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【プロ柔術】日本とブラジル伝説の柔術家対決は互角の攻防

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2013/09/21(土)UP

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▲デラヒーバ(上)と中井(下)の伝説対決はドローに終わった

IF-PROJECT
「プロ柔術 Ground Impact REVIVAL」
2013年9月21日 (土)東京・新宿FACE

▼第10試合 メインイベント 20分一本勝負(判定無し)
△中井祐樹(パラエストラ東京)
時間切れドロー
△ヒカルド・デラヒーバ(ブラジル/DeLaRiva JJ)

 プロ柔術大会の開催は2010年10月以来、約3年ぶりの復活となる。そのメインイベントで対戦するのは、“日本柔術界の伝説”中井と“伝説の柔術家”デラヒーバ。この試合はデラヒーバの日本国内での引退記念試合(ブラジルでも引退試合をやる予定)として行われた。

 両者は2004年9月19日に開催された『プロ柔術GroundImpact ~Gi-05~』でも対戦。この時は中井がポイント2-0で勝利を収めた。

 今回は試合時間20分、関節技か絞め技による一本決着のみで勝敗を決する特別ルールが採用された。

 ブラジル人応援団がデラヒーバを称える歌の合唱をする中、試合は始まった。デラヒーバが自ら倒れて中井を寝技に引き込み、中井の足関節技を警戒しながらスイープ(上下の体勢を入れ替える技)を狙う。

 長い時間をかけてスイープに成功したデラヒーバは上からチョークを狙うが、中井の強固なディフェンスに阻まれて極めることが出来ず、時間切れドローとなった。

 中井は「ブラジリアン柔術は7年間やっていますが、デラヒーバ先生には全然追いつけない。これからも目標にさせていただきます。素晴らしい先生です。日本人選手はみんなお世話になってきました」と、デラヒーバを称える。

 デラヒーバは「ベストを尽くした。中井はすばらしい選手だ。いい試合が出来た。いろいろチャレンジしたが、こういう結果になりました」とコメント。場内にはデラヒーバに大きな声援と拍手が送られた。


▲修斗の世界王者・佐々木(上)が寝技の実力者・植松(下)を破った

▼第9試合 ADCC特別ルール 8分 68kg契約
○佐々木憂流迦(WK SURUGA)
ポイント4-2
●植松直哉(ネクサセンス)

 修斗環太平洋フェザー級王者・佐々木と、“日本を代表する寝技師”植松が対戦。この試合は寝技世界一決定戦と呼ばれる『ADCC』大会のルールを基本として行われ、前半4分間はポイントあり、後半4分間はポイント無しの特別ルールが採用された。

 佐々木は速いタックルでテイクダウンの2ポイントを奪い、腕十字を狙う。植松は上下の体勢を入れ替えて同点に持ち込むが、佐々木は下からの腕十字。

 両者が立ち上がって植松が投げを仕掛けるも、体勢を入れ替えて倒したのは佐々木の方。これで2ポイントが入る。

 そのまま後半4分間に突入し、植松はフロントチョーク、アキレス腱固めなどで逆転の一本勝ちを狙うが時間切れとなり、佐々木がポイント差で勝利した。

 ADCC世界選手権に日本代表として出場することが決まっている佐々木は、「(植松は)怖かったです。でもこのタイミングでやらないと2度と交わることがないと思って試合をお受けしました。10月の世界選手では日本代表が全員力を出して、日本人が外国人に負けてないぞってところを見せてきます」と力強く宣言した。


▲杉江が投げを見舞って先制点を奪った

▼第8試合 アダルト黒帯ライト級契約 BJJ特別ルール 6分
○杉江アマゾン大輔(SAD)
ポイント2-0
●柿澤剛之(PUREBRED大宮)

 全日本選手権階級別&無差別級2冠の杉江と、国内無敗の柿澤による柔術トップ対決。

 杉江がテイクダウンの2ポイントを獲得して先制。柿澤は下から足を使って腕を押したり、道衣をつかんだりと杉江のパスガードを防ぐ。しかし、この守りに徹した戦い方でそれ以上の展開がなく、杉江が先制したポイント差で勝利した。


▲ほとんどの時間を松本がバックをキープして勝利

▼第7試合 66kg契約 ADCC特別ルール 8分
○松本義彦(GRABAKA柔術クラブ)
ポイント5-3
●羽田徹ィ郎(和術慧舟會東京道場)

 羽田がバックを奪って3ポイントを獲得して先制するも、松本が上下の体勢を入れ替えて2ポイントを返し、さらにパスガードしてマウントポジションを奪い3ポイントを獲得。

 松本はバックをキープし、羽田は立ち上がって前方に倒れ、松本の頭部を2度マットに打ち付けたが松本は離れず。スリーパーを狙い続けた松本がポイント差で勝った。


▼第6試合 黒帯無差別級契約 BJJルール 6分
○時任拓磨(PUREBRED大宮)
ポイント2-0 ※アドバンテージ2-3
●八隅孝平(ロータス世田谷)

▼第5試合 黒帯無差別級契約 BJJルール 6分
○小澤幸康(TEAM KAZE)
一本 5分41秒 ※襟絞め
●塚田市太郎(Damm Fight Japan)

▼第4試合 黒帯無差別級契約 BJJルール 6分
○岡本裕士(RJJ)
一本 39秒 ※一番絞り
●小野瀬龍也(reversal gym kawaguchi redips)

▼第3試合 黒帯無差別級契約 BJJルール 6分
○鶴谷 浩(パラエストラ千葉)
ポイント4-0 ※アドバンテージ4-0
●新明佑介(トライフォース柔術アカデミー)

▼第2試合 黒帯ライトフェザー級契約 BJJルール 6分
○山田秀之(デラヒーバジャパン柔術アカデミー)
ポイント2-0 ※アドバンテージ3-2
●江崎 壽(えざき・ひさし/パラエストラ札幌)

▼第1試合 茶帯フェザー級契約 BJJルール 6分
○世羅智茂(GROUND CORE)
ポイント4-2 ※アドバンテージ2-1
●鍵山士門(デラヒーバジャパン柔術アカデミー)

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