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【シュートボクシング】宍戸大樹が鈴木悟を秒殺KO!日菜太、郷野は敗れる

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2012/09/17(月)UP


▲僅か63秒でKO勝利した宍戸大樹(右)

シュートボクシング協会
「SHOOT BOXING2012~Road to S-cup~act.4」
2012年9月17日(月・祝)東京・後楽園ホール


▲鈴木悟(左)にバックキックを見舞う宍戸大樹(右)

▼メインイベント S-cup日本代表枠最終査定試合 70.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R無制限延長R
○宍戸大樹(シーザージム/日本ウェルター級1位)
KO 1R1分3秒 ※右バックハンドブロー
●鈴木 悟(Unit-K/バンゲリングベイ・スピリット/SB日本スーパーウェルター級王者)

 11月17日に控えるシュートボクシング・ワールドトーナメント『S-cup』へ向け、日本人出場選手の最終査定試合3試合が行われた。そのトリを務めるのが鈴木と宍戸の日本人頂上対決。

  両者は2010年4月に対戦し、フロントチョークを極めた宍戸がレフェリーストップによるTKO勝ち。しかし、このストップに対し鈴木サイドから物言いがついており、今回は査定試合であると同時に両者にとっての決着戦となる。

 1R、開始と同時に宍戸は飛びヒザ蹴りの奇襲攻撃。右ストレート、左フックで前に出る鈴木へ右ミドルを当てていく。宍戸が右ローを連発し、鈴木が前に出ると左ミドルを合わせる。

 左ミドルを蹴った宍戸に鈴木が左フック、その瞬間に回転した宍戸が右バックブローでダウンを奪う! 立ち上がった鈴木に宍戸はバックキック、それで下がった鈴木へもう一度右バックブロー! これが見事にクリーンヒット! バッタリと倒れる鈴木! 宍戸の見事なKO勝ちに場内は大歓声に包まれた。

 宍戸は満面の笑みを浮かべてマイクを持ち、「試合が終わったあと、こんなにたくさんの人が残ってくれて嬉しいです。応援してくれた皆さんのために今日は絶対に負けたくなかった。11月17日のS-cup。自分はそこで最後のメッセージを伝えます。絶対に応援に来てください」とマイクアピール。

 インタビュースペースでは、「最近の自分は守りに入ることが多かった。今日は自分から攻めることを意識していて、最初に飛び込んだ時からの流れで出た技です」と、バックブローは狙っていたものではなく自然に出たものだと説明。

 4連敗で迎えたS-cup出場権を得るための最後のチャンス。宍戸は「ウォーミングアップの時、極度の緊張で異様なほど汗をかきました。選手生活でこんなことは初めてです。この試合で負けたら本当に終わりだと分かっていました」と、精神的に追い込まれていたと語る。

「正式発表はありませんが、この勝ち方なら自分はS-cupに出られると信じています」とし、「年齢的にもこのテンションで試合が出来るのは今年いっぱいだと思います。S-cupを最後の舞台と考えています」と、S-cupで引退する意向であることを打ち明けた。

 なお、シーザー武志会長はS-cup日本代表に関して、宍戸とリング上でS-cup参戦を表明した鈴木博昭の2人の名前をあげた。「鈴木は決定、もう一人はあれだけきれいな勝ち方をしたのだから宍戸でしょうね。もう一度考えて、近日中に発表します」とした。



▲日菜太(右)の左の蹴りにスティーブルマンス(左)が左フックを合わせてダウンを奪った

▼セミファイナル S-cup日本代表枠最終査定試合 70.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R無制限延長R
○ウォーレン・スティーブルマンス(南アフリカ/ボスジム/K-1MAX2008ヨーロッパ王者)
判定 ※30-28、28-27、29-28
●日菜太(クロスポイント吉祥寺/K-1 WORLD MAX 2008日本トーナメント第3位)

