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【ボクシング】藤本京太郎がヘビー級王座を初防衛、OPBF挑戦と階級変更も視野に

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2013/11/25(月)UP

藤本京太郎のヘビー級ガチスパーリング!
2012年大みそかの東洋太平洋王座決定戦直前スパーリング。オーストラリアから呼んだスパーリングパートナーのプロボクサーが、京太郎を倒しに来る!

▲日本ヘビー級タイトル初防衛に成功した藤本京太郎(中央)

角海老宝石ジム
「日本ヘビー級王座戦 日本最強は俺だ!」
2013年11月25日(月)東京・後楽園ホール

▼日本ヘビー級タイトルマッチ 3分10R
○藤本京太郎(角海老宝石ジム/OPBFヘビー級4位、日本ヘビー級王者)
判定3-0 ※96-94、97-94、97-93
●竹原虎辰(緑ジム/OPBFヘビー級6位、日本ヘビー級1位・挑戦者)
※藤本が初防衛に成功。

 藤本は今年7月、56年ぶりに復活した日本ヘビー級王座を獲得して今回が初防衛戦。挑戦者・竹原は20戦9勝(4KO)8敗3分と、京太郎の8戦を3倍以上も上回るキャリアを持つ35歳。ヘビー級世界ランカーとも対戦経験があり、ラグビー出身のタフな選手だ。

 京太郎はジャブを出しながら左へ回り込み、竹原がそれを追いかけていく展開。3Rには右フックをヒットさせて一気にラッシュを仕掛ける。ジャブと右ストレート、右ボディストレートを当てながら回り込み、速く動いて的を絞らせない。

 しかし5Rから竹原の右ボディブローをもらい、クリンチする場面が増える。それでも離れるとフットワークを使ってジャブを出し、竹原のパンチをかわしながら自分はしっかりとパンチを当てに行く。

 最終10R、単発で左フックをヒットさせる竹原に、京太郎は3連打で応戦。ラスト数秒で竹原が前に出てパンチをヒットさせると、京太郎はクリンチで必死に耐える。試合終了のゴングが鳴ると京太郎は首をひねったが、判定3-0で初防衛に成功。再びベルトを腰に巻いた。

 京太郎は勝利者インタビューで、「K-1時代は10人しか応援に来てくれませんでしたが、今日は400人の人たちが来てくれました。今日は情けない試合をしてしまいましたが、年末から来年に向けて強化していくのでもう少しだけ僕についてきてください」とアピールした。

 控え室では、「僕はK-1でvs外国人用に作られているので日本人には弱いんです」と集まった記者たちを笑わせ、「日本のベルトはもういいかな、と。僕は世界とやっていきたい」と日本王座を返上する意向を示した。

 しかし、萩原マネージャーは「本人は外国人の強豪とやりたいと言っているが、まだちょっと早い。次は3月か4月にチャンピオンカーニバルで2度目の防衛戦をやるのが濃厚だが、挑戦者がいなければ東洋太平洋王座(OPBF)挑戦もあるかも。クルーザー級(ヘビー級よりひとつ下の階級)転向も視野に入れたい」と今後の展望を語った。



▼スーパーライト級 3分8R
○岡田博喜(角海老宝石ジム/日本スーパーライト級9位)
TKO 8R1分27秒 ※レフェリーストップ
●ジェイピー・イグナシオ(フィリピン/フィリピン・スーパーライト級5位)

 岡田はインターハイ・国体を制してプロに転向、現在6戦6勝(6KO)のホープ。イグナシオはフィリピン・スーパーライト級5位で9勝(2KO)16敗2分の戦績だが、アジアの強豪ばかりと対戦しているタフな選手だ。

 大振りの右フックを放ってはバランスを崩すイグナシオ。岡田はジャブを突きながら右ボディストレートを何度も決める。

 3Rにはコーナーに追い詰めた岡田が右ストレートをボディ、顔面に打ち分ける。ボディを打ってきたイグナシオに左アッパー、さらにコーナーへ詰めて顔面とボディへストレートを次々と突き刺す。

 圧倒しながらも岡田は仕留めることが出来ず、勝負は最終8Rまでもつれ込んだ。イグナシオがボディの連打から左フック。しかし、岡田は左の連打でイグナシオをコーナーへ追い詰め、一気に左右連打。ここでレフェリーが試合をストップし、岡田のTKO勝ちとなった。



▼バンタム級 3分6R
○久保賢司(角海老宝石ジム)
TKO 3R1分27秒 ※レフェリーストップ
●望月太朗(新日本カスガジム)

 キックボクシングからボクシングに転向した久保の5戦目の相手は、10戦4勝6敗と倍のキャリアを持つ望月。黒星が先行している望月だが、4勝は全て1RでのKO勝ち。

 1R、懐に入り込んで連打しようとする望月を、久保は左右フックと左アッパーで迎え撃つ。

 左ボディブロー、左フック、右アッパーを次々と決めて久保が圧倒。

 2R、左ボディを狙い撃ちにし、左フックと右アッパーを直撃させる久保だが、望月の左右フックをもらう場面も。望月は打たれても打たれても下がらず打ち返す。

 しかし3R、久保が左右フックとアッパーを決めて望月は足が止まり、さらに連打を加えたところでレフェリーが試合をストップ。久保が3勝目をあげた。

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