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【レベルス】T-98が因縁に決着!大和侑也との対戦を表明

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2013/01/27(日)UP

▲T-98(左)が田中(右)にリベンジを果たして初防衛に成功した

REBELSプロモーション
「REBELS.14~増田博正引退セレモニー~」
2013年1月27日 (日)東京・ディファ有明

▽第3部 REBELSムエタイ
▼メインイベント(第20試合) WPMF日本ウェルター級タイトルマッチ WPMF日本ルール 3分5R
○T-98(たくや/クロスポイント吉祥寺/WPMF日本ウェルター級王者)
判定2-1 ※49-48、47-48、49-48
●田中秀弥(RIKIX/WPMF日本ウェルター級2位)
※T-98が初防衛に成功。

 その風貌から“ムエタイゴリラ”の異名を持つ王者T-98は、2011年12月22日にタイトルを奪取、現在9戦負けなしと勢いに乗っている。

 一方、田中は今年7月から行われた次期挑戦者決定トーナメントを勝ち抜き、今回のタイトル挑戦権を獲得。両者は、2010年11月14日に対戦しており、田中が判定2-1の僅差で勝利している。約2年ぶりの再戦で勝利するのは果たしてどちらか。

 1R、T-98はじっくりと相手の様子をうかがうように右ロー、田中はジャブとワンツーを出しながらの右ロー。後半、田中がパンチとヒジを連打して前へ出るが、T-98は組み付いて動きを止める。

 2R、田中のジャブ&右ローにT-98は左フックを当て始めるが、田中がアッパーを狙いつつのワンツーと右ロー、さらにパンチのコンビネーションで優勢に立つ。

 3R、田中がパンチとヒジ、右ローのコンビネーションで攻めると、T-98は首相撲からのヒザ蹴り合戦に持ち込む。T-98は離れると右ローを強く蹴り、田中の動きがやや鈍る。さらにT-98はしつこい首相撲で田中の体力を削りにかかる。

 4R、パンチで攻めようとする田中をT-98は前蹴りで止め、首相撲で組んでの勝負に持ち込む。お互いにヒザを蹴るが、T-98の方がやや優勢。離れると田中はパンチのコンビネーション。終盤、田中がパンチとヒジで攻め込んだが、T-98が首相撲では優勢だった印象が強く互角か。

 5RもT-98はしつこく首相撲からのヒザ蹴りで攻め、田中は離れてパンチを打ちにいく。T-98はパンチの打ち合いには付き合わず、首相撲勝負に持ち込み、両者はヒジとヒザの打ち合い。

 ほぼ互角の展開となったが、判定2-1でT-98が勝利。2年前のリベンジを果たし、初防衛に成功した。

 T-98は「もっとサクッと勝って大きいことを言おうと思っていましたが、苦戦して手こずりました。でもリベンジして防衛はしたので最低の合格点は取ったと思います。田中選手とはこれで1勝1敗なので3度目の決着戦をやりたいです」と試合の感想を述べ、「WBCムエタイ日本王者の大和侑也選手とやりたいです」と王者対決をアピールした。


▲小笠原(左)が槍のような左ストレートを突き刺していった

▼セミファイナル(第19試合) 52.5kg契約 WPMF日本ルール 3分5R
○小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/WPMF日本フライ級7位、元M-1ジュニア45kg級王者、元KAMINARIMON45kg級ジュニア王者)
判定3-0 ※49-47、49-47、49-46
●松崎公則(STRUGGLE/WPMF日本スーパーフライ級王者)

 松崎は昨年4月15日のWPMF日本スーパーフライ級王座決定戦でTKO勝利、37歳にして初のベルトを巻いたが、以後は2連敗。

 対する小笠原は、M-1ジュニアとKAMINARIMONジュニアの二冠王となった“天才少年”。15歳でプロデビューし、現在7戦7勝と全勝街道をひた走っている。37歳の王者と17歳のゴールデンホープ、親子ほどの年齢差がある対決となった。

 1R、サウスポーの小笠原は左右のミドルキック、松崎は左ロー。小笠原が間合いを取って蹴り、松崎は接近して首相撲に持ち込む。

 2R、序盤は首相撲勝負で松崎がやや優勢だったが、松崎の右フックをもらった小笠原は一気に火が付き、左ミドルとパンチのコンビネーションで攻めていく。小笠原の右ストレート、右フックがヒット。松崎は首相撲に持ち込む。

 3R、小笠原がコンパクトな左右フック、ワンツー。特に左ストレートが速く、クリーンヒットを奪う。小笠原がパンチを当てては両者が組み合うという展開。

 松崎も右フックから組んでのヒザ蹴りに持ち込むが、ヒザの攻防はあまり見られずブレイクが続く。

 4R、小笠原がワンツーの連打で前へ出て、松崎をコーナーに詰めての左右フック。さらに速いワンツーが面白いようにヒットする。パンチがヒットすると首相撲に持ち込む小笠原に、松崎は手が出ない。

 5R、小笠原が速い左ストレートを槍のように突き刺し、松崎の首が捻じ曲がる。

 前へ出る松崎だが、小笠原のワンツー、左ストレートと左フックをもらってしまう。松崎は組み付いてのヒジで勝負に出るが、小笠原もいい形では組ませずブレイクに持ち込む。

 最後は向かってくる松崎を小笠原がジャブと前蹴りで突き放し、判定勝利を奪った。


 

▲10カウントゴングを聞く増田。17年間の現役生活にピリオドを打った

▼増田博正引退エキシビジョンマッチ 3分1R
ー増田博正(スクランブル渋谷)
勝敗なし
ー小宮由紀博(スクランブル渋谷)

 増田博正(40歳)が引退セレモニーを行い、17年間にわたる現役生活にピリオドを打った。

 増田は1996年12月15日に全日本キックボクシング連盟でデビュー。全日本フェザー級王座、J-NETWORKフェザー級王座、全日本ライト級王座、WPMF世界ライト級王座と4本のベルトを獲得した。当時憧れの存在だった立嶋篤史、一度は壮絶なKOで敗れた大月晴明、ラジャダムナンスタジアムの現役王者グーピーに勝利した試合が光る。生涯戦績は49戦28勝(14KO)16敗5分。

 増田は同門の小宮を相手にエキシビションマッチを行い、最後の勇姿を披露。小比類巻貴之、宍戸大樹らから花束を渡され、マイクを持つと「空手から始まった格闘技人生、思い出すといいこと、楽しかったこと、嬉しかったこと、つらかったことなどいろんな試合がありますが、最初に出るのは感謝の思い。感謝しかないです」と語り、J-NETWORKの大賀雅裕代表、スクランブル渋谷の内田康弘会長など、お世話になった人たちへの感謝の気持ちを述べた。

 引退後は所属ジムであるスクランブル渋谷の会長に就任することを発表し、「強い選手を育てていきます」と挨拶。10カウントゴングが鳴らされ、最後は仲間たちによる胴上げでセレモニーは終了した。


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