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【Krush】武尊、2度のダウンを奪い2度目の防衛に成功

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2014/08/09(土)UP

▲Krush-58kg級タイトル2度目の防衛に成功し、Krushガールズから祝福される武尊(中央)

グッドルーザー
「Krush.44」
2014年8月9日(土)東京・後楽園ホール

▼メインイベント(第9試合) Krush -58kg級タイトルマッチ 3分3R延長1R
○武尊(チームドラゴン/Krush -58kg級王者)
判定3-0 ※三者とも30-25
●鈴木雄三(極真会館/極真会館2009全世界ウェイト制重量級優勝、全日本ウェイト制四連覇/挑戦者)
※武尊が2度目の防衛に成功。

 両者は昨年3月の初代王座決定トーナメント準決勝で対戦し、武尊が判定勝ち。決勝戦で寺戸伸近を倒し、タイトルを獲得した武尊は今回が2度目の防衛戦となる。

 1R序盤から武尊が左ミドル、左ローを出しながら前進し、鈴木が退がる展開に。鈴木も蹴りを返しつつ右ストレートを出すとクリーンヒット。

 焦りの表情を見せる武尊だが、パンチのラッシュを仕掛けてダウンを奪う。立ち上がった鈴木に対し、武尊が連打を出すと両者はノーガードの打ち合いを見せた。

 2R、勢いに乗る武尊は左ミドル、ボディブロー、テンカオで鈴木を後退させる。

 接近戦になると武尊の打ち下ろす右ストレート、左フックがクリーンヒットし、鈴木はたまらず2度目のダウンを喫した。

 3R、武尊が左ミドルからパンチの連打。鈴木も打ち返すものの、武尊の回転力の速さが上回る。後半には武尊の猛攻の前にガードを固める鈴木はほぼ防戦一方となり、試合終了。

 大差をつけて2度目の防衛に成功した武尊は「僕はチャンピオンなんですけどベルトを獲るつもりで練習してきました。今回勝てばK-1に出られるという話を聞いたので頭にKの文字を入れてみました」とマイクアピールした。


  

▼セミファイナル(第8試合) Krush -60kg Fight 3分3R延長1R
○卜部弘嵩(チームドラゴン/ISKA世界スーパーライト級王者)
判定3-0 ※三者とも30-29
●山本真弘(藤原ジム/元全日本フェザー級王者、元IT’S SHOWTIME世界-61kg級王者)

 60kg Fightの今大会の2カード、卜部vs山本、卜部功也vs翔・センチャイジムについて宮田充Krush代表は「次の王座挑戦者はこの2試合で一番いい勝ちっぷりをした選手になる。挑戦者決定戦のつもりでやってほしい」とコメントしており、王者・大月晴明への挑戦者を決める重要な試合となった。

 1Rは両者ともに接近戦で打ち合う展開。2Rには、山本が左ミドルから左ハイと素早い蹴りのコンビネーションを見せれば、卜部も右ストレートをクリーンヒットさせる。

 卜部のクリンチが目立ち始め警告を言い渡される。

 3R、山本の蹴りに対し、何度も卜部の右ストレートが顔面をとらえる。中盤には、山本の飛びヒザに合わせて、卜部の右ストレートがクリーンヒット。これで山本は腰を一瞬落としたが、ダウンとは見なされず試合は続行。

 左ハイキックを当てる山本に対し、卜部がパンチの手数では圧倒。これが支持され、卜部がフルマークの判定勝ち。しかし、不満顔の卜部はマイクを渡されると「何も言うことはないです」と言ってすぐにリングを降りた。

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