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【レベルス】日本最強ヤスユキ、人生初のダウン…KING皇兵が殊勲の勝利

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2013/08/25(日)UP

▲勝利が告げられた瞬間に泣き崩れたKING皇兵(左)。ヤスユキ(右)はまさかの敗戦に呆然と立ち尽くす

REBELSプロモーション/Dropout
「REBELS.19 with Dropout」
2013年8月25日(日)京都・KBSホール

▲KING皇兵(左)の左ハイが何度もヤスユキ(右)の顔面を捕らえた

▼メインイベント(第13試合) REBELS-MUAYTHAIスーパーフェザー級 WPMF日本ルール 3分5R
○KING皇兵(SFKキックボクシングジム/KOSフェザー級王者)
判定2-0 ※49-48、48-48、48-47
●ヤスユキ(Dropout/前NKBライト級王者)

 6・2『ビッグバン』で駿太をTKOに破り8連勝、日本スーパーフェザー級トップ戦線に躍り出た“ムエタイ都市伝説”ヤスユキがレベルス初の京都大会のメインに登場、福岡のキックイベント『KING OF STRIKERS』でフェザー級王座を獲得しているKING皇兵と対戦した。

 1R、やや変則的なリズムで攻め込むKINGに対し、オーソドックスのヤスユキは左ミドルを出しながら前進。蹴りをさばかれたヤスユキはKINGのフックを合わせられ被弾してしまう。

 2R、ヤスユキは伸びのある左ジャブを突きながら左ミドル。KINGは下がりながらひょいひょいとかわして左右フック、左ハイ。なかなか詰めきれずヤスユキはやり辛そうだが、徐々に手数を増していく。

 しかし、3Rにヤスユキが距離を詰めたところで、KINGが前蹴りから左ハイ! これがクリーンヒットし、ヤスユキがふらついたところに、KINGが左右フックの連打を浴びせ、ヤスユキが人生初のダウンを喫してしまう。「完全に効いていた」というヤスユキはすぐに立ち上がるも、KINGが再び左ハイ、左右フックのラッシュ。あわやKO負けのところまで追い込まれるも、ヤスユキは何とか耐える。

 4Rからはヤスユキが猛反撃。ヤスユキはガンガン前に出ながら左ミドル。KINGは下がる一方ながらも左ハイ、ヤスユキのパンチにはヒジを合わせる。

 5R、ヤスユキは右ハイをクリーンヒット。さらに左ミドルで追い込む。ヤスユキは駿太戦で見せたラッシュを仕掛けようとするも、KINGが下がりながら攻撃を合わせていく戦法でそのまま逃げ切りゴング。

 後半は完全にヤスユキペースだったがダウンの差は大きく、KINGが判定2-0で番狂わせの勝利。

 マイクを握ったKINGは「9割負けると言われていたが、残り1割の俺の勝率を信じて応援してくれた人のおかげで勝てました」と語りながら大泣き。レベルス・山口元気代表は殊勲の勝利を収めたKINGに「何かしらのチャンスを与えたい」とコメントを残した。

 一方、敗れたヤスユキは「相手のことをなめていたわけではなく、いつもと何ら変わらない感覚で試合に臨みました。敗因は自分のことを研究してきたKINGさんが強かっただけ。ダウンを獲るために練習してきたことが感じられ、完敗です。10月20日の中村敏射戦に向けて気持ちを切り替えていきたい」とした。


 


▼セミファイナル(第12試合) REBELS60kg級 REBELSルール 3分3R
○HIROKI(Dropout/元NKBフェザー級1位)
判定3-0 ※30-25、30-24、30-24
●ユンチャイ・ナゴ(RKA名護ムエタイスクール)※デビュー戦

  ヤスユキに続く“Dropout第二の男”HIROKIは、今年1月のレベルスに初参戦、中向永昌を1RKOで破り、インパクト大の勝利を収めた。今回の対戦相手は当初の予定選手の欠場により急遽決定したユンチャイ。何と今回がデビュー戦となる沖縄出身の19歳だ。

 1Rからユンチャイは力強い右ロー、左ミドル。HIROKIは冷静にさばきながらパンチ、ロー。

 2Rには、コーナーに詰めたHIROKIが一気にラッシュを仕掛け強烈な左ボディでダウンを奪う。苦痛の表情を浮かべながらもユンチャイは立ち上がると、HOROKIが再びラッシュ。

 3Rには、HIROKIが立て続けに2度のダウンを奪う。完全に劣勢のユンチャイだが、最後までミドル、ヒザと攻撃を出し続け奮闘。敗れはしたが、ベテランのHIROKIを相手に最後まで戦い続けたユンチャイに温かい拍手が送られた。


  


▼第11試合 REBELS55kg級 REBELS日本ルール 3分3R
○植山征紀(龍生塾/シュートボクシング協会)
判定3-0 ※30-28、29-28、30-28
●ベム(Dropout/元NKBバンタム級1位)

