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【グローリー】-65kg世界大会は久保が野杁を破り優勝

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2013/05/03(金)UP


▼第7試合 スーパーファイト 70kg契約
○佐藤嘉洋(名古屋JKファクトリー/ISKAライトミドル級王者、K-1 WORLD MAX2006&2007日本王者)
判定 ※144-141
●イ・ソンヒョン(韓国/仁川ムビジム/韓国格闘技協会ウェルター級王者、RISE KOREAウェルター級王者、RISEライト級王者)

 佐藤はK-1で活躍した日本のトップファイターの一人。ソンヒョンは日本人の実力者をことごとく撃破している“コリアンモンスター”。

 猛威を振るうソンヒョンが、階級が上(ソンヒョンは-63kgの王者)の佐藤をも倒してしまうのか、それとも佐藤が70kg級世界トップクラスの実力を見せ付けるのか!?

 1R、佐藤は左ローでソンヒョンの右足を狙い撃ち。接近するとヒザをボディに突き上げる。矢継ぎ早に前蹴り、左右ローを繰り出す佐藤にソンヒョンはパンチを打ち返す暇も与えられない。

 佐藤はさらに首相撲で組み、ヒザ蹴りを入れていく。オープンスコアはジャッジ5名とも10-9で佐藤。

 2R、潜り込んでのアッパーを狙うソンヒョンだが、佐藤はヒザで迎え撃ち、組んでのヒザ蹴り連打。佐藤は左前蹴り、左ヒザでソンヒョンを下がらせる。

 佐藤はワンツーを出し、ソンヒョンがパンチを打ち返してくると組んでのヒザ蹴り。離れると佐藤はロー、ソンヒョンがパンチで前に出てくるとやはり組んでのヒザ蹴りで連打を打たせない。

 鋭く佐藤のヒザが突き刺さり、ソンヒョンはそれでも前に出るが、組まれると佐藤の一方的な展開に。オープンスコアは3名が10-9で佐藤、2名が10-9でソンヒョンと割れた。

 3Rも佐藤は前蹴り、ソンヒョンが出て来るとヒザを突き刺してそのまま組み、ヒザ蹴り連打に持ち込む。ソンヒョンは全くパンチを放つことが出来ず、佐藤に組み付かれてはヒザ蹴りをもらう。首相撲が許される3秒間を、佐藤が組むたびに観客は「ワン、ツー、スリー」とカウントする。

 残り時間1分になっても展開は変わらず、佐藤が組んでヒザ蹴りを放ち、ブレイクになるという展開が続く。ソンヒョンは左右フックで前に出るが、佐藤もパンチを打ち返して首相撲からのヒザ蹴り。

 判定で佐藤が勝利を収めたが、首相撲が理解されていないのか、場内からはブーイングも起こった。


 

▼第6試合 -65kg SLAM 1回戦 3分3R
○久保優太(Fighting Kairos/K-1 WORLD MAX 2011 -63kg日本トーナメント王者、Krush-67kg初代王者、ISKA世界ライトウェルター級王者)
KO 2R3分 ※左ヒザ蹴り
●イム・チビン(韓国/2008K-1 ASIA MAX IN SEOUL優勝)
※久保が準決勝へ進出。

 日本のエース・久保が世界トーナメント1回戦で迎え撃つのは、かつてK-1に連続参戦して魔裟斗とも対戦したことがある、韓国の英雄チビン。元々は-70kg級の選手であり、今大会の優勝候補アムラーニからも勝利を収めている実力者だ。

 1R、チビンは右に左にと構えを変える。チビンが前蹴り、久保は左ミドル。

 組んでのヒザ蹴り、左ミドル、左フックを繰り出す久保だが、両者とも慎重であまり手が出ない。

 終盤にチビンが右フック。久保はダッキングでかわす。オープンスコアは5名とも10-9で久保。

 2R、チビンがジャブを連続してヒットさせ、左フックで飛び込む。かわした久保が左ミドル。

 チビンの左ローに久保は左右のフック、ボディも打って久保が優勢に立つ。久保はバックブローを放つが、これはヒジが当たったため注意を受ける。再開後、久保が左右フックと左ミドル、チビンの左ミドルに右フック。そして組み付くとボディへ左のヒザ蹴り! チビンは腹をおさえてうずくまり、そのまま10カウントが入った。久保がKO勝ちで準決勝へ進出した。


