出す。

 2Rになると、ヨーユットは今度は水落のパンチにヒザ蹴りを合わせてくる。パンチからヒザ蹴り、右ローからヒザ蹴りと水落のボディにヒザ蹴りを連発。余裕満点のヨーユットだったが、水落は左ボディフックをヒットさせると、パンチを振るいながら前進。最初の1~2発を捨てパンチにして、2~3発目でヨーユットの顔面を捉えるようになる。

 3R、水落が左右フックを連発してローキック。ヨーユットもパンチを返して前蹴り、ヒジ。水落は飛び込むと同時の右フックをヒットさせ、パンチで前へ出る。

 ヨーユットは右ミドルキックを連打し、水落のパンチにヒジを合わせようとするが、水落は右ローから左右フックと上下に揺さぶる。ヨーユットの動きが鈍り始め、水落のパンチが当たる場面が増えた。手応えを感じたか、水落はラウンドが終了すると拳を上げて観客にアピールする。

 4R、右ローキックから左右フックで前に出る水落は、ヨーユットをコーナーへ追い詰めてパンチを連打! ヨーユットは組んでのヒザ蹴りで応戦する。水落が飛び込むと同時の右フックを繰り出せば、ヨーユットはヒザ蹴り。ヨーユットの右ヒジに水落も左ヒジを返す。

 完全に動きが鈍ったヨーユットに水落の右ストレートがクリーンヒットし、ローとパンチで一気呵成に攻める水落。ラウンド終了間際には、水落の右ストレートでヨーユットが大きく後方へ吹っ飛ぶ!

 5R、ヨーユットはヒザ蹴りのカウンター、組んでのヒザ蹴りで応戦するが、水落は首相撲でコカされることもなく離れてパンチ&ロー。ヨーユットの前蹴りに左フック、右ローで攻め、パンチで前に出るとヨーユットは組み付くのが精一杯。判定は2-1と割れたが、水落が王者第一戦を勝利で飾った。

 水落は勝利者インタビューで「会長から指示をもらって、気持ちで負けないように行けばパンチが当たると言われた。ヒジを何発ももらって怖かったけれど、気持ちで攻めるしかないと思いました」と、気持ちの勝負だったと語った。



▲再戦はパンチの手数を出した紅絹(左)が制した

▼セミファイナル(第11試合) J-GIRLSミニフライ級 サバイバルマッチ1
○紅絹(もみ/フォルティス渋谷/J-GIRLS同級1位)
判定3-0 ※30-29、30-29、29-28
●ちはる(ウィラサクレック・フェアテックスジム/WPMF世界女子ピン級王者、M-1ミニフライ級王者、元BONITA BOXEOミニフライ級王者)

 3月25日の『M-1』でWPMF世界女子ピン級(-45.36kg)タイトルマッチを争った、両者の再戦。前回はちはるが初防衛に成功したものの、結果はドロー防衛とすっきりしない結末となった。今回は舞台を入れ替えて紅絹のホームリングで、紅絹の本来の階級であるミニフライ級(-47.63kg)契約、ヒジ打ち・首相撲が禁止されているJ-GIRLSルールで行われる。

 前回はちはるが有利な条件でドローとなっており、今回は紅絹が有利な条件。決着戦で勝利を得るのはどっちだ!?

 1R、フットワークを使いながらパンチを放つ紅絹に、ちはるはパンチをかわしての右ミドル。手数は紅絹の方が出るが、ちはるは前蹴りで突き放し、カウンターのヒザ蹴り。紅絹は組んでの離れ際に右フックでクリーンヒットを奪う。

 2Rも同様に、紅絹のパンチに右ミドルやヒザ蹴りを合わせていくちはる。紅絹はちはるの蹴りに右アッパーを合わせてアゴを跳ね上げ、連打で攻めていく。

 3Rはちはるもパンチで紅絹と打ち合う。右ロー、右ミドル、前蹴りも使い、パンチと蹴りを上手く使い分けて攻勢に出る。紅絹は右フックで応戦するが、ちはるはパンチからのヒザ蹴り。さらに前蹴りで突き放し、紅絹のパンチをかわして逆にパンチを当てていく。

 判定は3-0で紅絹の勝利となったが、紅絹は納得のいかない表情。アナウンサーに「やりましたね」と聞かれても「やってないっス」と答える。「(ちはるの攻撃は)威力があって、ボディも顔も効いたのでベルトを持っているチャンピオンは違うなと思いました。ちはる選手の上手さと強さにやられてしまいました」と、ちはるを称えた。



▲偶発的なバッティングにより遠藤(右)が試合続行不可能に

▼第10試合 J-NETWORKライト級次期王者挑戦者決定戦 サバイバルマッチ1
△遠藤信玄(スクランブル渋谷/同級1位、WPMF日本同級1位)
負傷判定1-1 ※20-19、19-20、20-20
△DYNAMITE祐太(TEAM Liquid FIST/同級4位)

 黒田アキヒロが保持するJ-NETWORKライト級タイトル挑戦権を賭け、遠藤と祐太が激突する。遠藤は1月の『REBELS』で行われたWPMF日本ライト級王座決定トーナメント準決勝戦で黒田から勝利を収めている実績があり、今回勝利して念願のタイトル獲得に一歩前進するか。対する祐太は、『Krush』のリングや中国での試合など勢力的な活動をしているも、結果は連敗中。このチャンスに復活を狙う。

 1R、祐太は遠藤の蹴りをキャッチしてパンチを放つ。祐太がパンチで攻めていくと遠藤は首相撲からのヒザ蹴り、足を払ってたびたび祐太をマットに転倒させる。

 2R、遠藤は首相撲で組んでのヒジとヒザ。さらに祐太を転倒させる。パンチで前に出ようとする祐太を前蹴りで突き放し、ヒザ蹴りのカウンターを突き刺す。左ミドルも多用し、テクニックで祐太を翻弄するが、ラウンド終了間際に突っ込んできた祐太と偶発的なバッティング!

