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【新日本キック】石井宏樹が圧勝!ムエタイトップランカーをわずか114秒でKO

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2012/09/15(土)UP


▲2度目の防衛に成功したラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級王者・石井宏樹(中央)

伊原プロモーション
「TITANS NEOS 12」
2012年9月15日(土)東京・後楽園ホール

▼メインイベント第3試合 ラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級タイトルマッチ 3分5R
○石井宏樹(藤本ジム/王者)
KO 1R1分54秒 ※左フック
●プラーイノーイ・ポー.パオイン(タイ/挑戦者・スーパーライト級1位)
※石井が2度目の防衛に成功。

 石井は昨年10月にムエタイ最高峰王座のひとつラジャダムナンスタジアム(もうひとつはルンピニースタジアム)のタイトルを獲得し、外国人(タイ人以外)として、ムエタイ500年の歴史の中で史上5人目の王者となった。さらに、今年3月には同級6位の挑戦者に勝利し、外国人王者史上初の防衛という快挙を成し遂げた。

 今回の挑戦者は1位のプラーイノーイ。55勝(8KO)16敗1分の戦績を持つファイタータイプだという。石井はこのトップランカーを撃破し、防衛記録を伸ばすことが出来るか?

 プラーイノーイが石井に近付き、長いワイクーを舞って試合開始。1R、まずは石井がジャブ。プラーイノーイの右ローに右ストレートを返して左ロー。プラーイノーイの左フックに石井が左フックのカウンターを合わせてダウンを奪う!

 立ち上がったプラーイノーイだが、ダメージは明らか。石井がヒジ、左右フックとヒジを連打し、プラーイノーイもパンチで打ち合おうとするが、石井のスピードについていけない。

  最後は石井が右ストレートからの左フックでダウンを奪い、秒殺KOの圧勝で2度目の防衛に成功した。

 石井はマイクを持つと、「これが新日本キックです。でも強い選手はまだいます。まだ満足していません。もっと強くなってみんなに恩返しをしたいと思います。これからもキックボクシング、そして石井弘樹をお願いします」とアピール。石井の圧勝に歓喜した伊原信一・新日本キックボクシング協会代表は「石井、愛しているよ!」と祝福した。



▲古河たすく(左)を破り、初防衛に成功した内田雅之(右)

▼メインイベント第2試合 日本フェザー級タイトルマッチ 3分5R
○内田雅之(藤本ジム/日本フェザー級王者)
判定3-0 ※49-48、49-47、50-47
●古河たすく(トーエルジム/日本フェザー級4位/挑戦者)
※内田が初防衛に成功。

 昨年12月17日の王座決定戦でベルトを獲得した内田が初防衛戦を迎えた。挑戦者の古河とは2010年12月18日に対戦し、内田が試合を完全にコントロールしての判定勝ちを収めている。前回の反省点を活かし、古河がどう内田を攻略するか。それとも内田が返り討ちにするのか?

 両選手の応援団が大コールを送る中、1R開始。左右のミドルを蹴る内田に対し、古河は右ロー。内田の右ミドルが快音を発して決まる。内田が距離を上手くとって戦う。

 2R、内田が右フックから左ミドル、古河はローを返すが、内田の右ミドルがまたも快音を発して決まる。右フックをヒットさせた古河が前に出るが、内田が組んで追撃を許さず、さらにジャブで突き放す。

 3R、左ミドルとジャブで突き放す内田。しかし、内田がパンチを打ってきたところに古河が左フックをヒットさせ、一気にパンチで前に出る! ジャブで距離をとろうとする内田だが、古河が思い切って入り込み右フックを連続ヒット。

  内田はバックステップとジャブ、左ミドルで距離を取り直す。内田が左右フックでの反撃を見せ、古河は疲労の色が濃い。

 4R、パンチを狙う古河に内田はミドルで距離をとり、ワンツーで飛び込んで右ヒジ。ジャブ、前蹴りで距離をコントロールする内田に古河はなかなか手が出ない。内田が左右フックから右ローのコンビネーションを何度も決め、左ジャブで突き放す。古河は蹴り足をキャッチしてのパンチで反撃を試みる。

 5R、右フックを当てにいく古河に内田はジャブと左右ミドル。さらに右ストレートを直撃させ、右ローでバランスを崩させる。ジャブ、ミドルで古河を入らせない内田。

  右ミドル連打と前蹴りで古河を近付けさせず、パンチには右ストレートのカウンター。内田は右ミドルと前蹴りで最後まで自分の距離を保ち、判定勝ちで初防衛に成功した。



▲ラジャダムナンの現役ランカーからヒジによるカットで勝利した江幡睦(右)。これで7連続7KO勝利となった

▼メインイベント第1試合 52kg契約 3分3R
○江幡 睦(伊原道場/日本フライ級王者)
TKO 1R2分21秒 ※ヒジによるカット→ドクターストップ
●ジョムペット・チューワッタナ(タイ/ラジャダムナンスタジアム認定フライ級8位)