 


▼第5試合 -65kg SLAM 1回戦 3分3R
○ガブリエル・バルガ(カナダ/WKN&WKFプロ世界王者)
判定 ※149-136
●アブダラ・エズビリ(フランス/2007~2009フランスK-1王者)
※バルガが準決勝へ進出。

 2つのタイトルを保持し、20勝1敗という戦績以外データのないバルガは初来日。一方、エズビリは1月の-67kg級初代王座決定トーナメント準優勝、今回が3度目の来日となる。

 これまでにタフネスぶりを披露してきたエズビリだが、序盤から長身のバルガの攻撃の前に劣勢を強いられる。バルガは左右フックで圧力をかけ、エズビリを後退させる。

 首相撲からのヒザでエズビリのボディを削っていくと、エズビリは徐々にスタミナを消耗し手数が少なくなる。焦りからか、荒々しい攻撃を見せるようになるエズビリ。バルガはヒザ、ボディへの攻撃と優位に試合を組み立て大差の判定勝ちを収めた。



▼第4試合 -65kg SLAM 1回戦 3分3R
○野杁正明(OISHI Gym/Road TO GLORY JAPAN -65kg Slam優勝)
TKO 2R1分6秒 ※ドクターストップ
●リアム・ハリソン(イギリス/元WPMFムエタイ世界-63.5kg王者)
※野杁が準決勝へ進出。

 母国イギリスでは1、2位を争う知名度の高いハリソンは、過去日本では3度戦い3勝(2KO)。2010年10月タイで行われたタイファイトでは宮越宗一郎をヒジ打ちでKO勝ちしている。

 1R、両者ともにローからパンチにつなぐ速いコンビネーション。ハリソンの左フックがクリーンヒットし、印象悪かったかここはハリソンが4-1で取る。

 2R、プレッシャーを強めるハリソン。ハリソンが飛びヒザを放ち、これがローブローとなり3分間のインターバルが野杁に与えられた。再開後、ダメージを感じさせない動きを見せる野杁がヒザでハリソンを後退させる。ロープ際に追い込んだ野杁がヒザをハリソンの顔面に突き刺すと、ハリソンが大幅にカット! これで野杁がTKO勝ちを収めた。



▼第3試合 -65kg SLAM 1回戦 3分3R
○モサブ・アムラーニ(モロッコ/オランダ/2009年WMC -63kg世界フェザー級王者)
判定 ※150-135
●マーカス・ビニシウス(ブラジル)
※アムラーニが準決勝へ進出。

 マーカスはUFCに参戦したマーカス・ビニシウスとは同名異人。昨年11月のショータイムでは、野杁を破ったラズ・セルキシアンを撃破している。

 序盤はマーカスが左ローからフックのコンビネーションで攻めるも、2Rにはアムラーニがテンカオからパンチの連打で徐々に優位に。

 3R、一気に距離を詰めるアムラーニがテンカオから左右フックとKO狙いで手数を増やす。アムラーニが大差をつけて判定勝ちした。


▼第2試合 -65kg SLAM 第2リザーブファイト 3分3R
○チョンレック・スーパープロ・サムイ(タイ/SUPERPRO SAMUI)
判定 ※146-139
●藤田ゼン(エイワスポーツジム/REBELS -65kg級王者)

▼第1試合 -65kg SLAM 第1リザーブファイト 3分3R
○アンドレ・ブルール(ドイツ/ロシア/WPKC世界-67kg王者)
判定 ※143-142
●小宮由紀博(スクランブル渋谷/2009RISE 70kgトーナメント’09)

撮影(望遠):長谷英史 

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