 快進撃を続けるDropoutにおいて唯一不調な“第三の男”べムは現在三連敗中。今回の対戦相手、植山はまだ5戦2勝3敗とキャリアは浅いが、シュートボクシングが送り出す新鋭だけに油断のならない相手だろう。 

 1R、べムのローに対し、植山はパンチからすぐに左ハイを返す。お互いに手数を多く出す中、2Rにべムの右ローに合わせて植山がフックを合わせダウンを奪う。植山はラッシュを仕掛けたが、逃げられた。

 3R、ミドルから首相撲を仕掛けるべム。疲れの見える植山は手数が減り、べムに逆襲を許してしまう。しかし、2Rのダウンの差は大きく、植山が勝利を収めた。


 


▼第10試合 REBELS 80kg契約 REBELSルール 3分3R
○SHOHEI(田頭道場/WMF世界スーパーミドル級王者)
判定3-0 ※30-27、30-27、30-29
●ジュリオ・セザール(ブラジル/TS GYM)※ジュリオ森から改名

 元新日本キックのランカーとして活躍していたSHOHEI(当時のリングネームは昇平)と、HEAT王者ダニロ・ザノリニの一番弟子セザールの対決。

 序盤からSHOHEIがジャブを突きながら左ローでペースを握る。セザールがパンチで前に出ても、前蹴りで距離を取り左ロー。3R、セザールとの打ち合いにも応じるSHOHEIは打ち負けずクリーンヒットを奪う。SHOHEIがフルマークの判定勝ちを収めた。


 


▼第9試合 REBELS65kg級 WPMF日本ルール 3分3R
○為房厚志(ためふさ・あつし/二刃会/国際チャクリキ協会/初代ICOインターコンチネンタルウェルター級王者)
判定2-0 ※30-29、30-30、30-28
●ペットナリン・ソー・スパーポン(タイ/タイ国東北地方スーパーフェザー級王者)

 為房は13勝(10KO)4敗の戦績を誇る、日本拳法出身の選手。関西を中心に活躍し、ICOインターコンチネンタルタイトルを獲得した。対するペットナリンは483戦367勝(150KO)86敗30分の戦績を持つタイ国東北地方王者。

  為房は1Rから左ミドル、右ロー。ペットナリンはKO狙いの左ハイ、カポエラキックを出すも、為房は冷静にブロックする。

 2R、為房がボディブローから左右フックと上下に散らすコンビネーションで前に出る。ペットナリンはテンカオ、ミドル。

 3Rには為房がパンチを当てる場面もあったが、試合巧者のペットナリンはミドル、テンカオ、そして首相撲で連打を許さない。僅差の判定で為房が勝利。

 タイ強豪を倒したことが評価された為房は、10月6日宮城で開催されるタイで人気のムエタイ・ビッグイベント『MAX MUAYTHAI(マックス・ムエタイ)』にレベルス推薦選手として出場することが発表された。


 

▼第8試合 REBELS71kg契約 REBELSルール 3分3R
○春野剛士(Dropout/元NKBミドル級3位)
TKO 2R52秒
●金谷英樹(SFKキックボクシングジム)

▼第7試合 REBELS68kg契約 REBELSルール 3分3R
○ATSUKI(SFKキックボクシングジム)
KO 1R1分40秒
●ヒノ拳(Dropout/元NKBウェルター級6位)

▼第6試合 REBELS63kg契約 REBELSルール 3分3R
○ケイスケ(頂上会テアゲネス)
KO 2R1分6秒
●西尾ヒロカヅ(Dropout/元NKBライト級10位)

▼第5試合 REBELS53kg級 REBELSルール 3分3R
△勝村隆介(Dropout)※デビュー戦
ドロー 判定0-0 ※三者とも29-29
△小野剛史(SFKキックボクシングジム/KOSスーパーバンタム級)

▼第4試合 REBELS60kg級 REBELSルール 3分3R
○小田遼太(SFKキックボクシングジム)
判定3-0 ※30-28、30-29、30-27
●泉 達也(京賀塾)※デビュー戦

▼第3試合 REBELS48kg契約 REBELSルール 2分3R
△環(Dropout)
ドロー 判定1-0 ※29-28、29-29、29-29
△茶谷 薫(誠至会/ニュージャパンキックボクシング連盟)

▼第2試合 REBELSライト級 WPMF日本ルール 3分3R
○SHINSUKE(PLACE-K)
判定3-0 ※30-28、29-28、29-28
●どん冷え貴哉(Dropout)※デビュー戦

▼第1試合 REBELS60kg級 REBELSルール 2分3R
○packer玲央(アリーナ/ニュージャパンキックボクシング連盟)
判定3-0 ※30-27、30-27、30-26
●百姓A(Dropout)※デビュー戦

 

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