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【M-FIGHT(昼の部)】梅野とゲーオが豪快KO勝ちの競演

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2013/11/17(日)UP

▲序盤からいつもに増してアグレッシブに攻めた梅野(右)

ウィラサクレック・フェアテックス
「M-FIGHT SUK WEERASAKRECK IV Part.1」(昼の部)
2013年11月17日(日)東京・ディファ有明

▼第7試合 メインイベント ルンピニースタジアム認定ランキング査定試合 スーパーフェザー級 3分5R
○梅野源治(PHOENIX/元WPMF世界スーパーフェザー級王者)
KO 3R1分25秒 ※右アッパー
●ゴンサヤーム・トーピッタックチャイ(タイ/元タイ国プロムエタイ協会認定フェザー級王者、元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフェザー級王者)

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 前回の試合でゲーオに敗れた梅野が再起戦を迎えた。対戦相手は元ムエタイ2冠王のゴンサヤーム。ムエタイでフィームーと呼ばれるテクニシャンタイプであることが予想される。

 なお、今回の試合はルンピニースタジアム認定ランキング査定試合として行われるため、梅野が勝てば再びルンピニーのランキング入りの可能性もある重要な一戦だ。

 1Rから梅野は強い左右のローキック、右ストレートを放つ。両者とも相手のミドルキックをスネでカットする高度な攻防を見せるが、ゴンサヤームの左ミドルが梅野を捉える。梅野は顔面パンチの連打からボディブロー。いつもより梅野が積極的な攻めの姿勢を見せた。

 2R、前に出る梅野がパンチ、ヒジ、ヒザ。ゴンサヤームは前蹴りで突き放し、左ミドルと接近戦ではヒジ。両者のスピードのあるパンチと蹴りが交互に放たれ、それをお互いにかわす。梅野はヒジの連打を繰り出す。

 3R、首相撲で組み合った両者はヒジの打ち合い。ミドルの蹴り合いから梅野がパンチとヒジの猛攻、そして強烈な左ロー。これでゴンサヤームが退がる。そこへすかさず梅野がパンチでラッシュを仕掛け、右アッパーでゴンサヤームがダウン。そのまま立ち上がることが出来ず、レフェリーが試合をストップして梅野がTKO勝ちで再起した。

 試合後、控え室で梅野は「ゲーオよりも重かった」という左ミドルを受けた腕を治療しながら、「ゲーオに負けたことで練習方法を変えた。前は気持ちでガンガンやっていたけれど、今回は頭を使って攻めながら相手を見る、見ながら攻められるようにした」と、一段階上の練習方法に変えたという。

「ゲーオに勝つために今回の相手はサウスポーにしてもらった」と言い、「再戦はいつでもいい。強がりではなく勝てる自信がある。勝ってゲーオを卒業し、ルンピニーのランカーとやっていきたい」と、ゲーオとの早期再戦をアピールした。

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▲ゲーオ(左)は高速ハイキックを何発も繰り出していった

▼第6試合 セミファイナル タイ・フランス国際戦 66kg契約 WPMF日本ルール 3分5R
○ゲーオ・フェアテックス(タイ/元WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者、元ルンピニースタジアム認定フェザー級王者、元タイ国プロムエタイ協会2階級制覇)
TKO 2R1分29秒 ※右フック
●ジュリーン(フランス)

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 日本人相手に無敗を誇るゲーオは今回、タイに拠点を置いて活躍しているというフランス人のジュリーンと対戦。タイに継ぐムエタイの強豪国フランス出身ということでその実力が注目されたが、計量で6kgもオーバーするという大失態を演じた。

 66kg契約にも関わらず72kgの相手と試合をすることになったゲーオ。前回ゲーオが梅野と対戦した時のベストウェイトは60kg。それよりなんと12kgも重い。ゲーオは8オンス、ジュリーンは10オンスのグローブハンディがつけられた。

 1R、ゲーオはいきなり高速の左ハイキックを見舞い、その後もハイキックを連発。身体の大きさがあからさまに違う相手を前蹴りで吹っ飛ばす。さらにジャンプしてのハイキック、回転ヒジと派手な技のオンパレード。ジュリーンはワンツーとローを出すが押されっぱなしの展開に。

