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【ライズ】左右田が元ムエタイ世界王者からダウンを奪い快勝

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2014/03/30(日)UP

eFightの試合動画
試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

▲左右田(左)がムエタイ戦士のお株を奪うヒザ蹴りで攻める

RISEクリエーション
「RISE 98」
2014年3月30日(日)東京・後楽園ホール

▼セミファイナル(第10試合) SupreFight! -65kg契約 3分3R延長1R
○左右田泰臣(そうだ・やすおみ/シルバーウルフ/第2代スーパーライト級王者)
判定3-0 ※29-25、30-25、29-26
●タップロン・ハーデスワークアウト(タイ/Hades Work Out Gym/元WMC世界フェザー級王者)

※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら

 RISEスーパーライト級王者として5連勝をマークしている左右田が、ムエタイ戦士と初対決。タップロンはシュートボクシングを主戦場にし、現エースの鈴木博昭にも勝利している。炸裂音が会場中に響く強烈な右ミドルキックとKO狙いの豪快なパンチが得意。

 1R開始早々、左ミドルと左フックでけん制するタップロンに、左右田は怯まず前へ出て左フックにカウンターの左フックを合わせて見事にダウンを奪う。

 タップロンは立ち上がるが、足元がフラついておりダメージは明らか。しかし、左右田の追い討ちをしのいで強い左ミドルと左右フックで逆襲し、前へ出てくるという驚異の回復力を見せる。左右田も左フックで反撃。

 2R、ダウンを奪い返そうとタップロンは左フックからの右ロー、左フックからの右ハイ、さらに左右フック連打。かなり力の入った攻撃を見せるが、組んでのヒザ蹴りを連打してしまいイエローカード(組んでの攻撃は1回のみ)、ホールディングの多用でレッドカードを提示されて減点1に。

 3R、前のラウンドで左右田のボディ攻めをもらったタップロンは消耗気味。勢いよくフックを放っていくも、左右田のボディブローとヒザ蹴りをもらって失速。身体を密着させてしのぐのが精一杯となり、左右田が右ストレートとムエタイ戦士のお株を奪うようなヒザ蹴りで攻めて判定勝ち。6連勝を飾った。

 左右田はマイクを持つと、「シュートボクシングの65kg級S-cup(トーナメント)で優勝した鈴木(博昭)選手に勝ったタップロンに勝ったので、鈴木選手、RISE 100でもしよかったら僕とやっていただければと思います。RISEの裕樹選手がやられたので、僕が敵討ちをしたい」と、鈴木との対戦を表明。

 伊藤隆RISE代表は「左右田選手には前から鈴木選手とやりたいと聞いていました。鈴木選手はシュートボクシングでアツい試合をしているので、ぜひ出てもらいたいです」と、対戦実現に前向きな姿勢を見せた。

※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら


▲上原(右)が右のパンチを何度もヒットさせていった

▼メインイベント(第11試合) SupreFight! -90kg契約 3分3R延長1R
○上原 誠(士魂村上塾/RISEライトヘビー級王者)
判定3-0 ※30-28、30-27、30-26
●Hungry!ヤン・ヘジュン(韓国/韓国ヘビー級トーナメント2014年準優勝)

 K-1とGLORYでも勝利を収め、現在6連勝中と絶好調の上原。今回はK-1Fighting network KHANからの刺客ヤンを迎え撃った。ヤンはキックボクシングとMMA(総合格闘技)で活躍するファイターでド突き合い上等の選手。キックで20戦18勝(8KO)2敗、MMAで14戦9勝(6KO)5敗と高いKO率を誇る。

 1R、やや遠い間合いからパンチとローを出し合う両者。ヤンは組み付くと反則の投げを見舞ってしまい、イエローカードが提示される。上原は飛び込んでの右ストレート、左右フック、後ろ蹴りを単発ながらヒットさせていく。

 2R、クリンチ状態になるとコカしにくるヤンに、上原は戦いにくそうな印象。それでもヒザ蹴りや左フックを単発で当てていき、ヤンも豪快なフックと左ミドル。終盤には上原の右のパンチが連続でヤンを捉えた。