 これで遠藤はカットして流血してしまい、ドクターストップがかかる。勝敗は2R終了時点までの判定となったが、ドローに終わった。



▲薩摩(右)が身長&リーチ差を活かした攻撃で勝利

▼第9試合 J-NETWORKスーパーフライ級次期王座挑戦者決定戦 サバイバルマッチ1
○薩摩サザ波(TARGET/同級2位、WPMF日本フライ級4位)
判定2-0 ※30-30、30-29、30-29
●松﨑公則(STRUGGLE/同級3位、WPMF日本同級王者)
※薩摩が次期挑戦者に決定。

  J-NETWORKスーパーフライ級王者・優希への挑戦権を賭け、松﨑と薩摩が対戦する。松崎は4月の『REBELS』でWPMF日本スーパーフライ級王者になったばかりで、2冠王を狙う。現在、4連続でヒジによるTKO勝ちを収めており波に乗っている。一方、薩摩もヒジを得意にしており、スリリングな試合となりそうだ。

 1R、自信たっぷりのサウスポーの松﨑は前に出て右フックを狙う。身長で7cm上回る薩摩は右ストレートを始めとするリーチの長さを活かすパンチを多用。しかし、両者とも組む場面が多く、大きな展開は見られなかった。

 2R、薩摩はいきなり飛びヒザ蹴りを繰り出すが、これは空を切る。松﨑は左ミドルとヒジで前へ出るが、薩摩もパンチで押し返す。このラウンドも見合う展開が多く、大きな動きはない。

 勝負の3R、左ミドルを放つ松﨑に薩摩はパンチで前に出る。薩摩の右ミドルからの右ストレートがヒット、松﨑は左ミドルを薩摩のパンチに合わせる。薩摩がパンチで前へ出て両者が接近するとヒジの打ち合い。

 最後までパンチで前に出続けた薩摩が判定2-0で勝利。WPMF王者から殊勲の勝利を収めて、次期王座挑戦権を手に入れた。薩摩は「タイトルを獲るので覚悟しておいてください!」と王者・優希に宣戦布告した。


▼第8試合 J-NETWORKスーパーフェザー級王座決定トーナメント1回戦 サバイバルマッチ1
○fire仭士(S.F.K/同級2位)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-27
●藤牧孝仁(はまっこムエタイジム/WPMF日本同級1位)
※fire仭士が準決勝に進出。

▼第7試合 J-NETWORKスーパーフェザー級王座決定トーナメント1回戦 サバイバルマッチ1
○木谷典史(チームドラゴン/K-1甲子園2008西日本地区優勝) 
KO 2R23秒 ※左ハイキック
●中向永昌(STRUGGLE/同級1位、WPMF日本同級3位)
※木谷が準決勝に進出。

▼第6試合 J-GIRLSフライ級次期王者挑戦者決定リーグ2 サバイバルマッチ1
ー吉田実代(BLUE DOG GYM)
試合中止
ーサンチェス弥生(Madness Cherry)
※吉田が計量オーバーのため。

▼第5試合 57.5kg契約 サバイバルマッチ1
○八神剣太(レジェンド横浜/J-NETWORKフェザー級2位)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-27
●九島 亮(STURGIS新宿ジム/RISEフェザー級4位)

▼第4試合 フェザー級 サバイバルマッチ1
○不可思(ふかし/The Body Box/WPMF日本同級3位、KCJ同級王者)
TKO 2R1分4秒 ※ヒジによるカット→レフェリーストップ
●鷲尾亮次(レグルス池袋/J-NETWORK同級7位)

▼第3試合 スーパーライト級新人王トーナメント準決勝 サバイバルマッチ1 ※ヒジなし
○林 祐太(天空・藤)
判定3-0 ※29-28、30-29、29-28
●越智大輔(TEAM SHIMONOSEKI)

▼第2試合 スーパーライト級 3分3R 
○安東雅喬(湘南格闘クラブ)※デビュー戦
判定3-0 ※29-28、29-28、30-28
●藤良太郎(天空・藤)

▼第1試合 51.5kg契約 3分3R
○古田恭人(はまっこムエタイジム)
判定2-0 ※29-29、29-28、30-28
●浜田 巧(天空・藤)

▼オープニングマッチ2 ミドル級 3分3R
○本間 勇次郎(フォルティス渋谷)
判定3-0 ※30-29、30-28、30-29
●ジャロ・ブラックパンサー(ギニア/TEAMチャーリー)

▼オープニングマッチ1 スーパーバンタム級 3分3R
○村越優汰(湘南格闘クラブ)
TKO 2R2分26秒
●大釜広路(GREEN BASE)

 

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