【J-NETWORK】高橋、王者対決を制して二冠王に君臨
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二冠王に輝いた高橋幸光（左）を祝福するユタポン前田会長（右）
J-NETWORK
「J-KICK 2014 ～The sign of brave heart～ 3rd」
2014年8月17日（日)東京・後楽園ホール
▼メインイベント（第10試合） J-NETWORKライト級タイトルマッチ 3分5R
○高橋幸光（はまっこムエタイ/MA日本ライト級王者/J-NETWORKライト級1位・挑戦者）
判定3-0 ※49-48、49-48、50-47
●前口太尊（PHOENIX/J-NETWORKライト級王者）
※高橋が新王座に就く。前口は初防衛に失敗。
王者・前口は14勝のうち10勝がパンチによるKOというハードパンチャーで、2013年8月、わずか28秒でKO勝ちして王座を獲得した。挑戦者の高橋はテコンドー仕込みの蹴り技を武器にするMA日本ライト級王者で、二冠王を狙う。
1R序盤からジャブと右ローで圧力をかけて来る前口に、高橋は鋭い左ミドル。高橋の左ハイキックが顔をかすめると、前口はボディを打ちに行く。
2R、パンチで前に出る前口はボディを中心に攻め、左フックも狙う。高橋は蹴りで距離を取り、飛び二段前蹴りも繰り出す。前口が連打で高橋を追い詰める場面も。
3R、前口が一気にパンチで前へ出て攻め、場内が盛り上がる。しかし、冷静な高橋はあくまでも距離を保ちながら左ミドル。後半になると前口のパンチをかわして左ストレートを連続ヒットさせる。
4Rが始まると、すぐに前口がパンチを連打して高橋をコーナーへ追い込む。高橋は前蹴りで距離を取りつつ、左ハイ、左ストレート。前口のパンチをスウェーバックでかわして左ストレートを打ち込む。
5R、左のパンチで前に出て来る前口を左ミドルとヒザ蹴りで迎え撃つ高橋。さらに左フックをヒットさせ、首相撲からのヒザ蹴り。前口もKOを狙って左右フックで前に出るが、高橋の前蹴りと首相撲に阻まれた。
高橋がテクニシャンぶりを発揮して、判定3-0で二冠王に君臨。高橋は「最低でもベルトは10本欲しい。防衛もしていくので来年は防衛戦ばかりになっちゃうかな」と笑い、「年末のBLADEのトーナメントに出たいので優勝候補を潰していきます」と宣言。毎月試合を行っていくと語った。
▼第7試合 51kg契約 サバイバルマッチ1
○松田玲奈（y-park/J-GIRLSフライ級王者）
延長R 判定2-1 ※10-9、9-10、10-9
●グレイシャア亜紀（フォルティス渋谷/J-GIRLSフライ級2位、WMCインターコンチネンタル女子スーパーフライ級王者）
※本戦は28-30、29-29、29-29
現J-GIRLSフライ級王者・松田と初代J-GIRLS同級王者・グレイシャアの新旧王者対決。松田は6月の試合でプロ初黒星を喫したが、それまで10戦無敗だった19歳の若き女王。グレイシャアはこれが37戦目となる大ベテランだ。
1R、松田はフットワークを使って右へ左へと動き回り、時折飛び込んでのパンチ連打。グレイシャアは右ミドルと前蹴りで様子を見る。
2R、松田がパンチ連打でグレイシャアをコーナーに追い詰める。前に出ようとするグレイシャアに松田がパンチを浴びせ、グレイシャアはパンチ＆ローのコンビネーションで応戦。
3R、松田のパンチ連打にグレイシャアも応戦し、足を止めての壮絶な打ち合いに。その後も前に出るグレイシャアに松田はボディ連打、左右フックを放つが、グレイシャアもパンチで打ち合って右を何度もヒットさせ、ヒザも突き刺す。
判定はドローで延長戦に突入。いきなり打ち合いを挑む松田にグレイシャアも応える。前に出るグレイシャアは右フックを何度もヒットさせるが、松田も連打で手数を休めない。接戦は松田が判定2-1で制し、大ベテランを破った。
松田は「1月にチャンピオンになってから勝てなかったんですが、ずっと上がりたかった後楽園ホールで勝てて嬉しいです」と勝利者インタビューに応えた。
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