 2Rが始まるとすぐに襲い掛かったゲーオは右フックで最初のダウンを奪う。続いて豪快なハイキック2連発でダウンを追加。ゲーオの猛攻に尻餅を何度もつくジュリーン。最後は右フックでマットに沈め、ゲーオが体重差をものともせず圧勝した。

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▲杉本(右)と政哉(左)が熱闘を展開した

▼第8試合 WPMF日本ルール ライト級ランキング査定試合 3分3R延長1R
○杉本卓也(WSRフェアテックス三ノ輪ジム)
延長R 判定3-0 ※三者とも10-9
●政哉(PHOENIX)

 政哉は5勝(1KO)1敗2分、杉本は3勝4敗2分でともに20歳の新鋭。ランキング入りの査定試合で対戦する。

 1R、両者ともパンチから蹴り、蹴りからパンチにつないで小気味いいテンポの好試合に。2R、政哉がヒジをヒットさせれば杉本はパンチを当て返す。サウスポーの政哉は左ミドル、杉本はヒジ、ヒザ、左右フック。

 3R、政哉が右フックを連続ヒットさせて攻勢に出たが、杉本は首相撲からのヒザ蹴り連打とヒジで政哉を流血させる。政哉の右フックと杉本のヒジ。残り30秒で政哉が左ハイキックで杉本をグラつかせたが、判定はドロー、延長戦へもつれ込む。

 政哉の右フックに杉本は組んでのヒザ蹴り連打で応戦。両者ヒジで打ち合い、ヒザ蹴りで主導権を握った杉本が熱戦にピリオドを打った。


▲清川(右)が左ストレートでダウンを奪う

▼第5試合 WPMF日本フェザー級次期挑戦者決定戦 3分3R延長1R
○清川祐弥(新宿レフティージム/WPMF日本フェザー級2位)
TKO 1R1分59秒 ※左アッパー
●梅原ユウジ(STRUGGLE/WPMF日本フェザー級1位)
※清川が次期挑戦権を獲得。

 長嶋大樹が保持するWPMF日本フェザー級王座への挑戦権を懸けて、同級1位・梅原と同級2位・清川が対戦する。梅原はオールラウンドのテクニシャンタイプ、清川はパンチで前に出るファイタータイプ。両者とも長嶋に敗れており、リベンジのチャンスを狙う。

 1R、サウスポーの清川が左ストレートと左右ボディ。打ち合おうとする梅原だが、ロープに詰められて清川の左ストレートでダウンを奪われる。その後も一方的な展開となり、パンチで追い詰めた清川が最後は左アッパーで梅原を倒した。


▲多くの日本人を葬ってきたゲンナロン(右)のヒジ

▼第4試合 WPMF日本ルール 75kg契約 3分3R
○ゲンナロン・ブリザードジム(タイ/ブリザードジム)
判定3-0 ※30-29、29-28、30-29
●YAMATO HASEGAWA(フリー)

 かつてM-FIGHTの前進M-1で大活躍していたゲンナロンと、“和の心を持つタイ人選手”だというYAMATOが対戦。タイ人同士の一戦となった。

 1Rからよく伸びる右ストレートをヒットさせ、ヒジも繰り出すゲンナロン。2Rは余裕を見せるゲンナロンにYAMATOがヒザ蹴りを連発し、ヒジで打ち合う。3RもYAMATOがヒザで攻勢を仕掛けるが、ゲンナロンのカウンターのヒジでYAMATOは鼻から流血。さらにYAMATOをコカしたゲンナロンが判定勝ちした。

▼第3試合 タイ・カナダ国際戦 WPMF日本ルール 64.9kg契約 3分3R
○ハキーム・アイス・ダウドゥ(カナダ)
TKO 3R2分36秒 ※パンチ連打
●ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/WSRフェアテックスジム)

▼第2試合 日・タイ国際戦 WPMF日本ルール ライト級 3分3R延長1R
○シラー・Y’ZD ジム(タイ/Y’ZDジム/元ラジャダムナンスタジアム&オームノーイスタジアム二階級王者)
判定3-0 ※30-29、30-28、30-29
●下丈一朗(TARGET/WPMF日本ライト級10位)

▼第1試合 WPMF日本ルール スーパーライト級 3分3R
○マサキ・ラジャサクレックジム(ラジャサクレックムエタイジム)
判定3-0 ※29-28、30-28、30-28
●豪朗(TSKjapan)

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