 7月22日の後楽園ホール大会で藤原あらしを1RKOに破り、日本軽量級トップの座に躍り出た江幡が登場。今回はラジャダムナンスタジアム現役ランカーのジョムペットと対戦する。江幡は藤原をKOした勢いで、ムエタイの中でも“神の階級”とも言われる軽量級のランカーをも喰ってしまうのか? 大注目の一戦だ。

 1R、前に出る江幡がスピードのあるパンチを連打で繰り出す。ジョムペットは前蹴り、左ミドル。

  江幡の左ボディブローがクリーンヒット! さらにジョムペットが組んでくるとヒジを見舞う。ボディを徹底的に攻める江幡はロー、ヒジと、スピード&パワーのある攻撃を散らし、右の縦ヒジ連打でジョムペットを大流血に追い込む!

 ドクターチェックが入り、すぐにストップが告げられ、江幡が現役ランカーを1Rわずか2分21秒で葬った。



▲再起戦に臨んだ藤原あらし(左)だが、エッガラート・KBA(右)との一戦はドローに

▼セミファイナル 52.5kg契約 3分3R
△藤原あらし(バンゲリングベイ/WBCムエタイ日本バンタム級王者)
ドロー 判定1-0 ※29-28、29-29、29-29
△エッガラート・KBA(タイ/立川KBA/初代WINDY SUPER FIGHTバンタム級王者)

 江幡睦に敗れた藤原が再起戦に臨む。現在3連敗を喫しており、もうあとがない状況だ。対するエッガラートは江幡塁に敗れたものの、昨年7月には初代WINDY SUPER FIGHTバンタム級王座に就いた在日ムエタイ戦士。

 1R、ミドルとローを蹴り合う中、エッガラートはハイキックも繰り出す。前に出る藤原に右ハイをしきりに狙ってくるエッガラート。

  ロープを背にしたエッガラートは、藤原が攻めてくると右ミドル、右ハイ。藤原は組みに行くが、ヒジをもらって後退。

 2R、前に出る藤原が左ローからパンチでボディを狙う。エッガラートはカウンターの右ストレート。藤原が組んでくると右ヒジ。前に出る藤原の左ミドルが強烈に決まる! 藤原はロー、左ミドルで前に出るが、エッガラートも右ハイで反撃。前蹴りと右ミドルで藤原の前進を阻む。

 3R、藤原の左ミドルにワンツーを返すエッガラート、さらにヒジを振るってくる。藤原は右フックと左ロー。パンチで前に出るエッガラートに藤原は下がってしまうが、左ミドルをしっかり当てていく。前進が止まったエッガラートに藤原が左ローと左ボディストレートで追い込む。藤原がパンチでコーナーへ追い詰めたところで試合終了。

 ジャッジ1名が藤原を支持したが、判定はドローとなった。


▼第9試合 59.5kg契約 3分3R
○瀬戸口勝也(横須賀太賀/日本バンタム級1位)
判定2-0 ※30-28、30-29、29-29
●KEI(E.S.G/NJKFスーパーフェザー級1位)

▼第8試合 ウェルター級 3分3R
○渡辺健司(伊原道場稲城支部/日本ウェルター級2位)
TKO 1R53秒 ※ヒジによるカット→ドクターストップ
●引藤伸哉(ONE’S GOAL/WPMF日本ウェルター級2011年新人王)

▼第7試合 70kg契約 3分3R
○斗吾(伊原道場/日本ミドル級2位)
KO 1R1分5秒 ※右フック
●宝山力(新宿スポーツジム)

▼第6試合 ヘビー級 3分3R
○嚴 士鎔(げん・しよう/伊原道場/日本ヘビー級2位)
KO 2R1分53秒 ※パンチ連打
●福田雄平(フリー)

▼第5試合 63kg契約 3分3R
○勝次(藤本ジム/日本ライト級3位)
判定3-0 ※30-27、30-26、30-25
●凌太(OGUNI GYM)

▼第4試合 54.5kg契約 3分3R
○三好 純(y-park/WPMF日本バンタム級4位)
判定2-0 ※29-29、30-29、30-28
●飯島一成(治政館/日本バンタム級3位)

▼第3試合 ウェルター級 3分3R
○大槻翔太(伊原道場)
KO 1R2分2秒 ※右ストレート
●岸本秀輝(GROUND CORE)

▼第2試合 バンタム級 3分2R
○重森陽太(伊原道場稲城支部)
TKO 2R35秒 ※レフェリーストップ
●薄井将徳(八景ジム)

▼第1試合 バンタム級 3分2R
○海彦(伊原道場)
判定3-0 ※20-18、20-19、20-18
●橋本貴行(山田ジム)

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