 S-cup査定試合に挑む日菜太の対戦相手はスティーブルマンス。K-1MAX2008世界一決定トーナメントでアンディ・サワーに敗れはしたが、爆発力のある攻撃で一進一退の攻防を繰り広げ、判定にもつれ込む接戦を繰り広げたアグレッシブなファイターだ。今年2月の後楽園大会ではSBに初参戦し、宍戸から2度のダウンを奪って勝利を収めている。

 1R、日菜太の左ミドルでスティーブルマンスがロープまで吹っ飛ぶ! さらに左ミドルで転倒させる。

  スティーブルマンスは日菜太をロープに詰めて右フック、さらにパンチ連打。日菜太は組み付いて連打を止める。どんどん懐に入ってパンチを出してくるスティーブルマンスに、日菜太はコーナーへ押し込まれるが、ジャブとヒザ蹴りで反撃。

  接近してくるスティーブルマンスに日菜太はパンチで押されながらもローと組んでのヒザ蹴り。最後は組み付いて押し倒した。

 2R、日菜太は左ロー、左ミドルを連打。スティーブルマンスが近付いてくると左ミドルとヒザ蹴りで迎え撃つ。しかし、スティーブルマンスは左ボディから左フック。日菜太も右ストレートで反撃。

 日菜太が三日月蹴りを出した直後に放った、左ミドルにスティーブルマンスが左フックを合わせてダウンを奪う! その後も左ボディからの左フックで揺さぶりをかけられる。日菜太は組んで回復を待つ。

  日菜太は左ミドルとヒザ。日菜太の左ミドルでスティーブルマンスは完全に動きが止まる。日菜太の左ミドルに右フック、左ボディを単発で返すスティーブルマンス。

 3R、左ミドルと三日月蹴りでプレッシャーをかけていく日菜太だが、スティーブルマンスのフック強打に何度もヒヤッとさせられる。日菜太は組んでのヒザ蹴りを連発、プッシュしては蹴る日菜太。しかし、スティーブルマンスはバテ気味ながらも強いパンチを返して来る。

 スティーブルマンスは日菜太のバックを奪うとジャーマンを繰り出すが、これは失敗。日菜太は左ローと左ミドルで前へ出るも、スティーブルマンスはパンチを打ち返す。逆転を狙った日菜太だったが、スティーブルマンスのパンチの威力は最後まで死なず、スティーブルマンスが判定勝ちした。



▲ボーウィー・ソーウドムソン(左)が郷野聡寛(右)をTKOで下した

▼第8試合 S-cup日本代表枠最終査定試合 70.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R無制限延長R
○ボーウィー・ソーウドムソン(タイ/WMC世界ウェルター級王者)
TKO 1R2分15秒 ※レフェリーストップ
●郷野聡寛(フリー/PRIDEウェルター級GP2006第3位)

 総合格闘家・郷野のS-cup査定試合の相手はボーウィー。その剛腕で数々の対戦相手をなぎ倒してきたムエタイの“破壊神”で、SBのリングでは常にハズレなしのド迫力ファイトを繰り広げている。

 郷野は計量を規定時間までにクリアすることが出来なかったため、レッドカード(減点1)とファイトマネー50%没収のペナルティが課せられた。

 1R、珍しく左右ミドルを放っていくボーウィー。郷野はボーウイーが入ってくるところに右フックを合わせるが、ボーウィーはニヤリと笑って前へ出る。両手を広げてにじり寄るボーウィーに郷野はジャブ、右ストレート。しかし、右ストレートを当てた直後にボーウィーが飛び込み、右フック! これで郷野がダウンを喫する!

 すぐに立ち上がった郷野だったが、足元がフラつきレフェリーがストップ。郷野のS-cup挑戦は幕を閉じた。

★第7試合(小宮山工介vs歌川暁文)、第6試合(菅原勇介vs中村謙作)、第5試合(MASAYAvs巨輝)、第4試合(坂本優起vs百武政敏)、第3試合(井上俊介vsオリバ)、第2試合(菅原悠次vsTAISHO)、第1試合(島田洸也vs篠原基宏)、オープニングファイト(大橋悠一vs二田水敏幸)の試合結果はこちら 

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