 3R、両者とも組み付きが多く、上原にイエローカード、ヤンにはレッドカード(減点1)が提示される。これでようやくエンジンがかかってきたから、上原は右のパンチで攻め込むが、ヤンは投げを見舞ってしまい再び減点。

 左右フックとミドルキックの応酬となったが、ヤンがタックルに行くため攻防が長くは続かない。最後は上原がパンチとヒザ蹴りで攻め、判定勝ちをものにした。

 これで7連勝となった上原は、7月12日(土)に大田区総合体育館で開催される『RISE 100』で「ジェロム・レ・バンナとやりたい」と対戦をアピール。これを受けて伊藤隆RISE代表は「GLORYで1回決まりかけたカードですが、簡単にはいかないでしょう。要検討です」と語った。


▲最後に左ミドルキックを連発していった吉本(左)

▼第9試合 スーパーライト級 3分3R延長1R
○吉本光志(1-siam gym/元RISEスーパーライト級王者)
判定2-0 ※30-29、29-29、30-29
●リュ・ヒョンウ(韓国/韓国ムエタイライト級王者、WAKO PROライト級王者)

 左右田にタイトルを奪われて以来、1年ぶりの復帰戦を迎えた吉本は、上原と同じくK-1Fighting network KHANから送り込まれたリュと対戦した。リュは韓国ムエタイライト級王者、WAKOライト級の二冠王で、回転の速いパンチでダウンを量産するファイター。

 1Rはローの蹴り合い。吉本は右ローをコツコツと蹴り、リュはローから左右フック。ラウンド終了間際、吉本のヒザ蹴りがリュのボディにグサリと突き刺さる。

 2R、吉本はジャブを使いながら左ボディブロー、ヒザ蹴りとボディ攻め。リュはローを蹴っての左右フック。吉本は左ミドル、前蹴りでもボディを攻め、リュの勢いが弱まる。

 3R、吉本が左ミドル、右ロー、ヒザ蹴りと攻めれば、リュは前蹴りで突き放して左右のパンチを顔面とボディへ放つ。最後は吉本が左ミドルを連打し、リュもパンチを打ち返す展開に。最後まで攻撃を出しながら前へ出た吉本が判定勝ちを収めた。

 吉本はマイクを持つと、「去年タイトルマッチで負けてベルトは失いましたが、改めて1勝することの大変さ、協力してくれる人たちのありがたさを痛感しました。いけるところまでやってみようと思います」と、まだまだ現役で頑張ると宣言した。


▲蹴り主体の前田(左)が僅差で指首(右)を振り切った

▼第8試合 第5代RISEバンタム級王座決定トーナメント準決勝 3分3R延長1R
○前田浩喜(CORE/バンタム級4位、元NJKFバンタム級王者)
判定2-0 ※30-29、30-30、30-29
●指首祐太(STRUGGLE/バンタム級6位、2011年RISING ROOKIES CUPフェザー級優勝)
※前田が決勝戦へ進出。

 指首はサウスポースタイルからの強烈な左右フックを得意とし、11月大会の1回戦では2009年のRISEバンタム級新人王・吉野幸喜をパンチでKO。

 対する前田はサウスポースタイルからの左のパンチと蹴りを得意とし、1月大会の1回戦ではWPMF日本スーパーバンタム級10位・津田鉄平を左ハイキックでKOしている。

 1R、指首は遠い間合いから右ローを蹴りつつ、左右フックで時折前へ出る。前田は左ミドル、左ハイを蹴り、指首のパンチには左ローを返す。前田は蹴り、指首はパンチという予想通りの展開に。

 2Rは一転して左ローの蹴り合いが続く。指首は飛び込んでのパンチを繰り出すが、前田は左ハイでけん制し、左ミドルをクリーンヒットさせる。指首も前蹴りで応戦。前田がやや手数で上回ったか。

 3R、指首は左ロー、前田は左ハイ。お互いに攻めては引き、引いては攻める。指首は執拗に左ローを蹴るがパンチでクリーンヒットが奪えない。前田は左ミドル、左ハイの見栄えもよく、僅差の判定勝ちで前田が決勝進出を決めた。

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